星々の花 星に願いを星の願いを その10

満月の夜。稲光がし、雷が鳴り響いている。雨もときおり激しく降っている。芒種に相応しい。稲妻ともいうから稲は雷を待っていて雷も電光石火で飛んでやってくる。
雲の向こうの満月。太陽をリフレクトするお月様があんなにボコボコだったなんて今でもちょっとびっくりする。
満月の反対側の太陽へ。小さな太陽=火と音が通じる花を活ける。ゆっくりとした爆発としての樹木、そして火花としての花。
モナルダ(松明花)とスモークツリー(煙の木)。そして姫雷電あるいはナナカマド。落雷して発火。ナナカマドは七竈。七回窯に焼(く)べても燃えないという。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?