不安を味方に

「不安」を味方につけるには

心がゾワゾワして不快な気持ちにさせる不安
これを味方につけられたら、これほど嬉しいことはないですよね。


不安は、日常生活のあらゆる場面で感じます。
特に、志望校に合格するという目標に向かって受験勉強しているみなさんは、
・受験に失敗してしまったらどうしよう…。
・模試で良い点数が取れなかった。今の勉強方法は本当に合っているのかな…。
といったような不安に悩まされることもあるのではないでしょうか?

今回の記事では、そんな厄介な不安との付き合いかたについて、亀川がお話ししようと思います。

不安になることは悪いことではない

上に書いた通り、確かに不安は厄介なものです。
しかし、勘違いしてほしくはないのですが、不安になることは決して悪いことではないのです。

どうして!?って思いましたか?

なぜなら、不安は前に進もうとする人が、現在・未来に対する不確定性に挑戦している証拠でもあるからです。
もう少し砕いて言うと、不安を感じている人は、うまくいくかわからないことに挑戦している、とても勇気のある人だということです。

受験というものはきっと、皆さんが生きてきて初めて経験する、不確実性の高い、重大なイベントですよね。
そんな恐ろしいものに初めて挑戦するときは、誰でも不安を抱くに決まっています。もちろん、僕も受験のときは大なり小なり不安を抱えていました。

そのためまずは、自分自身が勇気のある人だと認めてあげることが大事なのです。

ぼんやりとしているから不安になる

さて、自分を認めてあげることはできましたか?
ただ、それができてちょっと落ち着くことはできたとしても、不安が消えることはないかもしれません。

そこで、みなさんに聞いてみたいことがあります。

あなたの不安とはどういうものなのか、明確に誰かに説明することはできますか?

ちょっと考えてみてください。意外とはっきりと言葉にするのは難しくて、なんとなくぼんやりしたものが頭の中にあるということに気付くと思います。

そうなんです。不安というものは形が明確じゃなくて、捉えどころがないからこそ不安なのです。
なんとなく、ぼんやりとした居心地の悪さというものが不安というものだと言えます。

そう考えると、そのぼんやりとしたものを明確にすることができれば、不安とうまく付き合っていくことができる、ということになるのです。

「悩む」から「考える」へ

どうしよう、大丈夫かな…
と不安にさいなまれて頭がぐるぐるしている状態を「悩む」と言います。一見頭を動かしているように見えますが、実は不安がぼんやりとした状態のままなので、その解決には何も意味をなしません。

そこで、ぼんやりとしたものを明確にする頭の動かし方、「考える」に切り替えましょう。
自分自身のぼんやりとした悩みに、一つ一つ丁寧に何故?どういうこと?と問いかけ、具体的にしていくのです。

例えば、先ほど上に挙げた
「受験に失敗してしまったらどうしよう…」
に色々質問を投げかけてみるとします。
この不安を少し分解すると、「受験」と「失敗する」という要素が見つかりますね。

ではまずは「受験」について。


・受験っていつの受験?あと何ヶ月くらいある?そもそもどの大学を受けるんだっけ?
・そういえばもしダメだった場合浪人は許してもらえるのかな?親に少し相談してみよう。
・自分は浪人生活を乗り越えることはできるだろうか?浪人をしたことのある先輩に話を聞いてみよう。

「失敗する」はどうでしょう。

・そもそも失敗するってどういう意味?第一志望に落ちること?それとも滑り止めも全部落ちてしまうこと?
・「失敗=第一志望に落ちる」だとすれば、本当にその大学は自分が行きたいところかをもう一度考えてみてもいいかもしれない?
・「失敗=全部落ちる」だとすれば、なぜそんなに自分の勉強方法に自信がないのだろうか?もう一度、先輩たちが書いていた記事を元に目標・勉強方法を見直してみたほうがいいかも?もしくはLINE@で先輩に勉強方法が大丈夫か質問してみようかな?

という風に、次々と具体的な質問が出てきて、より不安が明確なものになっていきます。ポイントは、最終的に具体的な行動にたどり着くことです。
このように、「悩む」から「考える」と頭の動かし方を変えることで、何をすればいいか明確になり、いつの間にか不安が和らいでいるはずです。

実際に書き出して不安を「俯瞰する」

上で説明したように「考える」とき、大事なことがあります。それは、実際に手を動かして書きながら考えることです。
もちろん、たくさんの質問を自分自身に投げかけるので、忘れないように整理しながら考えるため、という理由もあります。
しかしそれ以上に、不安を俯瞰することができるようになるため、紙に書き出すのが大事なのです。
(俯瞰する、という言葉を知らない人は辞書で引きましょう。受験に限らずとても重要な言葉ですよ!俯瞰はフカンと読みます)
まず、実際に紙に書き出すことで、「自分はこういう不安を持っていたんだな」と再認識することができます。
また、不安を具体化していく中で、質問同士の新しいつながりが発見できて、思いもよらない行動の仕方が見えてくることもあります。
さらに、不安を紙に書き出すことで、その不安が「他人のもの」に思え、不安に対する質問を色々と投げかけやすくなります。自分の不安に対して、自分自身で相談に乗るようなイメージですね。
このように、自分の不安を俯瞰して見ることで、どんどん不安を明確にしていってください。

不安を味方に

以上のように不安と向き合うことで、具体的な行動が見えてくるので、不安に悩まされていたときよりも成長できるということがわかるでしょうか?

あれほど厄介だったものが、いつの間にか自分を成長させる味方に姿を変えました。

これから先、受験に限らず不安になったときは、味方がやってきたと前向きに捉えて、自分を成長させてしまいましょう!


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また、周りに不安に悩まされている人がいたら、ぜひこのnoteを教えてあげてみてください!

それではまた。亀川でした。

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