2021年 楽しみ新作(随時更新)

2021年に出る(出そうな)、楽しみにしてるアルバムをメモしとこ。 ※6/6更新


Rhye - Home  (1/22)

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私にとって新年一発目の新譜は多分これかな。先行曲は2ndの暖かやさその後のミニアルバムの親密さを踏まえた上で、再度1stの頃のポップソングを演奏している感じ。楽しみ。


Steven Wilson - The Future Bites (1/29)

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先行曲を聴く限り、前作からヘヴィな要素が更に減り、アートロック(ダークウェイヴ)へ接近している様子。個人的にギターガンガンのロックは今の気分じゃないので丁度良いかもしれない。前作はTalk TalkやTears For Fearsの影響を大きく受けていると語っていたけど、新作はThom Yorke、Childish Gambiono、そしてBruce Springsteenからも影響を受けているよう。…個人的にはまんまDepeche Modeに思えるが…


Puma Blue - In Praise Of Shadows (2/5)

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やっと出るという印象。私が彼に初めて出会ったEP『Swum Baby』が2017年6月、名曲"Only Trying 2 Tell U"が2018年1月だから、かなり待ち遠しかった。公開されてる新曲はこれまでのEP・シングル群ほど深夜ディープ感は無く、寧ろ淡く爽やかな質感すらある。楽しみ。


Alfa Mist - Bring Backs (4/23)

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これは嬉しい。私の大好きなクール系ビートメイカー、Alfa Mistの3枚目のアルバム。先行曲"Run Outs"は繊細なギターとエレクトロニクス、手数の多いドラムに彩られた華やかな曲。ジャズよりもむしろ"ジャズに影響されたインディロック"のような印象を受ける、これまでとは異色の曲。ギターはJamie Leeming、ベースはKaya Thomas-Dyke、ドラムはJamie Houghtonと、これまでの二作と変わらない面々。


Communions - Splendour (4/23)

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デンマークのロックバンド。2017年のデビュー作『Blue』は若々しさ溢れる佳作だった。2018年にシングルを4曲、2019年に5曲入りのEPを出してたが、アルバムは久しぶり。新作のトラックリストを見ると、シングルの方は入っているけど、EPの方は入ってない。どういう意味があるんだろう。新曲2曲は、澄み切った空気とスケールの大きさは変わらず。この2曲だけでは全体像はよく分からない。


Daniel Aged - You Are Protected By Silent Love (4/30)

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インストインディR&Bの貴公子、Daniel Agedのソロセカンド。インストで少ない音数にも関わらず、めちゃくちゃエモい世界を生み出す。私の心の中で流れている音に一番近いのはこの人の音楽だ。


Iceage - Seek Shelter (5/7)

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同じくデンマークのIceage。前作『Beyondless』は、私の好みからするとグダグダというか、放蕩息子過ぎるだろ!って感じだったのであまり好きになれず。だけど新作からの2曲は、グダグダなのは相変わらずだけど、なぜか音がスッキリとグッドプロダクション。バランスが良く聴きやすいし、何より曲自体のエネルギーが凄い。あと『XTRMNTR』の頃のPrimal Screamみたい。これは楽しみ。あとBandcampから出る。


Twenty One Pilots - Scaled And Icy (5/21)

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新曲"Shy Away"はラップ無しのシンセポップになっていた。前作のヘヴィな世界観からは真逆の展開。もう少し個性的な作風を求めていましたので、正直拍子抜け。ただアルバム通して濃密な世界を作り上げる彼らのこと、作品が出たらきっと気に入ってしまうのだろう。


Japanese Breakfast - Jubilee (6/4)

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私はJapanese House派なのでこっちはあまり熱心に聴いてこなかったが、Jack Tatumが参加していると聞いて楽しみに。先行曲2曲はいずれも彼のWild Nothing『Indigo』まんまの音で、あの作品が大好きな私としては嬉しい。


Wolf Alice - Blue Weekend (6/4)

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ロンドンのロックバンドで唯一、本格ブリティッシュロックの王道を邁進するWolf Alice。新曲"The Last Man On The Earth"も、70年代のブリティッシュロックを現代に更新するめちゃくちゃスケールのデカい名曲。この人たちは、目を見張るような演奏や曲は特に無いんだけど、なぜか耳を離さない魅力がある。うっすらベールを挟んだ神秘的な魅力が。


Amusement Parks On Fire - An Archaea (6/25)

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2010年の名作『Road Eyes』以来11年ぶりの新作。メンバーの連絡先を知っているということもあり、新作がいつ出るのか聞いてみたら、2021と答えてくれた。ヨーロピアンなシューゲイザー、アメリカンなシューゲイザー、そのどちらも表現できるのがこの人(達)の強み。


Inhaler - It Won't Always Be Like This (7/16)

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ダブリンの若手バンドのデビュー作。ポストパンクと言っても昨今の南ロンドン勢のようなアバンギャルドで攻撃的なものではなく、あくまで歌ものを若々しく演奏する。Catfish & The BottlemenやCirca Wavesなどに80年代ぽいリヴァーヴを加えたイメージ?10年代中盤にたくさんいたタイプと言えばそれまでだが、このバンドにはスター性を感じる。


Foxing - Draw Down The Moon (8/6)

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エモ/オルタナバンドの3作目。奇天烈さとカリスマ性を併せ持つ独特の存在感。先行曲はバラバラだが、どれもSilversun PickupsやThe War On Drugsといった実力派を思い出すような出来。突き抜けた傑作を期待。


Deafheaven - Infinite Granite (8/20)

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先月リリースした回顧盤『10 Years Gone』を経て、どのような新フェーズに繰り出すのか。前作『OCHL』は私の2018年マイベストの一枚だった。非常に楽しみ。
(6/13追加):新作『Infinite Granite』のリリースが発表された。新曲"Great Mass Of Color"はクリーンボイスの新境地。とても美しい。




Blueprint Blue

牧歌的なヨットロックを安定した演奏力で聴かせる南ロンドンの4人組。2019年のデビュー作『The Tourist』以来の新作をリリース予定。この人達は出自がバラバラでプログレUKインディロックなどもやってきただけに、ヨットロックにとどまらずその先を見せてくれそう。


Drive Like I Do

The 1975の前身バンド。ジャンルはエモ。インスタアカウントが開設されたり、2021年にリリースすることを否定しないメンバーの発言もあり、にわかに盛り上がってきている。YouTubeにもいくつか上がってるけど、しっかりとした音質の公式版で聴きたいと思っていたところなので嬉しい。


The Japanese House

Dirty Hit繋がりで。2020年のEP『Chewing Cotton Wool』以来の新作をリリース予定です。同EPは、彼女のメロディセンスの良さ、音へのセンスの良さ、双方の純度を高めた佳作だった。あのEPの世界観が続くのであれば、とても楽しみ。


James Blake

『Enough Thunder』や『The Colour In Anything』は、剥き出しの強烈な感情を、抽象的で無機質なエレクトロニクスの中に押し込むという独特な作風だった。それにやられた私としては、歌ものとすら言える『Assume Form』はあまり入り込めなかった。でもその後の今年の『Before EP』はまさに私が求めていたJB像ドンピシャ。どうなるのか楽しみ。


Jamie Isaac

ネオソウルをセンス良く表現するソロアーティストの3rdアルバム。Jordan Lakeiとも比較されるけど、Jordanよりも快楽主義というか、型にはまらない印象が有る。また、南ロンドンのアーティスト達は群れる傾向があるが、2020年のEPでLAのプロデューサー(Nosaj Thing。Chance The RapperやKendric Lammerとも仕事をした)と組むなど、積極的に自分の枠を拡げる意思も感じられる。どんなサウンドで来るか、とても楽しみ。


Lo Moon

LAインディアートロックの新星。2018年のデビュー作『LM1』は丁寧な完成度、程よいエモさ、キャッチーなメロディの優れた佳作だった。インスタの様子だとほぼ完成したよう。Radiohead, Prefab Sprout, Brian Eno, Pink Floyd, Elliott Smithに影響を受けているみたい。


The Voidz

The Strokesの最新作『The New Abnormal』も名盤だったが、Julian Casablancasが関わった作品の中では、The Voidzのデビュー作『Tyranny』がダントツの傑作だと思っている。あの爆発的なエネルギーね。去年から公開されてる曲が新作に入るかは分からない。


Yussef Dayes

念願のソロアルバムを製作中。Kamaal WilliamsやTom Mischとのコラボで脂に乗りまくる彼の初のソロアルバム。ライブ形式なのか?しっかりスタジオで作り込むのか?誰とコラボするのか?とても楽しみ。






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