新入社員研修って意味あるの?

朝晩は肌寒い季節になってきたが、各社新入社員の受入準備を初めているのではないだろうか。

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弊社のクライアントには

「全員長期インターンで顔見知りなので~」

「もう既にアルバイトで来てもらってますから~」

の様なところも少なくない。
という事で各社受入れ準備と言っても様々である。

・PCの確保
・社員証の発行
・労働条件通知書の再提示準備
・雇用契約書の準備
・健保の手続きの準備
・雇用保険の準備
・税金の申告準備
etc...

業務上必要な事から法的な事までやる事は様々である。

そんな「様々な受け入れ準備」であるが、その中の一つが新入社員研修の
準備である。

本日はそのことについて少し書いておきたいと思う

研修で出来ることできないこと

弊社の様な人事系サービス提供者がそんな事を言っては本末転倒なのかもしれないが、1~2週間やそこらの研修で人の意識は変わらない。

もう一度言う。

1~2週間程度の新入社員研修では新入社員の意識は変わらない

企業サイドの期待としては
「学生から社会人へ意識を変える」等の意識変革系が多いが、それを
達成する事は研修だけでは困難である。

では、何を目的として実施するものなのか。
それは

「気づき」

である。
やはり研修の真骨頂はこの「気づき」にある。

気づきが得られない理由

人は適応する生き物である。
研修内容が現場とかけ離れたものでは忘却と日常の上書きにより
研修への投資(気づき)は無意味なものとなる。
(「時間を守るのが社会人だ」と研修で再確認し、現場に出てみたら時間通り会議が始まらない環境ではその新入社員もそうなってしまう。元CAが教えるビジネスマナー等はサービス業等の特定の業種にとっては素晴らしいものであるが、現場で誰もそんな事をやっていない企業等で実施する事はハッキリ言ってクレイジーだ。)

また、その企業でのインターンやアルバイト経験が1年以上ある等の方々に
未経験者向けの研修プログラムを提供する等も同様である。
繰り返しになるが

「そんなこと現場で誰もやってないし」

は本当に意味が無い。
従って新入社員研修の準備は

・現場の仕事を理解し、そのステージに合わせ、目的を明確に定めたプログラムを組むこと
(外部依頼の場合は、担当講師がどの程度自社の業務やステージを理解をしているかを見定めること)

成果測定の難しいところではあるが、人事担当の方は「あの企業がやっているから」ではなく「自社に合ったもの」を作り上げて頂きたいと思う。


株式会社コンセプトゲート
OFF-JT推進チーム
https://concept-gate.jp/



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