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女子教育の未来を日本の女性のために、奮闘した

2022/3/26 ドラマ記録no.90「スペシャルドラマ・津田梅子〜お札になった留学生〜」

3/5に放送されたスペシャルドラマです。

このドラマを見て、明治の時代、アメリカに渡り教育を受け、女性の未来のために奮闘した津田梅子さんという女性がいたことを知りました。津田梅子さんの名前は、教科書などに載っているので知っていましたが、津田さんが持っていた気持ちや突き進んだ目標などを知ったのは初めてで。

女性が学べるようになったのも、女性が働けるようになったのも、今となっては当たり前になっていますが、それは決して当たり前じゃなくて、津田さんを始め、私たちよりもずっと前に日本を生きていた方が奮闘して残してくれたものだと知り、さらに、色んなことを学びたいって思うようになりました。

今日は、このドラマについて書いていきます。


ドラマ制作秘話

2024 年、20年ぶりに新紙幣が発行されるそうです。新たに5000円札の顔として描かれるのは、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍した津田梅子(幼名・梅)。
今回の、ドラマの主人公です。

そんな梅の目標は、《女性も親や夫に養ってもらうのではなく、自活できるようになること》でした。

でも当時の日本は、絶対的かつ完全な男性上位社会。女性が自分の仕事を見つけ、自力で生活することなどありえなかった。そんな固定観念を打ち破るには、女性たちが自らの可能性に目覚め、行動できるようにうながす教育が必要。その信念を胸に、梅をはじめ、女子留学生仲間たちはガールズパワーで未来を切り拓こうと奮闘していきます。

女性も自分の意思で未来を選択し、自立していく力が必要――そう信じ、明治という大変革期を力強く駆け抜けた梅。

その姿に、本当に心動かされました。


あらすじ

明治4年、6歳の津田梅は尊敬する父・仙(伊藤英明)のすすめで、日本初の女子留学生としてアメリカに渡ることになった。当時の日本には女性が質の高い教育を受けられる場がなく、優秀な男性を育てるためには母親にも教養が必要だとする北海道開拓使の肝いりで、女子留学生の派遣が決まったのだ。梅のほかには14歳の吉益亮と上田悌、11歳の山川捨松、9歳の永井繁がおり、メンバーの中で最も幼いのが梅だった。仙から「国の期待を背負っていることを忘れるな」と諭された梅子は、小さいながらに母・初(内田有紀)ら家族と離れる寂しさをこらえ、使命を胸に刻んで渡米する。
 アメリカで学びはじめて1年後、目の病気にかかった亮と激しいホームシックに襲われた悌の帰国が決まった。やさしい性格の亮を慕っていた梅は大きなショックを受けるが、父の言葉を思い出し、涙をこらえて留学を続ける。そんな梅を何かとサポートしたのは、のちに初代文部大臣となる森有礼(ディーン・フジオカ)だった。
 明治15年、17歳になった梅(広瀬すず)は11年間におよぶ留学を終えて帰国。ともに留学をやり遂げた捨松(池田エライザ)や繁(佐久間由衣)と「誰もが学ぶことのできる英語学校を作ろう」と夢を語り合う。ところが、留学中に北海道開拓使は解散されており、事業を引き継いだはずの文部省は女子留学生に無関心で、梅は働く場所すら見つからない。国費留学生として国のために役立つ存在にならなければと思い続けてきた梅は、がく然。しかも、日本での女性の地位の低さにカルチャーショックを受ける…。 そんな中、繁が留学で出会った男性と結婚すると言い出す。日本の結婚は男女が対等ではないと考える梅は、心から祝福することができず…!? また、梅は繁の紹介で出会った大学教授・神田乃武(井之脇海)に胸をときめかせるが、彼は捨松に好意を寄せていることがわかり…!? その後、梅は伊藤博文(田中圭)の妻子の家庭教師として住み込みで働くことになるが…!?


最後のシーンで

36歳の時、女子英学塾を開講した梅。最後のシーンで、生徒に語りかけるセリフがありました。そのセリフがとても刺さるものだったので、残しておきます。

6歳の時にアメリカに渡り、11年間教育を受けて帰国しました。帰国した時に、留学で得た知識・経験を生かし、必ず恩返しをすると誓いました。あれから18年が経ち、ようやく恩返しができる日がやってきました。未来の女性たちへの恩返しです。性別や立場が何であっても、いくつであっても、意思さえあればいつでも学べるのです。自分の頭で考え、自分自身で選択する力をつけ、行動しましょう。当たり前とか、常識に囚われないでください。自分の人生は、自分自身でしか決められないのです。仲間と共に、人生を作り上げていくのです。

自分の頭で考えて、自分自身で選択する力をつけて、行動すること。

リアルタイムで、私が今考えていることにバッチリとハマって、心に刺さりまくりでした。

実家を離れて一人で福岡で暮らしていること、働けていること、好きな仕事ができていること、決定権は自分が持っていること、それが当たり前じゃないということ。

私が女性という性別だからこそ、このようなドラマを見ると、過去から現在、そして未来へと繋がっていることを実感します。

私が生きているこの時代も、いずれ過去になって、新しい未来が作られていきます。その過程の中で、私が今できることは何があるのか。まだ来ぬ未来のために、これから先生まれてくる人たちのために、何かしらできることはあるのか。

何も力がない庶民の私ですが、何かできることはないかと奮闘しながら日々を過ごしていきたいと思います。

2024年、新しく5000円札が生まれ変わる。その時、私は27歳。2年後の私はどうなっているのか、少し不安もありますが、楽しみな気持ちが大きいです。そして、その時の日本が、世界が、どんな風になっているのか、色んな想像が膨らみます。

過去、日本を生きた人たち、そして女性たち、その方々のおかげで、今の日本があります。

未来に恥じぬよう、今を生きている私も何かに繋がるような生き方がしたい。

本当に素敵なドラマでした。

おりょう☺︎

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