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p.53)ひとりで聴く深夜ラジオ。そこにあるリアリティ

こんばんは。コノテ(@kmbcmp)です。

ラジオって車とか家とか会社とかお店の中で色んな環境で聴く事があるけど、一番の楽しみ方はひとりで深夜に自宅で聴くラジオ。


小学生のころから両親から強くテレビは見たらダメと教えてれてきたので、僕が自宅で楽しめるメディアは自然とラジオに。

そしてラジオの魅力に取り憑かれるように小学生のうちから夜更かしを覚え、それから夜静かな環境で過ごすことが僕の日常となってます。


●深夜の静けさだから聞こえてくる声がある

ラジオはほぼ24時間流れっぱなし。

日曜の深夜は少しさびしくなるけど、それも月曜を迎える準備の一呼吸と思えば良いと思える。

ラジオって映像がないぶん、想像力を働かせて聴くことに楽しさがあるけど、それは日中よりも深夜の方が想像力が強くなり楽しみも倍になる気がする。


なんでだろう。

日中は、どれだけ一人でいられる空間に居ても、太陽が出ているから時間の流れを否が応でも感じてしまう。

でも、深夜となれば月明かりの中、静かに動く雲や時間が止まったように思える感覚を得て、時間は流れてるんだけど空間は止まった感覚というか、今自分がいる空間の音や空気に敏感になれる。


だからか、深夜の声はとても良く聴こえる。


●膨らませる世界のはじまり

聴こえる声から想像を膨らませて、番組を聴く。

ラジオのパーソナリティによって、ハツラツとして声だったり、すっと入ってくる様な優しい声だったり、ゲストの声と合わさって会話の掛け合いが心地よい声の流れだったりする。


話題、会話のテンポ、その人の声から聴こえてくる情報をラジオの前にいるリスナーがそれぞれ想像して、解釈をすすめる。

解釈は人それぞれだけど、番組から出されるリスナーへのお題へリスナーは自分のストーリーを組み合わせて、それぞれの解釈を合わせて作り上げる番組がリニアに構成されていく。


この事こそが、醍醐味なんじゃないかと僕は思うんです。


●ラジオでしか聞けないリアリティ

リアルタイムで進む番組。

そこは、テレビでも新聞でも雑誌でも感じ取れないリアリティがある。

パーソナリティーのファシリテーションとリスナーの反応で成り立っているインタラクティブな関係。


Twitterが出てきてからはより、リスナーの意見がハッシュタグや番組アカウントへのリプライでインタラクティブ性が増してきて番組はタイムラグなくより番組内の話題とフィットして流れる。


これは、リスナーの反応速度もパーソナリティのファシリテーション力も10年前と比べたら、10年前と比べると相当にハイレベルになってきていて面白さが増していると僕は思う。


人間関係とは不思議で会ったこともないパーソナリティに対して、自分の実体験を赤裸々に語る。

友達にも言えない話も出ることだってあるのに、それを全国放送でこのラジオのパーソナリティだから言えてしまえる、見えない人間関係が成り立っていて、たまにこういう生々しいリスナーの生き方を肯定的に聴けるラジオも面白い。

それも深夜に聴くから、情緒的に聞いてしまうのかなと思う。


はぁ。今日もどんな話が聴けるんだろう。

それじゃ!

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