見出し画像

【インターン振り返り記】学生余白研究員それぞれの思い

12月に第一期インターン生の活動が終了しました。若い世代に、Compath/フォルケホイスコーレを知っている人を増やしたいという想いから募集のかかり、7名のインターン生が採用。

各々のやりたいことや強みを活かしながら、学生余白研究室を立ち上げました。今回はそんな第一期インターン生の振り返りをお届けします。(一名現在ピースボート旅に出かけているため、今回は6名分の振り返りになっています)


お題
あなたにとってCompathでのインターンはどんな時間で、どんな意味がありましたか?

しーみー

好きと得意を重ね、実践していく期間。
振り返るとインターンでは一言でコミュマネ的な役割を担いました。主にコース参加者とインターン生を繋いだり、自分の普段活動している領域の人をCompathを巻き込んだり、インターン生のチームビルディングや内省の機会を作ったり、外部に向けてたワークショップやパネルトークイベントの実施をしました。
自分は人と人が出会う瞬間、出会ってから生まれる可能性に興味を持ち、普段から人づくり・場づくり・組織づくりを中心に活動しています。Compathでは、自分の好きをベースに仕事をさせていただきながらも、普段10名以下の場を作ることがほとんど自分が、30名集めますと少しハードルをあげたりなど、自分の中で好きなことで挑戦していく機会になりました。
何でも好きをベースにやることを大切にしたいのと、人に貢献していくことでやりがいを感じる自分にとって、好きなことを貫き、磨いていくことで人や組織のためになっていくといった好き×得意の掛け合わせが大切になっていることに気づき、インターンではそれを実践する期間となりました。


むー

大好きだったCompathの世界観の中で、普段だったら知り合えないような仲間と人生が交差したような、そんな関係性の中で自分自身を見つけていくような、そんな時間。
最初はCompathに関わってみたくて応募をしたインターン、やっていることに興味があったものの、いざ自分たちがつくり手に回ると難しい難しい。特に、自由に「やっていい」と手放されたとて、何もない状態から自分たちで意味を生み出すことが思った以上に苦戦して、全然進めないフラストレーションをそれぞれが抱えていた気がする。そして実際作ったイベントも、はじめは思うように進まずに悔しい思いをして長文のふりかえりをスラックに投稿したり、実際に届けたい人に届けられなかったり。正直最後になっても、あれができたかも、これができたかもと思うことは多かったかもしれない。
けれど、インターン生同士の関わりやサポートの有り難さを感じられたり、つくった場に参加した人が「来れてよかった」と言ってもらえる瞬間を世に生み出せたことは、「実感」となって私に組み込まれたと思う。そして実際に誰かに触れてみることが、次の思考と想いをつくってくれることに気づけた。

ののか

Compathでのインターンの時間は、見えないゴールにもがきつつも、素敵な人たちに支えられた温かい時間でした。何も知識も経験もない私がComapthのために貢献できることがあるのかという不安を抱きながら、自分にできることを模索し続けた4ヶ月でした。
どのように若者に、フォルケやCompathの存在を知ってもらい実際にコースに参加してもらえるかを考えるのがとても難しかったです。ゼロからイチを創ることの難しさを目の当たりにし、自分の無力さを実感しました。他のメンバーが仕事できて頼ってばかりな部分がありましたが、その分超スーパーインターン生に出会えて自分もそうやって対話や企画を進めれば良いんだ!と同じインターン生から学べることがたくさんありました。
そして、安井さんの人を信じる力の揺るぎない信念を持つことって、簡単そうで難しいことだと思いました。それができる安井さんは本当に尊敬です。自分もこんな大人になりたい、こういうスキルを身につけられるようになりたい、と、自分が目指したい人としての姿をインターンを通して再発見することができたと思います。無力ながらも、他者の背中を見て学ぶことができたと思います。

まっすー

Compathのインターンとして過ごした時間は、自分自身の不甲斐なさと余裕のなさに苦しんだ時間でした。
2年前、Compathのコースに参加したことがとても大切で心に残っています。そんなCompathを同世代にもっと届けたいと思いインターンに応募しました。
しかし、本当に届けたい人に届けるのも、興味を持ってもらうのも、さらには理解してもらうのも、全てが簡単なことではないと実感しました。また、オンラインで0から関係性を作り一緒に物事を進めることが、私にとっては茨の道でした。自分の短所ばかりが浮き彫りになり、自信と余裕が萎み、他のインターン生と比べてできない自分が不甲斐なくて、どうすればよかったのか、未だに答えを探しています。
何もできなかったという気持ちが強いですが、作成した投稿のいいねや説明会に参加してくださった方が支えになりました。また、いつも優しい言葉をかけてくれた魅力溢れるインターン生のみんなと安井さんにもありがとうと伝えたいです。もっとゆっくり話がしたかった。今ある後悔を忘れずに、いつか答えを見つけて、フルパワーの私でCompathやみんなの力になれるように頑張ります。

りみ

Compathのインターンを通して得たことは、自分を知れた事です。
これは私にとって大きな進歩でした。自分が得意な事、苦手な事など、インターンを始めた頃は、何もわからず、初めのMTGで自分のスキルについて書く機会があり、白紙だったことを覚えています。
しかし、インターンではやった事がないことにも挑戦する、人から学ぶ、上手くいかなくても誰かが助けてくれる、そんな環境が私を大きく成長させてくれたと感じています。正直一緒に活動していた他のインターン生は、私にとってすごい人たちで、なんでもできて頭の回転も私の5倍くらい速い。一瞬埋もれかけている時もあったけど、どうにか生き延びたという感覚が残っています。
インターンの面接で私は「このインターンが今の私にとってどうしても必要なんです」と言った覚えがあります。 面接をしてくれた安井さんは少し驚いたようにも見えましたが、きっとその思いを汲み取ってくださり、今の私があります。日本に帰国してから半年間、迷子だった私に、今の自分が何をしなければならないのか、道標を示してくれた時間でした。感謝しきれません。

あーやん

Compathでのインターンは、少しネガティブに聞こえるかもしれないけど、「もどかしさの連続」でした。 「余白」を大事にしようという団体のもとで働くため余裕を持ちすぎていたのかもしれません。ゆっくり進んでいるつもりでも、やるべきことをできていなかったり、期限を守れなかったり、タスクが溜まりすぎてパンクしたり…。 自分のポテンシャルをいかせていないことに自己嫌悪になり、自分のだらしない部分とまっすぐに向き合った4ヶ月間だったと思います。
それでも続けられたのは、「自分の可能性を信じてくれる人たちが待ってくれていた」ことに尽きます。 「きっとできるから」と信じて励まして優しく叱咤してくれた安井さん、少しでも進捗をうむとほめてくれるインターン生のみんな、活動を紹介すると応援したり意見をくれた友だちがいたからこそ、最後まで走り抜けられたと思います。
自分としてはできなかったことばかりで、自分がインターンを始めた時に想像していた理想の自分にはなれていないと思うけど、それでも「できたこと」に気づいてくれるCompathには、感謝でいっぱいです。

まとめ

こんにちは、Compath共同創業者の安井早紀です。「最後にまとめの言葉をお願いします!」としーみーにお願いされて綴っています。サクッと書くつもりが、思い出しながら書きはじめたら長くなってしまいました。笑

まずは、Compathの記念すべき第1期学生インターンの皆さん、本当に本当にお疲れ様でした!!インターンを募集してみたら想像以上にたくさんの応募者が申し込んでくれて、絞れない〜〜!と面接しながら頭を悩ませるところからスタートしました。ひとりひとり、応募フォームから伝わってくる想いが強くほんとうに素晴らしい方々でした。

そこから集ってくれた個性豊かな7名。お題も抽象的なテーマで「学生にとって余白の価値とは」「どうやって広めていくべきか」。Compathの経営陣でも解がない領域のものをお任せしていたので、めちゃくちゃ難しかったと思います。文字通り何もないところから、それぞれの考えやアイデアをすり合わせるところから始めました。インターン受け入れも初、テーマも抽象的、仕組みも整っているわけでもないなかで、7人のみんなが知恵と経験を出しながら、最後まで走り抜けてくれたことに深い感謝の気持ちでいっぱいです。

1期生の一番大きな成果としては、これからの学生インターンの土台になる「学生余白研究室」という枠組みを産み出してくれました。9月中旬にキックオフしたインターンですが、noteの投稿日を見ればわかるように、ここに辿り着くまで意見とアイデアのすり合わせに1ヶ月近く時間をかけました。
産みの苦しみが伝わってくるでしょうか笑

その土台に乗せていくように、イベント・instagramとnoteの投稿も朱玉のコンテンツがたくさんできました。どれも、学生余白研究室のみんながいなかったら作れなかったものたちです。

あとは、アウトプットだけではなくプロセスも。このまとめnoteをはじめ、インターンをどう進めていくか、会議や対話の時間をどうつくっていくか、みんなの「こうしたらどうですか」「こういう時間つくりましょう」というアイデアでほとんど全てのものが形作られています。折角経歴も個性も違う7人が集まってるんだから、と始まった問いと対話の時間が私の中で好きな時間でした。

スプレッドシートに溜まっていった問いたち。まだまだもっと話したかったな〜

上でみんなが書いてくれているように、私もプロジェクトもチームもゼロイチで産みだす大変さと面白さを一緒に味わった4ヶ月間だったことと思います。よかったことと同じくらい葛藤したことを率直に書いてくれているみんなのコメントが、それだけ本気で生身でCompathのインターンに向き合ってくれた証であり、感謝の気持ちでいっぱいです。大学生の貴重な時間をCompathに割いてくれてありがとう。才能も性質も意欲も凸凹を補完しながら走り抜けた感覚が強くて、誰ひとり欠けてもできなかった。

学生インターン、あらため「学生余白研究室」は、これからも期ごとに継いでいく組織にしていきたいと考えています。いつか、学生余白研究室の期を超えた同窓会ができたら、面白いな〜。
1期はこれで一区切り。本当におつかれさまでした!そして、ありがとう。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?