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これでいいのかな?勇気を出してとったアンケートが愛で溢れていた

こんにちは。
ハンドメイド作家のコノカです。

ハンドメイド作家をしていると、売上や集客で停滞する時があると思います。
皆さんは、そんな時にどうやってメンタルを持ち上げてますか?

私はInstagramの投稿が楽しくなくなってしまって、落ち込んだ時があります。

「私はお客様にどう思われているのだろうか?」

「ブランディングは本当に正しいのか?」

「お客様が私に求めていることはなんだろう?」

「Instagramの運営は、これであっているのか?」

そんなモヤモヤが大きくなってきた時、私が乗り越えることができたお話をしますね。


ファンにアンケートをとる

作家活動の方針に心がモヤついていた時、私は自分のブランドを客観視できていませんでした。
1番の要因は、Instagramの反応が落ちて、投稿が楽しめないことが理由でした。

なんか、手応えがない、、、
この路線よりも、こっちの路線のほうがいいのかな?
いや、でも今のままでもあっているはず、、、

モヤモヤ。
正解がないって難しいですね。
※ちなみにフォロワーを増やしたいわけではありません。

答えはお客様が握っている。

「私を応援してくれているお客様は何を求めているのだろう?」

この疑問をスッキリさせたかった。
今まで駆け抜けてきたけれど、時には立ち止まって方向の調整をしたかった。

私は「ファンはいなくていい。買ってもらってお役に立てればいい」という考え方をしています。
その理由は「ファン=愛され作家」の工程式が、私の中にあるからです。
詳しくはこちらから↓

愛され作家になりたいわけではなく、作家として暮らしていければそれでいい。
そんな私が「ファンにアンケートをとる」ことにしました。

今回ファンという言葉は、ブランドや作品に好感を持ち、期待してくれているInstagramのフォロワーのことを呼ぶようにします。

大変恐れ多いです。

なぜファンにしたのか。
どうやって、ファンに届くようにしたのか。

続きます。

なぜ、ファンからの答えが欲しいのか

なぜ、ファンからの答えが欲しいのか。
それは至ってシンプルです。
ブランドや私の価値観に、すでに興味を持ってくれているからです。

もし無添加をうたっている野菜カフェが、通りすがりの男子高校生に
「うちのお店は、あなたの求めていることができていますか?」
と質問しても
「いいえ、焼肉しかかたん!!」
と返ってくる可能性が高いですよね。

私は、すでに私のブランドを気に入ってくれている人の声が欲しいのです。
だって、その人にもっと喜んでもらいたいから。

今までは、ペルソナを入念に考えて、リサーチを重ねて、私なりの答えを作品で表現してきました。
売れているかどうかで、答えを擦り合わせてきました。

次のフェーズに行きたいです。
そのためにファンの声が欲しいのです。


どうやってファンに届くようにしたのか

LINE公式でお客様を囲えていたらいいのですが、私はやっていません。
だから、プレゼントを用意しました。

アンケートに答えてくれたらプレゼントがあります!

普通すぎると思われますが、ここからちょっと絞りました。

商品や割引チケットのプレゼントではありません。
コアなファンしか欲しくないような、「誰得?」と言いたくなるような、プレゼントにしました。

私の得意をプレゼントにしたのです。
私が得意なのは、「なんかいい雰囲気を生むデザイン」です。

私は、ブランドのイメージの写真を背景に、自分のロゴとショップ名をつけたデータを作ることがあります。
投稿で使うこともあります。

その、日常的に作るデータをアンケートに答えてくれたお客様のために作る。
そんな内容のプレゼントをしました。

お客様には、ショップ名の部分をお好きな言葉にしてもらう。
背景の写真は、テーマをうかがって、私がイメージを膨らませて具現化させます。
ここに、私のブランドのロゴがつきます。

ロゴをつけることで、お客様とブランドのコラボレーションが出来上がるのです。
タダならなんでも欲しい人を省き、私とのコラボを楽しんでもらいました。

アンケートに答えていただいたお客様からは大好評。

「自分の世界が、おしゃれなショップになったようです!」

ストーリーで自慢してくれて、喜びを周りに撒いてくれました。
私もその人となりをアカウントから研究し、好きな雰囲気を私ながらに表現したので、喜んでもらえることがやりがいにつながりました。

アンケートの具体的な内容

アンケートはGoogleのフォームを作りました。
フォームは無料で簡単に作れるアンケートページなので、おすすめですよ。
使い方はこちら

Instagramの投稿と、minneのレターでも募りました。
ハイライトに参考のプレゼントデータを用意し、アンケートのリンクをつけて、そのままアンケートの回答へ飛べるようにしました。

名付けて、「私とのふれあい祭り」です。

プレゼントのデータ制作に必要な情報の他に、以下のものをアンケートの内容に取り入れました。
よかったら参考にしてください。

  1. 当店の作品や商品を使ったことはありますか?
    (ある、ないけど見ていて楽しい、ないけどいつか使ってみたい、ないけど応援したい)

  2. 「ある」とお答えになった方に質問です。梱包はいかがでしたか?
    (満足している〜不満だをご段階評価)

  3. フォローしてくださっている皆様へ質問です。フォローしている理由を4つ教えてください。
    ・投稿が好き
    ・ストーリーが好き
    ・リールも期待したい
    ・同じ子育てママだから
    ・ファミリーキャンパーだから
    ・センスがいい
    ・参考になる
    ・応援したくなる
    ・人柄が好き
    ・作品を見ていて癒される
    ・職歴が気になる
    ・発信内容が身になる
    ・言葉選びが好き
    ・写真が好き
    ・縁があって見守っている
    ・その他

  4. 期待すること、してもらったら嬉しいこと、発信して欲しい内容などがございましたら教えてください。

こんな感じ!
4の質問以外は、回答者が面倒にならないように、ボタンをチェックして回答できるようにしています。

他にも、作品データをどのような形で欲しいのか(InstagramのDMか、メールアドレスか)確認したり、作家業の合間に作るため時間がかかる場合があることへチェックしてもらったり、完成したデータをSNSに流していいか等、ご希望も一緒に聞きました。

私の手を動かさずに、アンケートをみてプレゼントを用意し、全て送り終わるのに半年もかかりました。

データ制作よりも、データを送る際のメッセージに時間がかかった気がします。
作るのは得意、コミュニケーションが苦手なのです。

でも、データを送る際に、普段やり取りをしない方とのコミュニケーションや、はじめて個人的にやり取りする方、久しぶりの方たちと、身になるやりとりができました。


アンケートの結果わかったこと

アンケートの結果わかったことがあります。

梱包に満足してくれていることがわかりました。

私の商品は過度な包装はしていません。

いい紙を使うところは使う。
安く済ませるところは削減する。
分けています。

もう一つ、あとひとまわりを包むか、迷っていました。
お手元に届いた時、崩れていないか、梱包の開け方に不便はないか、包装を破棄するときに不安や不便がないか、よーく考えています。

もっと考えるべきなのか、もうクリアしているから他を考えるべきなのか、、、
迷いが消えました。
大丈夫だった!もう考えません!

お客様のフォローしてくれている理由がわかりました。

センス、写真、言葉選び、子育てママが多かったです。

センスということは、世界観を気に入ってくれているのでしょう。
写真も満足しているのでしょう。
ライティングに苦手意識があったのですが、そろそろ手放そう。
子育てママということで、子育ての発信も引き続きストーリーでやっていこう。

こうやってInstagramの方針が決まりました。
このまま継続すること、もっと強化すること、手放すこと。
それぞれが見えて、心のモヤが晴れていった気がします。

ハンドメイド作家のフォロワーさんから見た私。

イレギュラーですが作家さんから見た私の姿が浮き彫りになりました。
ハンドメイド作家はフォロワーに作家が多いこと、あるあるだと思います。

ハンドメイド作家のコンサルの方に「このアカウント参考になるよ」と話題に出してもらっているようで、「勧められてきました」「参考にしています」とDMをもらうことがあります。
まだまだ課題はあるんですけれど、ありがたい限りです。
作家さんからは、センスがあって参考になって応援したくなって、言葉選びが好きという回答が集まっていました。

センスなんて、抽象的で数字や結果にならないもの。
褒められても自信がなかったのです。

だって、上には上がいますから。
でもね、もっと自信持っていこうって思います。

だって、好きって言ってくれる人がいるんだもの!

Instagramを運用していく上での気づき

ハンドメイド作家のInstagramは相性がいいと言われていますよね。
私たちは商品を知ってもらいたくて、発信し続けているわけですが、運用のルールは決めていますか?

作品を投稿していって、カタログのようにする。
日々思うことについて語って、人柄を出す。
作品の写真では伝えられないところを語る。
ストーリーの使い方。
投稿の順番。
いいねする相手。

いつの間にか自分でルールを作っている気がします。

さて、Instagramのミッションって知っていますか?
ミッションは「使命」という意味です。

大切なひとや大好きなことと、あなたを近づける

アンケート結果を見て、ミッションを振り返りました。

そうか、お客様の大切な人になることが必要。
お客様の大好きなことに当てはまることが必要。

そうすることで、Instagramがお客様と私を近づけてくれる。

お客様の大切な人になるためには何をしよう。

たとえば、私は産後の体調不良に苦しんだので、小さな子育てをしているママさんの辛さには人一倍共感できるし、リアクションしてきました。

これは続けていこうと思いました。

さて、お客様の大好きなことが私の商品に直結しないんだよなぁ。

これが課題になる。
まだ、あと一歩なので、考えていきたいです。

こうやって、発信したいことを発信していくのではなくて、お客様が見たい投稿を作っていくことで、好きになってもらうアカウントができると思っています。

お客様の大切にな人になるために何をしますか?
逆に、あなたの大切なアカウントはどんなアカウントですか?

私の好きなアカウントの中に、自分の哲学を語っている人のアカウントがあります。
恋愛しているの人の憧れになるような、こんな人にいつかなりたいって思わせるような見せ方の運用しています。

他にも気に入っているのは、子育てや思い出の出来事をコミックエッセイのように発信しているアカウント。
本を出版されるようなイラストレーターさんで、見るのが楽しみで応援してしまいます。

どんなアカウントがお気に入りですか?

ブランドのアカウントというより、作家のアカウントとして人柄や考え方を出していきたいです。
そうやって、価値観の合う人と出会えることを、Instagramで楽しんでいきたいです。

終わりに

アンケートをとったことで、たくさんの愛の言葉を受け取りました。
もらった愛の言葉を、いくつか抜粋いたします。

垣間見る、お人柄が大好きです!

◯◯が必要になった時は、コノカちゃんから買うって決めています!

とにかくおしゃれで愛用しています。

新作が出るたび飛びついています!

デザインのセンスが大好きで、いつも刺激を受けています!

友達が◯◯な時は、布教してます。みんな喜んでくれますし、感動してくれます!鼻が高いです!

心から感謝を申し上げ、日々の幸せを願わずにはいられません。
アンケートに答えてくださった方々には、本当にありがとうございます。

実は、アンケートを取るまで、すっごく不安でした。
改善点がいっぱい出てきたらどうしよう。

でも、それも必要だよね。
ブランドや商品をより良くする機会にしよう!

何度も、発信しようとする手を止めましたし、反応がなかったらと思うと怖かったし、ドキドキしました。

実際は、愛に溢れた回答で、私のモヤモヤが吹き飛んで
「そう思ってくれていたんだ」
と胸がいっぱいになりました。

私は、このままでいいんだ。

誰かの真似ではなくて、ちゃんと考えて、意味を持って発信してきてよかった。
誰かの真似をしていたら、きっと言葉にささらない言葉だと思います。

もし、このままでいいのかな?と迷っていたら、アンケートをとってみてはいかがでしょうか。
答えはお客様しか知らないのですから。

ここまで長い文章を読んでくださりありがとうございます。
またね!

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