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AEFA 谷川洋さん

コンセプト・バンク事務局の遊佐です。

今日はGGD48の谷川洋さんが理事長を務める認定NPO法人 AEFA アジア教育友好協会を訪ね、お話しを伺いました。

谷川さんは2004年にAEFAを設立し、教育環境の不充分なアジアの主にインドシナ半島にこれまで200校以上の学校を建設してきました。その学校建設は単に校舎を造るだけではなく、建設内容・建設後の運営への住民参加、そして日本の学校と建設校の子供たちの国際交流の<3階建構想>で行われています。

ハコを造るだけでは持続しない、現地の村人たち自らが建設に関わり自分たちの村に誇りを持って学校を育てていくことが大切だと言います。

そしてこうした活動は双方向であって意味を持つと、日本の子供たちに現地の生活を知ってもらうための出前授業や、教員、保護者、地域の方々への気づきとなる活動を継続して行っています。当たり前に学校に行くこと、当たり前に読み書きができること、当たり前に水が出ること…これらが当たり前ではない同世代の子供たちの現実に、単に「かわいそう」ではなく恵まれた環境に感謝しつつ自分たちが「誰かのために」できることを考える。

「自分のためだから」勉強しなさい、という言い方をしていた自分を振り返ります。

地域の力は周りがお膳立てして作るものではなく、自立して団結してこそ地域力として発揮されるのだと、その支援の必要性や根本的な考え方に深く考えさせられました。

ただ、これらの活動には単発で終わらせない継続的な支援が必要です。そのために新たな支援の輪の広げ方や、ご支援いただいている方々へのフィードバックの仕方など、このプロジェクトに参加している実感を持っていただけるようなアイディアを出し合い仕組み化していくことが今後の課題であるということでした。参加型社会ですね。

お伺いした事務所はスタッフの皆様方の温かい想いがそのまま感じられるとても居心地の良い空間でした。力強くて優しい、AEFAの活動そのものだと感じられました。谷川さんの笑顔の中に、たくさんの子供たちの未来を見ることができました。

人それぞれ生きてきた道、経験を社会参加として昇華させるには、「誰かのために」を考えたときに答えが出るのではないでしょうか。

http://www.nippon-aefa.org/


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