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インタビュー: 高田 由希さん ~ 癒しとエネルギーを送りたい

こころとからだを癒す【CACHE-CACHE】の由希さん。ヒーラー、リフレクソロジスト。年の差兄弟『あおいつき』2人のママ。
同時に、大野城市のママたちが活動する市民グループ「ままいる」の副代表をつとめ、実家の自動車部品卸販売業では事務全般を請け負い、さらにお料理やフランス菓子の腕前はプロ級?! 
インタビュー中、さらに多彩な趣味も飛び出します😊

聞き手・編集:イノウエ エミ
(お写真はすべて由希さんにご提供いただきました)

◆ リフレの白衣で会社に出勤することも


―――由希さんは本当にいろいろな活動をされていて、私は把握しきれていません(笑)。まず、ご実家の会社でのお仕事は…?

経理や事務全般です。3年くらい前から母を手伝っていたんですが、母が去年のお正月に倒れてしまって。それからはすべて一人でやっています。

―――ということは、この一年でずいぶんお仕事量が増えたんですね。

そうですね。産院でリフレをしたあと白衣のまま会社へ…みたいなことも普通です。

―――「産後リフレ」、リフレクソロジーの略ですか?

はい、リフレクソロジーというのは「反射」のリフレックスと「学問」を意味するロジーの造語です。反射区といって、リモコンを押すように「ここを刺激すると ここに効果がある」というような…。

―――どこをやってもらえるんですか?

私の施術は、膝から下、主に足裏ですね。もともとは英国式なんですけど、ある程度、自分なりに改良してやっています。

―――由希さん式なんですね。産後 間もない方にできるんですよね。すごいですね。

出産された方へ、病院からのプレゼントなんです。それはプチリフレで、希望する方には、プラスアルファで通常のリフレを1クールとか、ヘッドショルダーを20分などプラスしています。
私の手はヒーリングの手なので、その効果も自然と織り込まれています。それでさらに元気になってもらえたらうれしいです。

―――元気になってもらえることが一番ですもんね!

わかる人にはわかるみたいで、「わー、視界が変わりました!」のように言われる方もいますよ。

◆ 「回遊魚」なみに動き続ける人生?!


―――由希さんはいつもすごく忙しいイメージ。お仕事も兼業、大野城市のママたちの市民グループ「ままいる」さんでも副代表。そして年の離れた息子さんたちのお母さん…。

(↑ 「ままいる」運営メンバーと)

産後リフレは5日間の入院中に受けていただくので、間は3日しかあけられない。となると、大みそかに仕事して、三が日休んだらすぐ仕事です。お盆もゴールデンウィークもそんな感じ。会社もあるし、ヒーリングも…本当に時間がなくて、お休みは2か月に1日、2日あるかどうかですね。

―――これだけ忙しそうなのに、由希さん自身はいつも愛でみたされている印象です。「この人は疲れないのかしら?」と思っちゃう。

疲れてますよ~(笑)。

―――それに、いつ見ても美味しそうなごはんやおやつを作られてる。由希さんちの子どもになりたい!

いえいえ、ごはんもいつも作るわけでもなくて、お惣菜を買って帰ったり、外食にする日もありますよ~。夫が作るときもありますし。

(↑ 由希さん家ではおなじみの、車の中での夜弁💕 
「おにぎりにはかなり自信アリ」とのこと💕)

―――忙しいのは苦にならないタイプですか?

もともと「回遊魚」っていわれてて。結婚してから10年以上 専業主婦でしたが、そのころも1日3つくらい予定がないと物足りない感じ。

―――ひえー! 怠け者の私には考えられません!

お稽古ごとも たくさんやってたんですよ。
フランス菓子は16年くらい。韓国料理もちょびっと。洋裁も習ってました。それから気功、テニス。カラーコーディネートはグループレッスンで、会場はメンバーの家で順番に。会場の家の人がランチを作って…。

―――ひょえー! そんなセレブみたいな世界があるんですね、福岡にも・・・!

私はセレブじゃないですけど(笑)。昔は完璧主義だったから、家も綺麗にしていて、ごはんも朝からちゃんと段取りをして…。今はぐちゃぐちゃです、家(笑)。

(↑ やっぱり、由希さんちの子どもになりたい♡)

◆ 不満多し、幼かった専業主婦時代

―――10年以上の専業主婦時代。どうでしたか?

楽しんでましたよ。夫のマイルで、平日に長男とディズニーランドに行ったり(笑)

―――それは楽しそう!

だけど今考えれば・・・27歳で長男を産んでから「子どもをおいて遊びに行きたい」と考えたこともなかったけど、それはやっぱり罪悪感もあったと思うんですよ。もし行ったとしても、気になってたと思う。

―――事前アンケートに、二十代のころについて『不満多し』とも書かれてましたよね。

それは、主に夫に対して(笑)。
私が子どもの病気で徹夜とかしても、「へえ~」みたいな感じなんですよね。夫は残業にしても遊びに行くにしても「今日遅くなる」の一言で終わり。彼ばっかり外で楽しんで、家のことは何にもしないくせに、と腹立たしかった。

―――大問題ですよね。すごい不満だと思う!!

その反動で「もう、東京に遊び行っちゃおう!」みたいな(笑)。

―――なります、なります!!

でも、当時の私は幼かったなと思う。夫をはけ口にするばっかりで、自分もたいして何もしてなかったなって。「私、何した?」といえば、腹いせに遊んでただけ。

―――はぁー…。すごい! 何年も経ったとはいえ、なかなかそこまで自分を客観視できないような気がします。

夫は私のこと「好きなお稽古ごとして、美味しいもの食べに行って…」と思ってたでしょうね。

―――そのあたりに、男女の認識の差がありますよね。

自分で働くようになって、仕事をすればするほど、遊びが必要になることがわかるようになりました。私の場合は、ライブに行ったり友だちとごはん食べに行ったりする時間が必要。仕事と家の中のことだけだと不満がたまるんですよね。
仕事をかけもちしているのもあって、今は夫より私のほうが労働時間が長い。なので、今は私のほうが遊んでいます、たぶん(笑)。

―――なるほど~!

そういうとこ、自分に対しても人に対してもドライかもしれないです(笑)。専業主婦のストレスが多いのはすごくわかるので、「預けて映画でも見に行きなよ」とは思います。でも、昔の自分がそうだったみたいに、不満の中に甘えがある人もいるかもしれない。

―――ダンナさんの悪口ばっかり言う人とかいますもんね…。そういう場面に出くわしちゃったとき、どうしますか?

意見を求められたら言うかもしれない。「ちょっと預けてパートでもしてみたら?」とか。
そうだ、ままいるがやってるコワーキングスペース「ままいるーむ」もとてもいい場所なので、もっと活用してほしいと思いますね。

◆ 変化もOKだと思えるようになった


―――長男さんがもう20歳! お母さんになって20年、変わったところはありますか?

長男のときは、勘違いお母さんだったと思います(笑)。完璧主義で、毎日窓ふきしてたから、ガラスを触ったら「ダメ!」って言うような…。長男は体も弱かったので、心配でピリピリしてました。「私が守らなきゃ」って頑なになってたと思います。

―――そこから、どんなふうに変わっていったんでしょう?

何がきっかけかはわからないんですけど…
彼の人生は彼の足で歩かなきゃいけない、転んで痛い思いしても立ち上がってまた歩いていけるように、それが彼の幸せだと思うようになって。
転んでも、寝っ転がって視界が変われば意識も変わるし…変化もOKだと思うようになったんですね。

彼、ある事件に巻き込まれて被害者になったことがあって。そのあとパニックを起こしたりチックが出たりで九大病院に通っていたんですけど、下の子がお腹に入ってから私のつわりがひどくて、「ごめん、今日は病院に連れていけない」と言ったら、「わかった。赤ちゃん生まれるからね」って。そこで彼は病院を卒業したんですよ。

―――卒業! すごい! 

「赤ちゃんができてるから自分ががんばろう」って思ったみたいです。だから、次男は天使だと思う(笑)。

―――ほんとだ~~~。

次男は、私の体力が限界に近いとき病気になるんですよ。そうなると私がどうにか予定を調整するでしょ。それで添い寝することで、私も休まる。癒しの子なんです。

―――由希さんを癒してくれるんですね😊

―――ダンナさんとの関係は、30代、40代になるにつれ変わりましたか?

今は感謝を忘れないようにしています。彼は私が働くのも遊ぶのも理解してくれる。もっと高圧的なダンナさんだったら、たぶんもう一緒にいないです(笑)。

―――由希さんみたいな強くてかっこいい女性と付き合えるのは、男性にも器量が必要な気がしますが…。

わかんない。夫は謎です(笑)。昔はよくモテていましたよ。つきあってる頃は女性から嫌がらせの電話がかかってくることもありました(笑)。

―――由希さん夫婦は、モテる人同士の夫婦じゃないかな。そんな気がします。

◆ アノヒトも癒したい!


―――由希さんは「癒し手」としての柔らかい印象もあるけれど、「ままいる」のイベントでもライダースジャケットを着ていたり、ハードなファッションでかっこいい印象もありますね。

中学時代から洋楽にハマって、バンド大好きでした! ビブレホールとかよく見に行ってました。

―――きっかけは、友だちの影響か何かですか?

最初はラジオで聞いて、なんかすごくいい!と思って。まだレコードの時代だったんですけど、レコードのジャケットがまたすごくかっこいいんですよね。

―――わかる~!

『MUSIC LIFE』という雑誌があって。子どもが買うにはけっこう高かったんですけど。

―――けっこう ぶ厚い雑誌でしたよね。

そう! 当時、東郷かおる子さんという人が編集長で、すみずみまで読んでました。付録のポスターも貼って…。

――― いい話~! マニア的な楽しみ方をされてますね。
今は、斉藤和義がお好きだそうで、つい最近もライブに行かれてましたよね。

前から好きだったんですけど、ライブに行ったり、ファンクラブに入ったりはこの1,2年ですね。

―――どういうところが好きなんですか?

最初は歌と声とスタイルから入りました。
そして、ちゃらんぽらんに見えて、ものすごく仕事をしてるところがいいんです!
テレビとかにはあまり露出しないからわかりにくいんですけど、映画やドラマの音楽を作ったり、ライブもやったりですごく忙しいんですよ。

去年も、3月末にツアーが始まって、私は5月の福岡と6月の熊本に行ったんですけど、そのあとアルバム発売。8月末からは25周年のツアーが始まって、私は福岡の2daysに行きました。その後は京都の平安神宮で落語家の立川談春さんとツーマンライブでしょ、それから他の人のライブにも出たり、もう、い~っぱいあるんです。

―――それはすごい!!

25周年が終わったかと思えば(中村達也さんとのユニット)MANNISH BOYSのツアーに入って、次は弾き語りのツアーが始まる。私ももちろん行きますよ! 飲んだり酔っぱらったり、下ネタとかもすごい言うんですけど、やるときはやる!って姿がすごくぐっとくるんですよ~。

―――なるほど~、そこが由希さんの共鳴ポイントなんですね!

私、五十肩で悩んでいるクライアントさんにヒーリングを喜んでいただいたこともあるんですよ。
せっちゃん(斉藤和義の愛称)も、いつも「腰が痛くて…五十肩で…。」って言ってて。
ヒーリングしたい! 私にやらせてよ! といつも思ってます。夢ですね。

―――その夢、イイ! 由希さんならきっと叶いそうな気がする!!

どこでやるのよ、って話ですけど(笑)。

―――楽屋でしょ、コンサートの前後に!

(↑ 最近はZepp福岡でMANNISH BOYSのライブを!)

◆ ヒーリングが輝く人生のきっかけになるように

(↑ 戸外で二胡の練習…多彩な由希さん)

―――これからの由希さんは、どうなるんでしょうね。

うーん、今のままではいけないとは思ってます。忙しくて、このままだと体を壊すと思う(笑)。

―――ああ~。

次男にも、「ママがたりない」と言われることがあるんです。ただ、実家の会社の仕事など、今すぐにはどうしようもできないこともあるので、今は集中してパフォーマンスを上げて、休息をとれるように。
そのうえで、どうにか仕事を展開させていきたいですね。

―――リフレやヒーリングは、個人事業でなさっている分、大変でもあるでしょうが、やりがいがありそうですね。自分でコントロールしていける。

もっと癒しを提供していきたい。自己満足かもしれないけれど、施術のあとに顔色が良くなってくださったり、話していて元気になられたな~とわかったり、「これがあるならもう1人産みたい!」と言ってくださったりするとすごくうれしいです。
いずれ、ヒーリングをメインにしていけたらとは思っています。

―――今さらですが、ヒーリングというものを私はよくわかってないんですが…。

私がチャクラを開いて宇宙の源泉とつながって、私を導管にして、エネルギーをその方に送るんです。すごく元気になりますよ。
ヒーリングは、ただ癒しを提供するだけではないんです。
ヒーリングを受けたことで、その方がキラキラと輝く人生にシフトすること。その気付きやきっかけのお手伝いです。

―――へ~! 体験してみたい! 由希さんとヒーリングとの出会いは…?

5年くらい前、リフレやベビーマッサージの講師をしていましたが、とても疲れていたんですよね。下の子も小さいし、上の子は中学生でいろいろあって、なかなかうまくいかなくて。
先生には、もともと現実的なタイプなのにアウトプットがうまくいってなくて「チャクラが閉じている」と言われました。そしてヒーリングしてもらうと衝撃的な体感! 「何じゃこりゃー!」って。

―――リーディングやクリスタルボウルも、その一環ですか?

そうです。まだ始めたばかりなので、まだまだ修行中しなきゃですね。

―――やっぱり、由希さんはこれからも忙しそうですね~。

現実逃避もしてますよ。この間はマンガを大人買いして、3日間くらいで15巻くらい読んだり。

―――よくそんな時間ありましたね!

いや、ないです。睡眠を削って(笑)。

―――夜な夜な(笑)。由希さんは楽しみ方が広くて深い!

けっこう、オタクなんですよ。

―――ですね(笑)。それが、由希さんが人生を楽しむ秘訣なんですね。納得です!!

(おわり。)

由希さんのfacebook: https://www.facebook.com/yuki.takada.12

instagram: https://www.instagram.com/yuki.takada.aoitsukimama/

編集後記  

 由希さんのお顔を見るだけで、もっと言うならSNSの投稿を見るだけで、いつもホッとするような、とてもいい “ 気 ” が流れてくるような感覚があります。その源に触れた気がするインタビューでした。
 たくさんの好奇心や学びによってセンスを磨き続け、経験によって価値観を更新して自分のことも周りのことも俯瞰できる視点をつかみ、世界のエネルギーを自分に取り入れて・・・それをたくさんの人に還元しているのですね。
 由希さんの手は癒しの手であり、そして美味しいものを生み出す手。ああ、やっぱり由希さんちの子になりたいです♡  (イノウエエミ)

(↑ 早朝散歩の景色のひとコマも、由希さんが切り取るとこんなにすてき♡)


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