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高橋大輔トークイベント! ~「すげぇ人」は、あなた

6/16午後、西部ガスプレゼンツ、【フィギュアスケーター 高橋大輔トークイベント】 に当選したので行ってきました! 長年お茶の間ファンをやってる私にとって、初のナマ・高橋さんです!!

何でも、高橋さんの大学時代(関西大)の親しい友人であるA木さんという人が西部ガスに勤めていることから実現したイベントで、2年ぶり2回目の開催だそうです。A木さんも登壇し、気心知れたふうに高橋さんと話したり、西部ガスの商品を宣伝したり(笑)されていました。

高橋 「大学に入って初めてフィギュア以外の友だちと遊ぶようになった。みんなそれぞれ違うスポーツをしているので刺激的だった。今は、(それぞれ働いているので)友人たちから『社会』を感じる」

まじで、大阪ガスじゃなくて西部ガスに入社してくれたA木さん、ありがとうございます!!!

いきなり余談ですが、
2014年10月、彼は引退会見を行ったんですね(昨年より現役復帰)。

その会見で印象的だったのが、

「今まで自分の人生に向き合って答えを出したことがない。
 誰もが社会人になるときに経験している人生の選択を、
 28歳になって、これからやっとやっていきます」

と言っていたこと。(はい、ちゃんとブログに記録してましたともw ↓↓↓ )

いわゆる「引退するので自分探しをします」ってことなんだろうけど、同じく引退時の中田英寿が同じ趣旨を
「人生は旅」
とポエムちっくに表現したのを思い出すと、高橋の言葉には
「みんなはとっくに経験してることを遅ればせながら始めます」
というニュアンスがあり、これほどのトップアスリートでありながらこういう感覚をもっているのが高橋のすごさであり魅力だなと、当時、テレビの前で涙を拭っていた私がおりました(笑)。

閑話休題。

トークイベントではこの引退会見にも触れられていたのですが、そこは友人A木さんがいたので楽しいツッコミ。

A木さん 「あのとき、何であんな恰好やったん? ヒゲでメガネで、なんかインチキサラリーマンみたいやったやん」(↓これね)

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高橋
「自分は本来、いわゆるアスリートっぽくない人間。
 でも現役時代は“ちゃんとしなきゃ”というか、アスリートらしさを心がける部分もあった。引退するとなって、もうアスリートらしくしなくていいんだと思って、ああいう恰好をした」

なんか、しんみりしてしまった。
こういうトップアスリートでも「●●らしさ」に縛られてきたんだなあ…

というか、むしろ、五輪メダリストほどのトップアスリートだからこそなんだよね。

世間に注目されるから。
メディアやSNSでいろいろ言われるから。
大好きな競技を続けるために資金を集めないといけないから。

高橋
「今では後悔してる。あんなインチキくさい格好でやらなきゃよかった。
 あの映像がずーっと使われるんだもん」 と続けて、

「自分はわかりやすい人間で、だいたいここらへんを見ると(…と自分の頭部の輪郭のラインを指でなぞるようなジェスチャーをして)、心の荒れ模様があらわれるんですよね(笑)」

と会場の笑いを誘ってました。

引退発表の前には、A木さんたちと湯布院あたりを旅したらしくプライベート写真もふんだん。

その後は、数か月の語学&ダンス留学のあと、アイスショーの出演はもちろん、フィギュアの大会の解説者、ニュース番組のキャスターやレポーター、海外の劇団とのダンス公演、市川染五郎率いる役者たちと氷上で歌舞伎×フィギュアのコラボ演劇「氷艶」など様々な経験をした彼。

その数年については、「なんていえばいいんだろう…」と複雑な思いもあった様子がうかがえたけれど、「とにかく、いろんな人に会い、いろんな経験ができた」と言い、
スクリーンの写真を指さして 
「キャスターのときだけ表情が違いますよね。明らかに自信のなさが出ている」と笑ってました。

「キャスターは本当に…。『高橋大輔です、よろしくお願いします』の二言で、ちゃんと2回噛むような人間なんですよ(笑) なのに、決まった秒数の中でコメントしなくちゃいけないとかプレッシャーすぎる。
 ストレスで手が乾燥しすぎて iphoneが反応しなくなりました。
 緊張で胃が痛くなる、という経験も初めてでした。どんな世界大会でもそんなことなかったのに(笑)」

「いろんなことをやって、やっぱり、体を動かすほうが得意だと思った。」

現役復帰してからは、「仕事を減らすので、(その分、収入が減るので、と笑って)」平日はほぼ自炊をしているらしく、手料理の写真もいろいろ出てました。普通に美味しそうだったし、何品もできていた!!

スクリーンでは、彼がなぜか、えんえんとキノコ類を炒め続ける動画が放映されましたw

ほかにもいろんな話がありましたがこのくらいにして…

彼レベルのトップアスリートになると、本当に、競技を引退するまでは、他のことはほとんどできないものなんですよね。日々のすべてが競技のためにあてられていて。

だから、ファンとしては、引退したあとのいわゆるモラトリアムの時期を比較的たっぷりと、豊かに過ごせたのは本当にうれしいことでした。

2018年、「表彰台を目指すわけではない、自分のベストを目指す競技生活があってもいいんじゃないか」と現役復帰した彼。
すごくいいと思った! 
競技生活にも多様性があっていいに決まってる。

日本人男子で初めて、オリンピックフィギュアスケートの表彰台の景色を見たのを始め、数々の快挙があり、でもそれと引き換えのように、人一倍の葛藤や苦悩もあったはず。現役中も、引退してからも。

アスリートを変に偶像化したくはないけど、
いろんな経験をした彼が、こうして生きて、元気に笑って話してくれることが本当に尊いなと思った。

羽生選手や宇野選手のことを聞かれて(聞くかね、わざわざ)「すげぇ人」と無邪気にコメントしてましたが、A木さんも言ってたとおり、「すげぇ人」はあなたです。

人生を楽しんでほしいと切に願います。

西部ガスさんプレゼンツの抽選会のときは、
1つ1つの商品が紹介されるたびに、聞かれてもないのに
「カレー、いいですよね。何個入りですか?」
「レタス、好きです」

などコメントしたり、くじの入った箱を、1回1回大きくシャッフルしてあげたり、
ほんと、いい人すぎて心配になるくらい(笑)。

息子8才に
「お母さん、じつぶつを見て、気ぜつすんなよ。お母さん、フィギュアスケート、かなり好きだから。。。」
と心配されながら送り出されていたのですが(笑)

さすがに気絶はしませんでしたが、
最後、彼が笑顔で手をふりながらステージからハケていくとき、ちょっと涙がちょちょぎれたわw

このトークイベントは、私が高橋大輔好きなのを知っている夫が「当たったら喜ぶかな~と思って」 そっと応募してたもの。
彼の懸賞好きをこれほど良い趣味だと思ったことはない。
めざせ、なすび!(古)

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