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2018年で印象に残っている7つのこと。

2017年9月のデンマークの旅をきっかけに、大人のための人生の学校を日本に作るという構想が始まりました。

その構想を具体化するために2人でとにかく対話を続けた2018年。あまり外向きに動いてはないけど、印象に残ってることを7つ紹介。

1.こんぱす初めてのイベント。一泊二日の宿泊イベント@藤野
神奈川県藤野市の古民家を借りて2人で初めてのパイロットイベント。参加者はクローズドで声をかけて7人。社会人1〜5年目くらいの同世代対象に実施しました。テーマは新年なので、「1年の計を立てる」。他者との対話の中で、2017年を振り返りながら、2018年をどんな年にしたいのかを考える時間に重きを置きました。ワークショップも実りある時間だったけど、印象に残ってるのはみんなで薪で暖炉の火焚いたこと。簡単そうに見えて火を焚くって意外と難しく、30分以上試行錯誤。ほぼ諦めたときにパッと火がついた瞬間が忘れられない。その火を囲みながら日々思ってることなどをシェアする時間がとてつもなく愛おしかったなぁ。

2.自由の森学園を訪ねる。
2017年に参加したEDU☆COLLEで出会った中野校長先生を訪ねて、自由の森学園へ。自由の森学園は、点数によって能力を相対的に評価する「点数序列主義」に迎合せず、一人ひとりをかけがえのない「個」として育む教育を目指して設立された学校。アートの時間、織物の時間、クラフトの時間など頭だけでなく、手を動かす時間も大切にされているという印象。生徒の評価もテストではなく、一人ひとりが何を学んだのかというレポートをベースにしていたり、生徒の個を尊重しているということが先生の話からも、生徒の表情からも感じられました。

3.EGAKUに参加。
アートに触れたい。手を動かしたい。ということで2人でEGAKUのプログラムに参加。(デンマークのフォルケも「頭」でなくて「手」を動かすアートの時間がたくさんあるんです。)久々に無心になって絵を描き描き。自分の絵について説明するのも、いろんな人からコメントをもらうのもくすぐったいけど、普段とは違った角度から「自分」を知る心地の良い時間となりました。

4.デンマークのフォルケ経験者にヒアリング。
理想の人生の学校について、2人で対話をする中で、「そもそもフォルケってデンマークの人たちにとってどんな存在なんだろう?」と疑問に思い、フォルケ経験者のデンマーク人数名にオンラインでインタビュー。募集はFBの"Japan Denmark Platform"で。「日本にフォルケを作ろうと思っててー、インタビューさせてほしいー」という私の投稿に対して数十名のデンマーク人からの連絡がバンバン届き、デンマーク人の優しさに感動。ヒアリングから出てきたキーワードは「社会から少し離れた場所」「明日ではなく、今日のための学校」「家族」「コミュニティ」「元気をもらえる場所」というような言葉たち。何かスキルを得るという話より、そこにいる仲間たちと、人生について向き合うことそのものが価値なのかなと感じました。次の問いは私たちが作りたい場所はどんな場所?

5.東川町でフォルケ構想。
こんぱす@北海道。美味しい食べ物と温泉を求めて...ではなく、ファーム・レラという養鶏業を営んでいる新田由憲さん、みゆきさん夫妻を訪ねて東川町へ。おふたりの事業の未来を構想するセッションに私たち2人もお邪魔させて頂きました。(主催者からこの話を聞いた時はビビビッとくるものがあり、参加させて頂きました。)
滞在した2日間の中では、東川町の農家さん、新田さんの森、養鶏場、など様々な場所に実際に足を運びながら過去そして未来に想いを寄せました。その中で、一番印象に残ってるのは新田さんご夫婦の「未来な何を残せるか」、そして、「人は地球🌏に住まわせてもらっている」という視点。自然にも、人にも、負荷をかけない形での在り方を個人としても、事業としても、実現していて、うっとり。おふたりの持っている哲学があまりにも素敵すぎて、2019年の夏に一緒に学びの場@東川町を作れないか構想していこうとなりましたので乞うご期待。

6.エココンシャスジャパンの戸沼さんとのお食事会
友人の紹介でエココンシャスジャパンの戸沼さんと3人でお食事。戸沼さんは北欧スタイルのエコでオシャレな旅づくりのスペシャリスト。私たちが戸沼さんを知ったきっかけはFBの”フォルケホイスコーレ・プラットフォーム”というグループがきっかけ。プロフィールをみてなんだか素敵な人がいるぞと思い、共通の友人を通して、お会いすることに。(れいちぇる、ありがとう!)娘さんのデンマーク留学をきっかけに北欧に興味を持った戸沼さん。気づいたら事業を立ち上げてたというものすごくパッションに溢れた素敵な女性でした。北欧独特の考え方。文化。社会のあり方。生き方。豊かさ。居場所。そして、日本がそこから学べること。など話は多岐に渡りました。最後には、たくさんのcheer up!をもらいました。

7.おしゃべり映画館スタート。
そろそろイベントやりたいね。ということで、スタートしたのがおしゃべり映画館。

映画の後にはおしゃべりを。おしゃべりしたくてうずうずするような映画を集めて、余韻に浸りながらおしゃべりをすることを通じて、自分と世界の捉え方を紡ぎなおす時間に。

第一回目の映画は教育関係者の間で話題になってる”Most Likely to Succeed” を上映。
イベント開催するタイミングで、さきが映画の舞台となったHigh Tech Highに訪問したこともあり、リアルな現場の話を交えながらの映画鑑賞。

鑑賞後は参加者30名で対話。印象的だったのは、教育の話題だけでなく、新しい学びというテーマから、自分たちの働き方などにも話が広がってたこと。人の学び方を問い直すことと、人の生き方を問い直すことを切り離すことはできないのかもしれない。

リアルな場で、リアルな声を聞くこと。2人だけでなく、みんなとどんな未来をつくりたいか考えていく。そんな2019年にしたいと決意することにつながった1日でした。

2018年で得た気づきや繋がりを大切にしながら、2019年ひらいていきます。


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