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創意工夫に満ちたVivid Opera Tokyoの舞台

家族で観よう!『ヘンゼルとグレーテル』(B公演)に伺いました。(2023.05.04@府中の森芸術劇場ウィーンホール)

このコンサートはフンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」全3幕を1時間程度に凝縮した Vivid Opera Tokyo 主催による創意工夫に満ちたプロダクションです。
フンパーディンク(Humperdinck)はワーグナーの知己をえたドイツの作曲家です。グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』をもとに3幕のオペラを作り上げました。現在ではこのオペラが彼の唯一の代表作と捉えられていますが、そのほかにも「王様と子供たち」やメーテルリンクの戯曲をもとにした「青い鳥」などの秀作もあります。

ヨーロッパの劇場ではクリスマスのシーズンになるとこのフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」が上演されることがありますが、日本ではなかなかライブに接することができないため、とても貴重な機会のように思えます。

「家族で見よう!」と銘打っていることもあり、歌劇としてのエッセンスに気を配りながら、音楽的にも演劇的にもとても工夫されたコンサートでした。舞台は最小限で最大限の効果を引き出すセットが用意され、オペラとしての雰囲気に成功していました。デジタルマッピングも駆使されて、ホールの大きな壁面を使っての演出は、大きな劇場で楽しむのと匹敵する効果があり、とても印象的でした!

指揮者の太田巡さんの下、主役の本多都さん、森川史さんの歌手のアンサンブルも緻密で、演出、演奏ともに全く妥協がない素晴らしいプロダクションでした!オペラ公演の新しい可能性を感じさせてくれた Vivid Opera Tokyo は9月にも新しい演目を予定しています。ぜひ皆さんも体験してみてください!

▼Vivid Opera Tokyo
https://vividoperatokyo.com/

コンサートの詳細はこちら↓
https://conpas.me/concert/detail/id/1339/
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