CEATEC2018 レポート

出遅れましたが、CEATEC JAPAN2018 見に行ったレポートです。
今回は営業的観点で「どのブースが人を集められるか?」「どんなブースだとリーチ取りやすそうか?」を意識して見に言ってきましたので、その観点でレポートします。

■オプティム IoTプラットフォーム
IoT分野だと一つのリーディングカンパニーだと感じています。
一昔はTelepathyとスマートグラス組んでる位の認識でしたが、今回は 「AI・IoTプラットフォーム」で 実績が積みあがった形を展示していて、数多くのナショナルカンパニーが展示している中 200名弱の会社が 1ブロック(おそらくブース代だけで1000万円以上)で立地よい所押さえているのをみて(相当早く予約しないと無理)本気度を感じました。
また単一だけでなく、協賛している企業が名だたる企業もあり、実績重視を感じました。(NTTドコモ、丸紅無線通信、SCSK、パソナテック、ビックローブ)
各ソリューションをOptimのIoTプラットフォームを利用している構図で、実践的なIoTで、そこまで手に届きそうにない大きなプロジェクトではないので問合せしやすさ(リードを取れる)を感じました。

丸紅無線通信の「TRASCOPE-AI」 
以前から聞いていた内容ですが実機を見ると中々優れた商品になっていたので 今後小売店でも 導入が実践的かと感じました。カメラで人物特定(登録していると名前がでたり、推定年齢が管理側で表示される)や車番特定される仕組み。SIM付だから 取り付け条件も厳しくないのが売りのようです。
(思った以上に大きいなカメラでしたが、、、)

■ACCEL LAB(株式会社アクセルラボ)

ほとんど知らなかったのですが、いわゆる 空間のIoTサービスを提供する会社。いわゆるスマート家電のプラットフォーム提供らしい。
アメリカのBrain of Things Inc.社と提携で、こちらも大きな小間を展示していますが、来場者は他と比べまばら。。
おそらく 認知が薄い・事前情報が少ない・スマート家電の照明や監視装置が色々置いてあるけど、目新しさがないのが原因かな。
展示方法は見やすいけど、人が集まっていない。
(今回のメインがトヨタやクラリオンに比べる位置だから見劣りしたのかしれません。)
展示方法で 特に新しくないけど、実践的だったのが アプリでも画面と ディスプレイのリンクが単純で分かりやすいなと感じました。

■ELECOMグループ 
PC周辺機器のELECOMが CEATECに展示するとは びっくりしました。日本的なのか説明のポスターや実践的もあって、内容的には上のアクセルラボと同じ 空間の監視ソリューションですが、人はこちらの方が集まっていました。
細かい商品が多いけど、本当に実践して機器もソリューションも提供しているのが分かる内容でした。(展示は参考出品的が多い中、実践的はすばらしい)ELECOMがクラウドを語るようになるとは、、、
中でも気になったのが 堅牢タブレットPC(ZEROSHOCK)
ほんとに丈夫だし、バッテリーも起動しながら交換できる建築現場には必要とされる仕様。お高いのかなーと思ったら本当に高かった。。(1PC 20万が標準価格。。。)自分が以前 仕様検討したときタフタブレット250ドルくらいで原価作ったことあるが、やはり売る力があるところは違うなと感じました。

ELECOMとアクセルラボの違いは 
・見て実践的に感じるか
事前情報(ITメディアなどのメディア利用)をしているか
説明のポスターが細かくても読むために立ち止まる時間が長い(=リーチしやすい)
シンプルでデザイン的カッコよさも良いが、日本の展示会は ポスターと実践デモが多いブースの方が人が長く立ち止まりので 人が集まりやすい と感じました。

■ユカイ工学
こちらは一転として、「ザ★シンプル」
ロボ(ねこのしっぽと キッズ向けコミュニケーションロボット)と簡単な説明のロボのみ
でも人は絶えないブースでした。
(Aさんに挨拶したいと思いつつ、何周しても接客中だった)


なぜ人が絶えないか?


場所がすごく良い点 と 展示がシンプルだから まず触ってみようと思う点がマッチしている
場所については、そこまで大きくないけど こちらも相当早く申込して、人の導線を把握しているようでした。
展示がシンプルなのは 写真でも分かると思います。
こちらのブースもすごく参考になるケースでした。

個人的には ねこのしっぽがあの価格でバカ売れしているのを見て、製品コンセプトはとても洗練されて進めた結果なのだなーと

■BOSCH (ボッシュ)
スマートホームやコネクトカーでは世界でリーディングカンパニーらしいです。特に全然興味湧く展示ブースではないのですが、無駄に車を置いて それをスライドした大型ディスプレイがスライドするたびに車のあらゆるところがBOSCHのテクノロジーが使われているのを表現しているのですが、車一台と大型ディスプレイ・動くたびにディスプレイが変わる仕組み に大きなコストをかけて、すごいお金の使い方だなーと
やはり世界企業は視点が違うなーと感じる展示でした。(まったく参考になりませんが)

■au(KDDI)
5Gの世界を感じられるブースですが、体験型としてはとても楽しいコンテンツが多かったブースでした。でも auじゃなくてもドコモでも 5Gだと同じだし、、と思いながら、ただ体験を楽しみました。
こういったコンテンツ制作の仕事を受注したいなーと思いながら。。
このクラスになると さすが展示のコンテンツだけで KDDIやさすがトヨタと思わせれば、出展価値があるのだと再認識しました。

■三菱電機
ひいき目も多少あるが SHARPより体験型が面白く、展示も内容興味深かった。8KがすごいぞーというSHARPより 日本の根本基盤を作っているぞーアピールしている三菱電機の方が人が多く集まっていました。(体験が多いから、単純に人が並んでいたのかも)
中でも 現時点世界最速エレベーターをVRで体験できるコンテンツ。
119階を53秒をVR体験 ホント分かりやすい
(ちなみにうちのビルの9Fまで 25秒)すごい早さですね!
中国出張中で ビルのエレベータが三菱や日立だと ほんとに安心して乗っていたので、頑張れ三菱!日立!と個人的にも応援しています。


まとめ
その他 コネクトカー(トヨタやクラリオンなど)・金融系IoTプラットフォーム・無人決済ソリューション系は カットします。
出展する時の個人的なポイントをまとめておきます。
●足を止める 出展内容のナビゲーション・デモタイムは非常に重要
●ポスターは細かくても 少し興味ある人で一読はしてくれる(ただし 2m離れても読める範囲で)
立地は 相当格差あるから、出展するとしたら出来る限り 早く申し込む(ブースの広さより立地)(これは非常に難しいのですが、、)
●できるだけ出展中メディアに注目浴びる もしくは広告を打つのも手
(当たり前なのですが、来場者は メイン以外はだいたい ITニュースで事前調べてくるケース多いのではと感じました。会場が大きいから)

以上


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