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音楽やボカロをテーマにしたボカロ曲6選

ボカロPは、時として、音楽やボカロへの想いを曲で表現することがあります。今回そんな6曲をご紹介します。


birth

名縫躁 feat. 初音ミク

強気な初音ミクが無名のボカロPを激励しているような言葉が並びます。「さあさあ "今度" はないよ」と脅してくるけれど「どこまでもついていくつもりだから」と信じてくれる、素敵な初音ミクです。


ノイズメイクスピーカー

火垂 feat. 猫村いろは

一番「十年間」と二番「四分間」の対比が巧みです。たとえ自分の奏でる音楽がノイズだと思われても、その一曲(四分間)に主人公は人生を懸けるのでしょう。猫村いろはの声もエレキギターのようで、鋭く強く響きます。


掻き消して、クアルテット

卯花ロク feat. 初音ミク

思春期の不安や憂鬱をギター一本で吹き飛ばすような明るい曲。退屈な授業を受けながら放課後を待ちわびるなど、中高生らしい具体的な描写が印象的です。


水奏

Roca feat. 鳴花ヒメ

自分の「独りよがりな歌」に無力を覚え、「揺らいだ水面」に映る自分を見つめながらも、歌い続ける主人公。メロディーや鳴花ヒメの歌声が明るくて爽やかです。


あいのうた

大漠波新 feat. 初音ミク・重音テト

投稿動画には「VOCALOID文化に捧げます」という言葉が添えられています。歌詞は難解ですし、そもそも聞き取れません。簡単に伝わらない表現によって伝えたいものがあるのでしょう。そう思わせる圧倒性のある曲です。


エンドロールには載らない君へ

buzzG feat. 初音ミク

「口下手な音楽家」と「君」、すなわちボカロPとボカロの絆を歌います。ミディアムテンポのロック調で、まるでボカロをバンドメンバーに加えてセッションを楽しんでいるかのようです。


以上6曲、どの曲にも、実際に曲を作っている人ならでは情熱や真実味が滲んでいる気がします。お読みいただき、ありがとうございました。