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「愛唄」に秘められた、純愛の物語。

2021/4/11 映画記録no.32「愛唄 ー約束のナクヒトー」

今日、この映画を見ました。

前作の「キセキ」を見てから、
この作品もずっと見てみたいと思っていたので、
やっと見れた、というのが正直な気持ち。

「愛唄」という曲は、私が小学生・中学生くらいのことに、
とても流行っていて、
PVだけが流れている音楽ランキング番組みたいなもので、
ずっと上位を占めていたような、そんな曲でした。

でも、この歌のPVってちょっと不思議で。
海辺の砂浜に、男女2人、おそらくお互いに想いを寄せていて、
でも、2人の間に透明なガラスが1枚建てられていて、
男の子は必死にガラスを突き破ろうとしますが、頑丈でできず。
そんな姿を見て、女の子は涙を流して・
直接触れられなくて、でも2人がガラス越しに手を合わせると、
2人の間にあったガラスはパリンと割れて、
そのあと、2人並んで砂浜を歩いていく…
その映像がずっと流れていて、不思議なPVだな、という記憶があります。

でも、その少しモヤっとした当時の記憶が、
今日なんだか解けた気がします。

今日は、こちらの作品をまとめていきます。


例の、不思議なPV。

1番に思ったのは、画が荒い。笑
10年くらい前だから、そりゃそうか、と思いつつ、歴史を感じました。笑

当時の私は、このPVを、
「これは何が言いたいんだろう…」と思っていましたね。
映像に込められた想いが汲み取れなくて、
でも、歌自体は好きだったので、映像は特に気にせず聞いてました。笑


純愛、とは。

「キセキ あの日のソビト」に続く
「GReeeeN」の楽曲映画化プロジェクト第2弾で、
名曲「愛唄」をモチーフに送る青春ラブストーリー。
「GReeeeN」自ら脚本に参加し、
彼らの実話エピソードをもとにしたオリジナルストーリーで描く。

恋する勇気を持てないまま大人になってしまったトオルは、
元バンドマンの旧友・龍也との再会や、
運命を変える詩との偶然の出会いを通し、全力で恋と向き合う勇気を得る。ようやく巡り会えた運命の少女・凪の言葉に
生きる意味を教えられるトオルだったが、凪にはある秘密があった。
トオルを「虹色デイズ」の横浜流星、凪を「3月のライオン」の清原果耶、龍也を「仮面ライダーエグゼイド」の飯島寛騎がそれぞれ演じる。

GReeeeNの実話を元に作られたと聞いて、
最初は全く「病気もの」だと思っていなかったので、見初めて驚きました。

この作品を通して、
自分の命を精一杯生きること、家族を含め大切な人を愛すること、
自分の「好き」を捨てないこと、
やりたいと思っていることをやること、そんなことを教わった気がします。

あのPVは、「距離」「手を重ねる」
この2つがキーワードとなっていることに気づきました。
10数年、長年疑問だったものがスッキリしました。


詳細。

調べてたら、こんな記事を見つけました。
私が書くよりも、この記事の方が詳しく書かれていたので、
もっと知りたいという方は、こちらを読むことをお勧めします。


印象的な言葉。

本編では、私の大好きな女優さん・清原果耶ちゃんが、
闘病中の女の子兼、詩人として出演しています。

果耶ちゃん演じる”凪”は、こんな言葉を本にしています。

息を吸って、吐く。
そんな当たり前のこと、誰かに教わらなくても、毎日繰り返してる。
歩き方も、喋り方も、食べることも、いつのまにか覚えた。
人はいつか死ぬ。小さいころ、誰かに教わった。
当たり前のことを、人は自然に覚えたり、誰かに教わったり、
人を好きになる、愛し合う。それは自然に覚えた?誰かに教わった?
きっと答えには気づけなくていい、だって、毎日に夢中だから。
息してることさえ、忘れてるんだ。

これは、本編のオープニング。
果耶ちゃんの声で、ナレーションが聞こえてきます。

当たり前のことは、自然に覚えたのか、誰かに教わったのか。
答えは気づけなくていい。息をする暇もないくらい、
息をするのも忘れるくらい、毎日に夢中だから。

改めて、こうやって言葉を文字にして見てみると、
闘病中で、ベットの中でこんなことを考えていたのかなって、
思わず”凪ちゃん”を頭に浮かべてしまいます。


歌って、大抵は長くても5分くらいで、
そこに音楽と言葉が心地よく並べられていて、
そこにアーティストの想いは込められていても、
その中の中にある、本当にあった物語などを汲み取るには、
1視聴者としては、結構ハードルが高くて。

だから、こういう歌を映像化にするというのは、とても好きです。

そうか、そんなことがあったんだ。
だから、この曲が生まれて、
この歌詞には、そんな想いが隠されていたのか、って、
なんか嬉しい気持ちになるんですよね。

この作品を見て、優しい気持ちになれました。


おりょう☺︎



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