インタビュータイトル

インタビュー企画 vol.1

こんにちは!砂川です。

突然ですが今回から新たな試みとして、インタビュー企画を始めてみようと思います!

これまでは大学受験や勉強についての話が多かったかと思いますが、それに加えてさらに先の将来のことにも目を向けてみよう!ということで、皆さんの先輩である宮古島出身の社会人や宮古に関わりのある人を中心に仕事や価値観についてインタビューし、ちょいちょい記事を書いていきます。

第一弾は現在東京で家具職人をやっている岡村憲朋先輩です。

岡村憲朋(おかむらのりとも)
1992年生まれ。宮古高校を卒業後、東京の大学に進学。大学では建築学を学び卒業後はゼネコンに就職するが、そこで「職人の技」に魅せられ2年半で退職を決意。退職後は世界半周をし、その後特注家具製作所に就職。そして現在に至る。

なんだかひょうきんな感じの写真ですね。憲朋先輩もMya-hk LAB.のメンバーとして一緒に活動していて、わたしも後輩として仲良くさせてもらってるのですが、色々な経験をしていて友達も多くとても面白い人です。

ちなみにゼネコンとは「General Contractor」の略称で、総合建設業者という意味です。マンションやビル、その他の施設を含めて「建物」を立てるための工事の全てを行っています。

今回は憲朋先輩の学生時代や仕事について、そして重要なキーワードである「旅」についてインタビューしました!


家具職人になるまで

ー憲朋先輩は現在26歳で家具職人。なんで家具職人になったんですか?

ゼネコンで働いていたときに、職人たちの高度な技をたくさん見る機会がありました。例えば、ある現場は15所帯入るマンションを作る現場だったんですけど、内装が15個全部違うんです。
そこで職人の技や技術をみて、手に職をつけることの大事さやかっこよさを感じましたね。DIYがもともと好きだったのもあって家具職人になろうと決めました。

ー学生時代から建築とかものづくりに興味があったんですか?

もともとは社長になりたいと思っていたので経済学部志望でした。が、父親に「なんの社長になりたいか」と聞かれた時に全然想像できなくて、漠然とものづくりに携わりたいと考えていたのと、当時サラリーマン金太郎の主人公に憧れていたのもあってなんとなく建築かなという気持ちで建築を専攻しました。

※サラリーマン金太郎は主人公の矢島金太郎が建設業界でサラリーマンとして活躍する話です。


「旅」を通して考えたこと

ーゼネコンをやめた後世界半周に乗り出したそうですが、そのときの話を聞かせてください。

仕事をやめて次の仕事が始まるまでに結構時間があったんですけど、そのときにちょうど世界一周している友達から連絡がありました。もともと興味があったしいい機会だと思って途中から合流しました。

ー海外に出て変化したことはありますか?

変化というよりは考えが深まった感じです。もともと、「日本の子供たちには夢がない・無気力だ」と言われているのはなぜなのか自分なりに考えていました。子供の夢ランキングを見てみると上位にプロスポーツ選手、消防士、警察官、Youtuberなどが上がっていて、それらの共通点を考えたところ、どれもみんなが想像できるわかりやすくてかっこいい職業だと感じました。

ーなるほど、確かにそうですね。

子供の夢は基本的にかっこいい大人への憧れから生まれるものだと僕は考えていて、夢がないのはこうした大人たちを見ていないからだと思いました。自分の親がどんな仕事をしているかわからない、周りの人たちも含め仕事を頑張っているかっこいい大人はたくさんいるのに、それに気づいてない子供たちが多いと感じましたね。

実際海外の子供たちは親の仕事を引き継ぐことが多くて、靴磨きを三代にわたってやっているという少年もいました。

ーでもそれはそもそも選択肢がそれだけだからというのもありますよね

確かに日本と違って他の職業を選択することが難しいという環境にあるのも事実だけれど、それでもその子たちは親に憧れ、仕事に誇りを持っていた。

日本では逆に与えられすぎて選びきれないというのもあるかもしれないですね。選択肢はあるのに実際に何をしているかわからない、そこに実感が伴っていない、みたいな。

ーそう考えると家具職人ってめっちゃわかりやすいですよね。「家具を作ってる」っていう笑

そうそうわかりやすいの。周りの大人がどんな仕事をしているかを知るためには、例えば家庭内では家族間のコミュニケーションが重要だと思います。大人もかっこいい大人になるべく、そしてそれを知ってもらうべく行動していけば、子供たちのあり方も変わるのではないかと考えています。


ー今後は何をしていきたいですか?

今後は、今までの人生で培った経験や能力を活かしつつ、地元である宮古島で活躍したいと思っています。若い人が頑張っている姿を学生たちに見せて、子供たちの夢になれるような大人になりたいです。

ーありがとうございます。最後に島の後輩たちに一言お願いします!

悩むよりまずは行動を起こすこと!世界ってめっちゃ広いんだけど、一歩出てみると意外と狭かったりする。それは一歩出てみないとわからないことです。
行動を起こすと必ず問題や変化が起こってくるのでその都度考えないといけません。でもそれは先に進んでいる証拠なので、ずっと悩んで立ち止まっているより行動しながら考えることがとても大切です!


まとめ

かっこいい大人が身近にいるというのは確かに大事なことだなと私も思いました。自分からどんどん外に出て行動していきたいものですね!

第一弾どうだったでしょうか?自分でインタビューするのは初めてだったので緊張しました。

次回もお楽しみに!

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