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アマチュアバイオリニストで身体の使い方を勉強中です。

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最近の記事

楽器が上達するために必要な練習

 いきなりですが、楽器が上達するために必要な練習について書いてみます。  高校でコンマスになって以来、私はバイオリンを教えること、バイオリンの技術について興味を持ちました。  なぜ興味をもったかを箇条書きにしてみますと、 ・教え方がわからない ・同じ時期に教え始めたのに成長に著しく差が出る ・身体の個人差による教え方の違いを考えないといけない ・小さい頃から真面目にやってる人ほど身体こわして演奏家人生が終わってしまう ・うまいけど音が固い人がいる 本当はこの一

    • バイオリンの演奏と身体の使い方について 1

       今回から、バイオリンの演奏と身体の使い方について書いていきます。  しばらくは、なぜ身体のことを気にしだしたのかについて書いていきます。  高校生のとき、オーケストラ部に入ってました。そしてそこで衝撃的だったのは、高校からバイオリンを始める人がいるということでした。   私は、小さい頃からバイオリンをやっており、バイオリンというのは小さいころに始めないといけないと思い込んでました。  高校2年になり、代替わりの時期を迎え、わたしはコンサート・マスターになりました。

      • 上手くならなければいけないのか?

        気が付けばもう6月ですね。 なんだかスキッとしない天候が続いていやですね。 さて、今回は上手くならなければならないのか?ということについて書いてみましょう。 結論。上手くならなくてもいいです。 終わり(笑)。 これだとひどすぎるのでもう少し続けてみます。 そもそも、上手いってなんですか?技術があることですか?表現力があることですか?その両方を兼ね備えていることですか? いまあげたこと、全部正しいでしょうね。 そういいつつあえて言えば技術があることでしょうね。表

        • なぜうまくなることを目指すのか?

           前回、楽器演奏する目的は、演奏することそのものが楽しいので、うまくなることを目指していない人がいらして、プロの指導者が戸惑ったというお話をしました。  前回、わたくしはそれで楽しいならうまくなる必要はないのではないかと書きました。  そういうと、お前は上手くなりたくないのか?と言われそうですが、それは話が違ってうまくなりたいです。  ではなぜうまくなりたいのか。問題はそこです。世の中の楽器演奏なさる方のなかには、 「演奏するからには上手くならなければならない。」

        楽器が上達するために必要な練習

          演奏の楽しみ方?

          いきなりですが、アマチュアで楽器演奏する人の楽しみって何でしょうか。 うまくなることでしょうか? 先日、オンラインで雑談しているときにこんなような話題になりました。 ことのきっかけは、オンライン雑談会の参加者の音楽教室の参加者が、 「上手にならなくていい。楽器を演奏することが楽しいんです。」 とおっしゃったとのこと。 この言葉に対し、指導する先生が思わず戸惑ったそうです。 この話を聞いて、演奏する楽しみって何だろうと考えました。 そしてなぜ、指導する先生が戸惑

          演奏の楽しみ方?

          ヴァイオリンパート内であわせる方法について

           他のSNSで書いたことをこちらでもアップします。  ヴァイオリンは大勢の人数で同じことをするわけです。ということはパート内であわせないといけません。 ではどうやってあわせればいいんでしょう。これは色々なやり方や考え方があると思うのですが、今回は俺が思うやり方を書いてみたいと思います。 あわせるために必要なこと、キーワードは「呼吸」です。 まずコンマスやパートリーダーがアインザッツを出すときに、きちんと呼吸すること、すべてはここから始まります。 昨年の12月24日にバ

          ヴァイオリンパート内であわせる方法について

          バイオリンの理論 右手2

           さて今回も右手について書いていきます。  前回は人差し指に焦点をあてて書いていきました。  でもね、右手の重要な問題って人差し指だけじゃないですよね。ボーイングという重要な問題というか論点もありますよね。  本当に右手は色々とクリアしなければいけないことが多くて大変だなと思います。  前回の最後に、 「弓に自分の右腕の重さをのせなさい。」 と言われた場合、どうすればいいの?というところで話が終わりました。 ここからは抽象的な話になってしまいますが、ヴァイオリンを弾くには

          バイオリンの理論 右手2

          バイオリンの理論 右手編1

           今回から数回にわたり、右手のことと身体のことについて書いていきたいと思います。 右手はヴァイオリンにおいて重要です。 なぜなら音色を作るのは右手だからです。 1、音を作る要素 ではヴァイオリンの音を作る要素はなんでしょうか。 わたしが思うに、 ・圧力 ・弓の速さ ・サウンディングポイント(註;弓を置く位置のこと。例えば駒寄りにおくか指板よりに置くかなど) ・弓を弾く位置(先弓、元弓など) の4つです。 つまり、これら1つ1つの要素の組み合わせにより、理

          バイオリンの理論 右手編1

          バイオリンの理論 左手編

           今回から具体的に書いていきましょう。 前回書き忘れてしまいましたが、このシリーズはバイオリンを実際弾いている方が対象に書かせていただきます。 まずは左手です。 バイオリンは難しいですが、なぜ難しいのでしょう。その要因はいろいろありますが、その一つに 「左手の押さえる場所がわからない」 というのがあると思います。 例えばピアノやギターは鍵盤やフレッドで押さえる場所がわかります。 でもバイオリンをはじめとする弦楽器はわかりません。 なので、どこを押さえれば何の音

          バイオリンの理論 左手編

          バイオリンの理論 はじめに

           このブログでは私が高校時代から考えてきたバイオリンの理論をできるだけコンパクトにお伝えしようかなと思います。 そもそも、なんでこんなことを考えてたのかを今回はお話します。 理由1 高校時代に管弦楽部に入ってたのですが、高校2年生のときにコンサートマスターになりました。 このとき、困ったことがおこりました。 それは、、、 「新入団員にバイオリンを教えなければならない!」 です。 これは困りました。 それでふと思いました。 「俺ってどうやってバイオリンを弾い

          バイオリンの理論 はじめに