8/5になって、ようやくこれはなんかおかしいぞ、と思うようになりました。
こんなに7度3分の熱が続いた事はありません。
大阪市内の文教地区に引っ越してきて3年、風邪にかかったこともないので何処に医者がいるのかもわかりません。
とりあえず、熱中症の後遺症だから点滴してもらえるお医者さん探そ。
まずはGoogleマップで近所の内科を調べます。隣の駅には医者が多いようですが、うちの駅には2軒しか内科がありません。
そしてその内の一軒のホームページには写真のような但し書きがありました。
「風邪症状、発熱の診療は出来ません」。
ん？内科で風邪の診察出来なかったら何の診察するん？
そして、もう一軒の内科のGoogle口コミには「熱と風邪の患者さんは再診でも診ません」と扉に張り紙がしてある！と怒りの投稿が。

え？うちの近所って熱患者診てもらえないの？？？え？どうするの？

この辺りでFacebookにウチの周りでは熱患者診てもらえないらしい…と書き込みました。
そうすると複数の方から「コロナじゃないと思うけど、診てもらえない、という相談を保健所にした方が良いんじゃないか」というアドバイスを頂き、「コロナじゃないのになぁ…保健所の人の手を煩わせてもなぁ…」と思いながら大阪の相談センターの番号を叩いてみました。

20回以上リダイヤルしましたよ…＿|￣|○

ようやく繋がった相談センターではまず症状を聞かれて「それはコロナじゃないと思います。その症状だと近所のお医者さんが診てくれるはずなので、そちらに行ってくださいね。」
「あ、でもその、ウチの周りのお医者さんは風邪と熱患者は診ないと張り紙してあるそうなんですけど…」
「え？そうなんですか？4月にはそういうお医者さん確かに多かったんですが…保健所から大丈夫だったと言われたって言えば診てくれるお医者さん増えましたよ。一軒一軒電話して聞いてみてください。」
「はあ…電話するんですか…」
「そうです、電話してから行ってくださいね。それで、もし周りが無理なら、電話診療とかオンライン診療してくれるお医者さんいらっしゃるので、そちらにかかってください」
「あのー、そちらからお医者さん紹介してもらう訳にはいかないんですか？」
「医者や検査を保健所が紹介するのは新型コロナの症状だとこちらが認めた場合のみです。そちらの症状はコロナの症状ではないと思いますのでこちらからは紹介出来ません」
「そうなんですか…」
「お大事になさってください、失礼します」

ここで、この時点での症状を整理すると
・7度3分の熱
・咳、鼻水などはなし
・味覚・嗅覚障害などもなし
・背中の一部に痛みが出るも1日で消える
とにかく熱だけだったのです。
保健所としてはここで味覚障害でもあれば病院を紹介してくれたのかもしれませんが、馬鹿正直に「ない」と言ってしまったので、この後の流離となった訳です…

とにかく自力で病院を探さなきゃいけない。
保健所がOKって言ったんだから、きっと「じゃあ大丈夫ですよ、来てください」と言ってくれる病院が近くにあるはず。（流石にこの熱で電車に乗るのは少し憚られました）
とにかく隣町まで延ばせば数軒はあるし。
と思って近い所から電話をかけ始めました。

「あの、保健所から大丈夫と言われてお電話してるんですが、ちょっと熱があって、夏風邪か熱中症かと…」
「ウチは熱と風邪は診察しないんです。」
「保健所から大丈夫って言われたんですが…」
「保健所が言ってきてもダメなものはダメです。申し訳ありません」
これが2軒。

「あの、保健所から…（以下同文）」
「え？あー…うーん…熱どれくらい？」
「いま7度3分です」
「うーん…ちょっと待ってください、聞いてきます…お待たせしました、うちにかかった事あります？」
「え、あ、今回が初めてです」
「え？あ！初診かー…うーん…ちょっとねぇ、うちでは診られないかも…明日もっと熱が上がったらまた電話してもらえる？」
「熱が上がるってどれくらいですか？」
「うーん8度超えるようなら電話くださいね、ごめんなさいね」

この時点でこの日は力尽きました。
そして町医者はもう無理だ、と思いました。
確かに熱の患者と分けるスペースも無いだろうし、初診の何処の誰だか判らない患者を見るリスク考えたら大変だよな。
（この後、判明したんですが、町医者さん自分の所からコロナ患者が出たら強制休院＋徹底消毒らしく、その間の補償も何もないそうです。ということは大きなビルとかに入居しているお医者さんはそれだけで家賃が払えなくなって閉院、という最悪のシナリオもあるそうで…そりゃ危なげな患者は拾いたくないよな…）
ちょっと大きめの病院、もっと大きい病院の発熱外来に行けば、きっと診てくれる。
うん、そうだ。
大阪って大きい病院たくさんあるし、どこか診てくれるよ。
電車乗るのもしょうがない、最悪タクシーだ。

と思ってたのです。
その時までは…

#新型コロナ #診療拒否 #大阪市