_新しいカイシャ_について_ホリエモンと_語ろう_

#新しいカイシャ について、ホリエモンと、語ろう。

こんにちは。nagata(@SsfRn)です。

少し前に参加した、サイボウズ主催の新しいカイシャについて、語ろう。(イベントレポートはこちら「コミュニティこそが、新しいカイシャのあり方」)。

そのイベントの参加者は全員招待者として参加できるということで、今回はこちらのイベントに参加してきました。

チームワーク経営シンポジウムです。

新しいカイシャについて、様々な方が集まってトークするこちらのイベント。

イベントとしてのパートは、大きく2つ。

なんと、あのホリエモンが来ちゃいます。個人的には、生ホリエモンは初めてだったので、とてもワクワクしておりました。

今回の記事では、こちらのイベントの様子をお届けしようと思います。なお、それぞれのパートで分けて、前後編の2部構成でお届けします。

前編は「ホリエモンと、語ろう。」です。それではどうぞ。


働き方改革とか何言ってんの?

サイボウズの株主から、イベント参加者が集い、約300名分ある席がほとんど埋まっていました(チームワーク経営シンポジウム後に株主総会が実施されるため)。

会場はとても立派で、サイボウズグッズも販売しており、一イベントとしてとてもクオリティが高いものでした。

(サイボウズ商店にてグッズが売られていました)

冒頭に青野社長から、サイボウズについて、今回のシンポジウムについて、の説明をいただき、いよいよホリエモンとのトークセッションになります。それでは、その内容を見ていきましょう。

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青野さん「堀江さんは一回も会社員を経験されていませんよね?」

堀江さん「そうですね。あの、、、意味がわからなくて。笑」

浜田さん「会社に就職することが?」

堀江さん「はい。子供の時に、こういうもんなんだと言われるじゃないですか。幼稚園とか保育園とか入るぐらいのころ、そこに疑問を持つことすら許されないみたいな。疑問を持つという問題意識すら持たないから、なんとなく違和感を感じながら12~3年ぐらい過ごしてきましたね。大学生になる前、わりとこう疑問を持ちながら、それに従ってきたところがあって。今とは違ってインターネットもないから、周りの大人の言うことの中で育ってきているんで、違和感感じつつも、合わせてきたところはありました。大学に入って”あ、大学って行かなくていいんだ。大学行かなくても誰も怒らないし、最高だなこれ。”と思って。笑 もうそれから完全に就職とかやらなくていいわ!とはっきり思いましたね。」

青野さん「すごいですね。私なんかは、大学入って”単位取っとかないといけないな”とか、”先輩が就職していったからそうしなきゃな”、とか思いましたけどね。」

堀江さん「いやぁ〜、一応僕考えてはいたんですよ。一応考えるんで、僕は私立の中高一貫の学校に入ったんですよ。それは、地元の中学とか絶対行きたくねえなとか思ったんで。でもそんな道があることも、僕は小学3年生になるまで知らなかったんです。今はインターネットで誰でも調べることができますけど、当時はそんなものないので、私立中学というものが存在することすら知らなかった。周りの大人も教えてくれないし。たまたま、小学3年生の担任の先生が”ここにいちゃ勿体無いから、中学を受験しなさい”と、”そのために塾に行きなさい”と、言ってくれたんです。それを言ってくれなかったら、今の僕はなかったかもしれないと思いますけどね。」

浜田さん「情報をくれた人がいたってことですね。」

堀江さん「情報をくれて、中学受験したんですけど”あれ?6年間やることねえな”となって。笑 だって、進学塾じゃないですか?大学に行くための塾じゃないですか?うちの学校って6~7割医学部で、残り東大みたいなところなんです。医学部に興味はあるけど、医者になるつもりもないので、東大かな?と思いました。でも、東大受験まで6年ぐらいあるなと、やることねえなとなって、ずっと遊んでいたんです。ずっとパソコンで遊んでたんで、今の僕があるわけなんですけどね。なので、疑問を持ったらその場で行動してた感じです。東大入っても、周りと同じように就職活動してて、”こいつらアホなのかな?”と思って。」

青野さん「笑」

堀江さん「僕は学歴差別するつもりはないですけど、大学受験のヒエラルキーで言うと、東大って一番上じゃないですか。一般的に。世間的なイメージ的に東大すげー!みたいなのがある。なのに、関わらず一般企業に入っている。他の学生と一緒になっているのを見たときに、”こいつら本当にバカだな”と思って。笑 そういうのがあったし、そもそも人口ピラミッド見たら、僕らの世代って人口数がピークで、大学受験が一番難しいときだった。今は20万人ぐらいだけど、当時は40万人ぐらいなので。大学の定員は大して変わらないので、大学受験がすげー大変だったし、就職も氷河期と呼ばれてた時ですよ。これから、人口って少なくなるよね、年金とか後ろ倒しになるよねとか、色んなこと感じていた上で、大企業に就職するのって全くこう合わないなと。」

浜田さん「今はそういう学生さんって珍しくないと思うんですよ。それをその時代で、、」

堀江さん「いや、すげー簡単な話ですよ!?人口ピラミッドの話とか!バカでもわかる!小学生でもわかる!」

浜田さん「いや、それを見ていないとか、、」

堀江さん「嘘でしょ!?東大受験する奴は絶対見てますよ!東大受験する奴は、人口ピラミッドの話は、絶対に理解しているはずだし、これから人口が確実に減っていくことは、当時の出生率がどんどん下がっている現状も知っていたはずだから、まぁ東大受験する人であれば理解して然るべき。だから、すごく簡単に想像できる未来なんですよ。」

浜田さん「だけども、そのレールから外れなかったんですよね?多くの人は。」

堀江さん「まぁまぁ、レールの話は置いといて、合理的に考えましょう。これから、何がいいんですか?と。実際僕は学生時代に、めちゃくちゃ稼げてたんですよね。他の学生もそうだったんですよ。普通にバイトしてても、20~30万ぐらい稼げるんですよ。」

青野さん「初任給よりもいいわけですよね?」

堀江さん「全然いいんですよ。だから、僕たちの年代で就職して、一番お金もらってたのはマスコミ。それこそ、週刊誌とかテレビ局とか。テレビ局とかより、文春とかの方がもらっていたと思いますけど。当時は全然一般的じゃなかったんですけど、ゴールデンサックスとか、外資系コンサルにいく人は若干名しかいません。それでも、バイトの方が給料がいいんですよ。だから、就職しても給料上がるのも時間かかるし、意味ねえなって思ったんです。そういう話の延長線上で、働き方改革とか僕からしたら”何言ってんだろう?”と。笑」

浜田さん「それは。そりゃそうだなと思ったってことですか?」

堀江さん「僕はアウトサイダーなので、鼻で笑う感じですね。笑」

青野さん「今更こういうこと言ってるよみたいな?」

堀江さん「今更感は全部あるんですよ。全体的に今更感なんですけど、風刺としてすごいおもしろい。」

青野さん「そうなんですよね。今はこう働き方改革だ!とか言ってるんですけど、気付いているようで、いまいち気付いてないんですよね。とりあえず、残業が悪だから、残業やめよう!みたいな。あれ?それ楽しくない方向向かっていませんか?と。世の中はこう言う段階なんですね。」

堀江さん「そう。世の中はそういう段階なんですけど、いまいまの話をすると、さっき出てきた飲み屋で駄弁ってた人たち(アニメ「アリキリ」)は1人も必要ないんですよ。」

堀江さん「あそこにいた若者も含めて、あいつらの仕事はもうないんですよ。本当は。実質的には、ないんですよ。」

青野さん「なくなっていくもの?」

堀江さん「いや、もうないんですよ!本当は。やつらがやっている仕事はないんですよ!いなくていんですよ!あの人たちは。だから、僕は雇わないんです。」

浜田さん「”99%の会社はいらない”っていう本を堀江さんは書かれていて、私読んでて面白いなと思ったのが、会社で働くということは、他人に時間を縛られていると。他人の時間軸で動かされていることを指摘されてました。」

堀江さん「優しく言うとそうなんですけど。笑 だから、あんまりいらないんですよ。人は。」

浜田さん「人がいならいということは、会社もいらない、、」

青野さん「ロボットとか、AIとかそういうものの代変するイメージですか?」

堀江さん「なんか、そんな大げさに構えなくても、それこそグループウェアとかでいいじゃんとか。」

青野さん「あー、そうですね。無駄な仕事っていっぱいありますもんね。いまだに会議のコピーとかすごいですよ。」

浜田さん「え?サイボウズでもやってるんですか?」

青野さん「いや、サイボウズでは禁止にしました。かつてはやってましたね。」

堀江さん「たまにね、新しく作った会社のCVCとかで、プレゼンをする時がたまにあるんです。たまぁに行くと、うわーみたいな感じで10人ぐらいの人が来る。おぉ〜となってしまうんですけど。」

青野さん「発言しない人もいっぱいいる?」

堀江さん「7割は発言しないですね。君たちはそこにいる必要があるのかい?っていうことがあって、”あ〜こんなことやってれば、そりゃ赤字になるわ”となりますよ。」

青野さん「それは、国際競争力的にいうとね、勝てるはずがないんですよ。」



食っていくには恵んでもらえばいい


堀江さん「いらない人たちが、いっぱいいるんですよ。」

浜田さん「そのいらない人たちは、何をすればいいんですか?」

堀江さん「遊べばいんじゃないですか?だから、あのアニメでいうとキリギリスになればいいんですよ。」

浜田さん「え?食べていくにはどうすればいいんですか?」

堀江さん「必ず食べていくって話をされるんで、ちょっと攻撃しますけど、、食べていくっていう定義を教えてください。」

浜田さん「給料が入らないと、生活ができないから。お金がないと食事もできないし、生活ができないですよね。」

堀江さん「生活できませんか?本当に?」

浜田さん「えーだって、入ってくるものがないと、支払えなくないですか?」

堀江さん「支払わなきゃいいんじゃないですか?」

浜田さん「支払わなくてどうするんですか?」

堀江さん恵んでもらえばいいじゃないですか。」

浜田さん「え、それで日本のどれだけの人に恵めばいいんですか?」

堀江さん「いやいや、あなたは社会全体のことを特に考えなくてよくて、自分が恵んでもらえるかどうかを考えればいいんですよ。マクロ経済とか考えなくていいんですよ。とりあえずミクロのことを考えましょう。」

浜田さん「うん、、、でもなんか恵んでもらうとか、気分的に嫌なんですよ。」

堀江さん「え?何でですか?僕はめちゃ嬉しいですけど。おごってもらったらめちゃ嬉しいですよ。ありがとうございます!!ってなりますよ。」

青野さん「心の壁でしょうね。僕たちが思い込んでいる常識を、壊さないといけないでしょうね。」

浜田さん「働いてお金をもらうことが染み付いていますからね。」

堀江さん「お金をもらうって言うと、投資されようが寄付されようが恵んでもらおうが働いてお金をもらおうが、一緒ですよ。お金の入りって意味では一緒だし、そもそもお金じゃなくていいんじゃないですか?って話ですよね。食べるって話をされていましたけど、飯全部おごってもらえばいいじゃんって。」

青野さん「なるほど。笑 大胆ですね〜。」

堀江さん「僕が言っていることはすごい極論だと思われますけど、普通に1人暮らしていくって考えると、多分服とかファストファッション全戦の時代でしょ?中古の服が500円とかで買えるわけですよ。それでいいじゃんって話もあるし。食い物だって、実は0円生活をしようとすれば、賞味期限切れ直前の食材を配ってるNGOとかあるんですけど、そういうところがくれますよ。そこまでいかなくても、今よりもっと安く調達する手段はいくらでもありますよ。家だって、シェアハウスとかすごい安いし、地方だとめちゃくちゃ安い金額で住めますし、今は地域おこし協力隊ってあるんですけど、あれ300万円とか出るんですよ。東京から過疎地域に行くと、無条件で300万円くれるんです。さっき、食っていくという話をされましたけど、それは事実的には簡単ですよ。」

浜田さん「でも、なんだろう、、それが嫌だと思ってしまうのは、、。働いていないと、やりがいとかがないみたいな。」

堀江さん「え?遊んでてもやりがいないですか?」

浜田さん「遊び方がよくわからない。私は。笑」

堀江さん「例えば、僕昔毎日ゴルフ行ってましたけど、すげー充実してましたよ。」

青野さん「なんでしょうね?私は、以前松下に務めていた時よりは、好きなことしかやってないですね。いらない事業は売っちゃいましたし、自分の周りには好きなことしか残さないようにしないと精神衛生上悪いので、そうしてますね。」

堀江さん「僕は社長はやめちゃいましたからね。」

青野さん「すごいですよね。」

堀江さん「一社も社長をやっていない。」

青野さん「全然、法人化もしていない?」

堀江さん「いや、法人はありますよ。ありますけど、社長は別にいて、若くてやる気のあるやつに社長をやってもらっています。」

青野さん「本当にあれですね。自分のやりたいことに集中してらっしゃる。」

堀江さん「せっかく会社やめられたんで。12年前に強制的に会社辞めさせられたんで。笑」

会場「笑」

堀江さん「まあ、いい機会だなと思いました。あの時唯一難しいなと思ったのが、技術者の組織なんですよね。アプリを作るすごいいい体制が出来ていたのに、これが使えなくなったのはすごい悔しいなとなりましたね。」

青野さん「今はどうされているんですか?」

堀江さん「今はIT以外の部分が面白い。IT以外の部分に注力しすぎているので、そっちの方にリソースを割いているので、ITの人材に困っていないんですよ。やっぱり作るのって結構大変なんですよ。お金も時間も必要だし、ケアも必要なんで。」

青野さん「今だとロケットやられてますよね?あれも結構お金かかりますよね。」

堀江さん「一回作ったんで、どうやって作ればいいかが大体わかってます。チームビルディングとか。でもやっぱり時間はかかりますね。まあ、だから会社辞められたんで、すごい自由に時間作れる。でもほとんど人は嫌な仕事をしていると思うんですよ。なので、辞めちゃえばいいんですよ。」

青野さん「辞めても食えると。」

堀江さん「いやいやいや、食えるとか食えないとかそういう話は、僕の中では議論が終わっているんですよ!」

浜田さん「そう言われても意識は変わらないんですよ〜!」

堀江さん「じゃあ反論してみてくださいよ!反論あります?ないでしょ?」

浜田さん「なんか罪悪感があるみたいな、、、世の中の役に立ってないんじゃないかという、、」

堀江さん「今でも役に立ってないと思いますよ。」

会場「笑」

浜田さん「そうかもしれないですけど、、笑」

堀江さん「みんなそう思ってるだけで、大して役に立っていない。自分が思っているほど、自分は社会の役に立っていないと思います。だから、僕もそうです。別にそこを意識する必要がないんです。」

浜田さん「自分の代わりはいくらでもいる?」

堀江さん「そうそうそう!よく会社で病気でも休んじゃいけないんじゃないか?とか思っている人いますけど、行かなくていいんです。」

青野さん「あー、逆にそういう人ほど厄介だったりしますよね。」

堀江さん「そういう場合もあると思うんですけど。ぶっちゃけ、ほとんどの仕事が役に立ってないんですよ。会社もだいたいぶら下がっている人の方が、多いと思いますよ。」

浜田さん「それはそうですね。そう言われることは多いと思いますけど、青野さんのところは違うでしょ?」

青野さん「違うと信じたいですけどね。笑」

堀江さん「いや、どんなに素晴らしい組織でも、ぶら下がっているやつは絶対にいます。半分以上は稼いでないです。それはしょうがないんです。だから、単純にこれはおっしゃった通り、意識の改革の問題だけだと思います。」



遊んでいるやつが最強の時代


堀江さん「僕がいつも言う、人生のコストの話があります。家、車、配偶者、子供です。これでだいたい2億円ぐらい。」

浜田さん「車はやめられますもんね。」

堀江さん「いや、全部やめられますよ。僕は全部やめてますから。」

浜田さん「え?家は?」

堀江さん「家ないです。」

浜田さん「それは持たないということで、借りてはいるんですよね?」

堀江さん「借りてないです。ホテルとか、人の家とか泊まらせてもらっています。」

浜田さん「人の家。笑 でも、ホテルだとお金かかりませんか?」

堀江さん「大してかかりませんよ?あ、でも、僕は金をかけてもいいんです。そうじゃなくて、金かけなくても生きていけるよね?って話です。車はなくてもいいじゃないですか?結婚しなくてもいいじゃないですか?子供つくらなくていいじゃないですか?僕の中のリサーチによると、本当に結婚したくてしている人は半部以下です。」

会場「笑」

堀江さん「本当に、本当に結婚したいなと思って結婚している人は、半分以下だと思います。今の時代、結婚したいとか、付き合いたいとか思う人の方が少ないですよ。」

浜田さん「それ本当ですか?」

堀江さん「それは、皆んな突き詰めて考えていないだけだからです。まぁこいつでいいかな?とか思って結婚している人はいると思うし、なんかそろそろ結婚しなきゃなとかで結婚したりとか。」

青野さん「周りのプレッシャーとかもありますからね。」

堀江さん「僕が言ったのは、本当の本気で結婚したいなと思って結婚している人は、半分以下だなという風に感じるということ。さらに、子供を作りたいと考えている人は、その半分以下だと思います。なので、本気で突き詰めて考えれば、やめられるんですよ。やめると、結構身軽ですよ?でも、仕事ありきで考えちゃってるから、これからはAI・ロボットの時代になってくると、彼らは富を作り出してくれるんで、僕たちは稼ぐ必要がない。これはテクノロジーの賜物ですよ。だから、僕たちは好きなことをして生きていけばいいんです。くそつまんない経費精算とかデスクワークとかしてる人いるじゃないですか?あんなの、僕一切やってないですよ。全部外注ですよ。」

浜田さん「そうやって、どんどん自分の手を空けていくんですね。」

堀江さん「そうそうそうそう。次は多分、遊んでいるやつが最強の時代ですよ。」

浜田さん「そうすると、どんどん会社がいらなくなる?」

堀江さん「僕の友達に、けん玉と人狼ゲームで稼いでいる人がいるんですよ。コダマさんって人なんですけど。彼はもともと、リクルートコスモスで不動産の営業をやってました。30歳ぐらいの時に、突如辞めたんですが、その時は何も決めてませんでした。楽しく生きたい!って辞めて、けん玉に出会い、人狼に出会い。超マイナーじゃないですか?マジョリティの方々から言うと。だけど、それをめちゃくちゃ頑張って、世界的けん玉ダンサーとなっていて、人狼でもスターなんです。」

浜田さん「その人はリクルートコスモス辞めた時は、けん玉得意だったんですか?」

堀江さん「いや、全然。」

浜田さん「あ、でも好きは好きだったんですよね?」

堀江さん「多分そうでもないと思いますよ?笑」

浜田さん「よくけん玉に目をつけましたね。」

青野さん「でも、けん玉ってすごいニッチに見えますけど、世界的には市場規模は大きいですよね。」

堀江さん「相当大きいですよ!さらに、物販も絡む。けん玉が着るファッションもあります。僕たまに着てますけど。」

青野さん「サイボウズの共同経営者の畑も、けん玉大好きなんです。電玉って言って技を認識できるサービスを作ってるんです。」

堀江さん「へぇ〜!そしたらコダマさんのこと、絶対知ってますよ。」

青野さん「ビジネス的な要素もあって、面白いんですよ。」



今の学校教育は正直何の役にも立ってない

堀江さん「僕らの子供の頃って、、今もそうなんですけど、ゲームをやろうとすると制限しようとするじゃないですか?アホなんじゃないかと。」

浜田さん「やった方がいい?好きなことは。」

堀江さん「そりゃそうでしょ。笑」

浜田さん「あるじゃないですか。ゲームやりすぎると、成績が下がるとか、、」

堀江さん「いいじゃないですか。下がっても。大した成績じゃないんだから。皆んな理解しようとしているのに、それを認めようとしないんだもん。今、小中高でやっている9割は何の意味もないですよ!!なんの意味もないです!!」

青野さん「ほとんどが使わないですもんね。」

堀江さん「全く意味ないですよ!!だって、ググればわかることばっかりだもん!」

青野さん「あ〜そうですね。ググる方がよっぽど役に立つ能力かもしれませんね。」

堀江さん聞く前に探す能力があると、強いんですよ。そっちの能力の方がいいと思う。今はビットコインが流行ってますよね?でも、それを知らないじゃないですか?その仕組みとか。ここの会場にいる人は多少知っているとは思いますけど、学校教育の中で1ミリも教えないですからね。全然教えないですよ。びっくりしますよ。だから、今の学校教育は正直何の役にも立ってないですよ。」

浜田さん「だから、遊ぶ方いいって?」

堀江さん「遊ぶ方がいいんですけど、それは教えるの難しいので、僕そう言う活動やってるんですよ。オンラインサロンとか。なんか、高校行かないといけないんじゃないか?と子供は思ってるし、親も思ってるし、先生もそう言うから、9割9分の子供は高校に行っちゃうんですよ。もう3年間めっちゃ勿体ないんで、僕高校作るんですよ。」

浜田さん「え?」

堀江さん「高校潰すために、高校作るんですよ。小泉首相の自民党ぶっ壊すみたいな。H高等学校って作るんです。」

浜田さん「N高に対抗して?笑」

堀江さん「パッケージなんですよ。通信制の高校で作れることがわかったので、最低限の高校履修単位を取れる体でやります。実際取れるんですよ?そこに生徒を入れて、とりあえず高校です。」

浜田さん「そこで堀江さんは、何を教えてとかあるんですか?」

堀江さん「教えてとかじゃなくて、これから役に立つスキルを実践してもらうみたいな感じです。例えば、寿司職人コースみたいなの作るとして。寿司って、ぶっちゃけセンスある人は1日で握れるようになるんですよ。下積みなんていらないです。自分で握ってるんですけど、全然大丈夫。」

浜田さん「本当?」

堀江さん「だって、今はテクノロジーがあるんだから、飯炊きなんて今いい炊飯器ありますからね。」

青野さん「確かに!間違いなく追い越されていますからね。」

堀江さん「酢飯のレシピなんて決まってるんだから、ちゃんとしたお酢やちゃんとした調味料を調達してくれば、いい酢飯作れますよ。そんな難しくないですよ。」

浜田さん「じゃあ、堀江さんもそれができるってことですね。」

堀江さん「できますよ。それなりに。あとは場数なんで。多分、センス良い子は2~3ヶ月で寿司屋に立てるんですよ。立たせちゃえばいいじゃんって。高校生寿司って作ってね。高校生が寿司を握ったら、高校生!?すげー!ってテレビ局とかが飛びつくわけですよ。絶対飛びつくから。世の中のやつ、高校生プレミアムすごいんですよ。僕にも、それをアピールしてくる高校生っていっぱいいます。”堀江さん、僕高校生なんですけど、起業しようと思ってるんです。”とか。へぇ〜って感じですよ。関係ねえじゃん。お前ただ若いだけだろって。」

浜田さん「でも、世の中は飛びつくわけですよね。」

堀江さん「そう。高校生なのに起業するなんて、すごいですね〜!みたいな。僕からすれば、何言っちゃってんの?って感じです。でも、それを利用させてもらおうと。」

青野さん「新しい高校で、どんどんやっていくわけですね。」

堀江さん「高校生プレミアムがあるうちに、高校生寿司ですごいレベルの寿司を握らせて、超人気店にして、ミシュランの星取ってやればいいかなと。既存の権威は全部利用します。」

青野さん「面白い。」

堀江さん「それで、高校生でもミシュランの星取れるんじゃん。ってなったら、皆んなの価値観が変わって、うちの高校の寿司学部は超人気ですよ。」

浜田さん「なんだったんだろう?あの下積み時代はって感じですね。寿司職人の方は。」

青野さん「堀江さんは、今までの既存の道を、どんどんひっくり返してしまいますね。」

堀江さん「ひっくり返してるんじゃないですよ。現実はこうなんです!こうやって生きた方が得ですよ!っていうのを、お見せしているだけです。」

青野さん「なるほど。手品のタネ明かしをしている感じですね。」

堀江さん「そうそう!僕は手品してないんですよ?僕はタネを明かしているだけです。だから、手品師の人たちから嫌われるわけなんです。あいつタネ明かしやがった!と。」

青野さん「なるほど〜!笑」

堀江さん「あ、めっちゃ良い例え言ってくれましたね。ありがとうございます。使わせてもらいます。」

会場「笑」

堀江さん「本当に手品師って、手品師のルールがあります。手品師しか買えない、ECサイトみたいなのがあるんですよ。そこに売ってるんですよ。手品道具が。」

浜田さん「それは、一般の方が買えないことがミソなんですね。」

堀江さん「そうですそうです。そういう仕組みなんです。」

浜田さん「一般の人も、そのレベルにいってるんだけど、そこは見せないよってやってるから、堀江さんはそれは違うでしょ?って言ってるわけですね。」

堀江さん「そうです。皆んなでそれを守ってるんです。だから、お前それ本当のこと言っちゃダメだろ!って。本当のこと言ったら潰すよ!って言われるわけです。でも、逆に言うと僕は手品師にもなれるんです。」

青野さん「そうですよね。タネ明かししなければ、ずーっと儲けることできますもんね。」

堀江さん「そうなんですよ。でも、僕はそれは面白くない。手品のタネの知ったら、皆んなに明かしたくなるんです。こういうことは、こういうことですよ〜、と。」

浜田さん「なるほど〜」

堀江さん「ロケットの事業をやってるんですけど、ロケットエンジンの実験ができる場所って、日本って3~4箇所しかないんですよ。」

浜田さん「北海道と、、、」

堀江さん「いや、北海道とかじゃなくて、組織でね。JAXA、三菱重工、IHIぐらいしかないんですよ。当然、JAXAの実験場なんて、使うのが大変なんですよ。使えないことはないんだけど、書類とかすごい必要。小型ロケットの打ち上げ実験ができるのって、うちかJAXAぐらい。大学の教授が、ロケットの論文が書きたい人がいたとしたら、それができるのは実質うちぐらい。だったらうちの高校来なよと。」

青野さん「なるほど。」

浜田さん「堀江さんって、今ホリエモンイノベーション大学って作ってるじゃないですか?それは大人版ってことですか?」

堀江さん「いや、違うんですよ。HIUでもいいんです。既成概念が、高校行かないといけないんじゃないか?の刷り込みが強すぎるんですよ。HIUでもいいんだよ!って言ってるんだけど、よく高校生が”高校生でも入れますか?”って来るんですよ。入れるんだけど、入れないって思っちゃうから、聞いて来るわけです。」



会社を利用する働き方


堀江さん「さっき複業の話があったじゃないですか?僕が言っていることを実践してくれる人は少ないんですけど、去年からブレイクした箕輪くんっているんですけど。」

浜田さん「あ!あの編集者の!」

堀江さん「そう。あいつは、めちゃめちゃ会社を利用してるんですよ。俺給料0円になっても、幻冬舎やめないって言ってるんですよ。彼は幻冬舎の給料の5倍ぐらい稼いでるんです。半年前の話なので、今はもっと稼いでると思いますけど。」

浜田さん「News picksの本出しているんですよね。」

堀江さん「News picksも幻冬舎と提携してますからね。彼は”絶対幻冬舎は俺を雇ってた方が幻冬舎の収益にいいから、俺を雇ってるはずだ!”と言っています。強いでしょ?」

青野さん「強い。」

堀江さん「強いんですけど、そういう働き方、そういう会社の使い方があるんです。」

浜田さん「箕輪さんが会社を使ってる部分って何なんですか?」

堀江さん「幻冬舎っていうブランドと、幻冬社から書店の流通ですね。」

浜田さん「1人でやるより、その方が簡単にできるから、それを利用しているってことですね。」

堀江さん「そう。組織を自由に使えるじゃないですか?」

青野さん「主従逆転感がありますよね。」

堀江さん「だから、会社使っちゃえばいいんですよ。あ、これはおもしろいな!俺もどっか会社に所属してみようかな?と思ったりもしましたよ。会社のルールには従わないですよ?それでもいいのだったらという話です。」

浜田さん「関係してみたい会社とかあるんですか?」

堀江さん「どこでもいいですよ。ちょっと大きいぐらいだったら。僕だったら、技術者が集まっているところとか。」

青野さん「それはあり得るシナリオですよね。堀江さんのアイデアを貸していただけるなら、うちの技術者出します!という会社とか、いっぱいあると思いますよ。」

堀江さん「それがね、意外と証券会社の圧力がすごいんです。”堀江と関わると上場できねえぞ”とか。」

会場「笑」

堀江さん「マジで圧力かけてくるんですよ。本当に!本当に!だからベンチャー企業とかはビビっちゃう。この前も、とある会社の社長から取材をお願いされて、OKしたんです。そしたら広報が”いや、御社と関わると上場できないみたいなので、なかったことにしてください”って話をされました。これは本当です!嘘言ってもしょうがないので。」

浜田さん「何でそんなことするんでしょうね。」

堀江さん「わからないです。今流行りの忖度なのかもしれないです。実際、たくさんの上場企業と関わらせてもらったり、未上場の企業と関わらせてもらっても上場したりしました。そういう事例ありますよ!と言っても、いや念のため、、、となるんです。」

浜田さん「大企業でもあるんですか?」

堀江さん「いや、これはわりとゆるい関わり方はさせてもらえるんです。そうじゃなくて、がっつりとしたものはないですね、、、まあ僕の話はよくて、個人の働き方として、会社の資金力とかブランドとかを使って生きていくというのも、ありです。そっちの方がやりやすくないですか?完全に独立してやるよりも。」

浜田さん「そりゃそうですね。自分で全部作らなくていいですしね。会社を利用できたら一番いいですよね。」

青野さん「社員一人一人がその意識がある会社は、とてもハッピーでしょうね。」

浜田さん「でも、それをするためには、箕輪さんとかみたいに実力を持たないといけないですよね?」

堀江さん「いや、箕輪なんて本当に3年前は、めちゃくちゃしょぼいやつでしたからね!」

会場「笑」

堀江さん「本当に!!僕が箕輪の例をあげているのは、そこなんですよ。彼はふたば社という、ちっちゃい出版社の社員だったんですよ。”あ、やべ。こいつのオファー断ればよかった、、、。”と思いましたもん。当時は。会った瞬間に。」

青野さん「その転換は何なんですか?」

堀江さん「それは、彼曰く、僕の多動力という本を、彼が編集したんです。彼は今そういう人の本を編集しながら、その本に書かれていることを先に行動しちゃうんです。だから、彼は多動力を体現しているんです。僕が言ったことをそのままやってるんです。例えば、”できない奴はメールの返信も遅い”とか、実際にそうなんです。秋元康さんとかITに疎そうな感じじゃないですか?でもLINEの返信鬼早ですからね。JK並みに早い。」

会場「笑」

青野さん「箕輪さんは、それを行動していると?」

堀江さん「箕輪って今神社のプロデュースしてるんですけど、多動力お守りとか作ってるんですよ。笑 ちょっと売れそうでしょ?お守りって原価率めちゃめちゃ低いですからね。それを作るって話になって、僕もいい話だなと思いました。そこで、多動力っておみくじっぽいなと思って、おみくじ作ろうぜ!と。今日実践すべき多動力は〇〇〜みたいな。それをさっき思いついて、さっきメッセンジャーで送ったら、5秒で返ってきましたよ。”やりましょう!”と。」

青野さん「早い!」

堀江さん「これ多動力に書いてあることです。」

浜田さん「じゃあ、色んなことに対してもマルチで対応してるんですかね?」

堀江さん「”やりましょう”って言うだけだから、7割ぐらいやれそうだなと思ったら、やりましょうと返すだけだから、ものの5秒もかからないじゃないですか?そんなの、自分の時間の中にいつでも挿入できますよ。そんなので全然いいと思うんですよ。要は、箕輪くんは僕とか色んな著者の方々、色んな人たちに会って全部吸収してるんです。吸収して行動してるだけなんです。すごい簡単ですよ!」

浜田さん「今や、箕輪編集室というオンラインサロンも、盛り上がってますもんね。」

堀江さん「そうなんですよ!箕輪編集室って今500人ぐらい人がいるんです。箕輪編集室って、HIUの完コピなんですよ。僕も最初は絶対完コピしろって教えてました。できない奴は、すぐ差別化とかオリジナリティとか言い出すんですけど、”いや、まだ型が出来ていないんだから、型をパクれ!”と。先駆者から型パクれと。落語家だって、最初は古典落語をさらうんだよ?師匠に習ったものを。そこから自分のオリジナリティが出る。完コピできないような人には、そもそもできないんだよ。それで、(箕輪くんは)”完コピしまーす”と箕輪編集室作って完コピしたから、うまくいくんですよ。よく言われるのが、あれは堀江さんだからうまくいくんでしょ?と。いや、誰でもできるように作ってあるから!彼はそれを信じてその通りにやったら、その通りになったというだけです。全然小難しいことなんてなくて、誰でもできることなんです。」

浜田さん「やるかやらないか?」

堀江さん「箕輪ができたら、誰でもできますよ。」

会場「笑」

堀江さん「あいつはやりきったんですよ。」

青野さんやるかやらないかなんですね!

堀江さん「HIUを作ったのも、そのためですよ。本とかメルマガとかで、ずっと発信し続けたのに、実際に行動に移すやつが2~3%ぐらいしかいなくて。これではだめだ、せめて10%に上げたいな。と思ってHIU作ったんですよ。オンラインサロンで、僕が言ったことをそのまま実現する人が出て来るんですよ。そうすると、他の人が”できるんだ!”となって、その人の真似をしようとする。だから、多少は良くなったんですよ。その次は、うちの弱いところ、、まだアウトサイダーが多いんですよね。つまり、既存の社会に馴染めなくて、フラフラしてたところにHIUがあって、藁にもすがる思いで入って来る人って意外と多いです。正直、平均的にものすごいスキルが高いわけでもないです。むしろ平均値よりも低いかもしれない。なので、メインストリームのレールを入っている人たちを、引っこ抜いてくるにはどうしたらいいか?ってところを、すごい考えています。」

青野さん「なるほど。」

堀江さん「テクノロジー系に強い人を集めてきて、ボンボンボンとサービスを作って、成功事例を作る。」

青野さん「あれですね。その平均以下の人たちが成果を出し始めると、”なんだ?あいつができるなら俺だってできるはず!”と、触発されますね。」

堀江さん「それがなかなか触発されないんだよなぁ〜。本当に動かないんですよ。」

浜田さん「どこが違うんですかね?」

堀江さん「2種類あって、本当にかしこくて、僕の言ってることを完全に理解して動く人が一つ。もう一つはバカです。最初のリスクを分析できないんです。分析能力がないので、とりあえず走っちゃうみたいなタイプがいます。実際はバカの方が多いですよ。」

浜田さん「やっぱり考えないで動くのはダメなんですか?」

堀江さん考えないで動くがバカだから、それはうまくいくんです。うまくいってます。」

浜田さん「じゃあ、とにかく動く?」

青野さん「まさに多動ですね。」

堀江さん「小利口よりバカの方がましだよね、という話です。」

浜田さん「今日はガツンと頭殴られた感じですが、そろそろお時間が来てしまいました。」

堀江さん「皆さん、行動してください。あ、行動するのにすごい簡単な話があります。明日の朝、アイスクリーム食べましょう。要は、これまでと違ったことをやっていきましょう。簡単なことからやりましょう。ありがとうございました。」


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いかがでしたでしょうか?

ホリエモン節全開のシンポジウムになりました。


最後に

ホリエモンが言っていることは、難しそうで、とてもシンプルなことだと思います。

行動しましょう!

型を真似ましょう!

常識を疑いましょう!

でも、実際に体現していく人が少ない。本を読んで満足するのと同じですね。

私自身も、刺さる言葉は多々あり、自分自身を見直していく必要があるなと、率直に思いました。

皆さんも、ぜひ行動していきましょう!

それでは!


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