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インタビュー: 参議院議員 野田くによし さん ~ オープン・フェア・クリーンな政治を

参議院議員、立憲民主党(福岡選挙区)野田くによしさん。
昭和33年生まれ。平成5年に八女市長に初当選。4期16年をつとめ、その後は衆議院議員、参議院議員と政治の道ひとすじです。
なんと、夫人の稔子さんは福岡県議。
信条の「オープン・フェア・クリーン」は、政治はもちろん家庭内でも…!

聞き手:イノウエ エミ
撮影 :T.YAMAMURA
(2019年6月下旬取材)

◆ 34歳で市長初当選。当時の称号は「八女のクリントン」

―――当時、全国最年少の若さだったそうですね。

もうずいぶん前のことだからね。覚えてないでしょ?(笑)

―――すみません、私は中学生でした(笑)。
農家のご出身で、今年も田植えをされたばかりだとか。いったいどのような志で政治の世界に入ったのですか?

政治は、生活そのものなんですよね。
子育ても農業も建設も経済も、すべてに大きくかかわっているのが政治だから、自分はそこで社会貢献したいという思いがありました。

市長選にチャレンジしたときは、ずいぶん反対もされましたよ。34歳、若すぎると言われてね。そのときに応援してくれたのが女性や子育て世代です。

―――同世代の人たちということですね。

僕も子育て真っ最中でしたから。子どもが3歳と0歳。妻は下の子をおんぶしながら選挙活動をしていましたね。

◆「オープン・フェア・クリーン」が政治信条

―――八女市長を4期16年つとめ、国会議員へ…。四半世紀以上、ずっと変わらない政治姿勢があると聞きました。

「オープン・フェア・クリーン」ですね。すべてオープンにして説明責任を果たさなければ政治への信頼は得られません。

―――そのオープン・フェア・クリーンの観点から、現政権をどのように見ていますか?

まるきり逆のことをやっていますよね。公文書の隠蔽や改ざんを始め、情報をクローズしている。お友だちを優遇するようなやり方もアンフェアです。いかんよね。

街頭や地元からも「安倍さんが6年半やってきたのは嘘いつわりの政治じゃないか。アベノミクスで生活はまったく楽になっていない」という声が増えているのを感じます。

―――野党第一党である立憲民主党に期待する人も多いと思いますが、「立憲」という言葉の意味をあらためて教えてもらえますか?

「憲法にのっとって政治をする」ということですね。
国民主権、平和主義、基本的人権の尊重。憲法にしっかり謳われていることをないがしろにしてはいけません。

―――言ってみれば、ごく当たり前のことですよね。それが守られていない危機感が、立憲民主党の党名につながったんですね。

そもそも、憲法は権力の暴走を抑止するためのものですから。
為政者が勝手な解釈で憲法を変えたり、自分の都合のいいように改憲しようとするのは許されませんよね。

安倍さんに、国会で改憲を発議させない。そのためには、今回の参議院選挙で与党勢力が3分の2の議席数に達するのを絶対に阻止しなければ。


◆ 当事者の身になって多様性の尊重を


―――八女市長時代に制定した男女共同参画条例には、「性的マイノリティの方への差別を禁止する」という文言が織り込まれました。そのような例は全国で2番目だったそうですね。

懐かしいよね。もう15、6年前だからね。今では当たり前の話ですが、当時は大変だったんですよ。全国からバッシングがあって…。

―――全国からですか!

そんな文言は必要なのか、とね。すごかったですよ。八女市内でも反発はありました。
でも、僕はこれは絶対に入れなければという信念を持っていましたから。

NHKだったかな、当事者の方を特集した番組を見て、本当に大変なんだ、こんなに苦しんでおられるのかと身に沁みてね。個人の責任ではないこと、個人では克服できないことでしょ。
なんとか政治が力になれないか。そのためには、条例できちんと明記しなければと…。
最後は議会も可決してくれました。

今では自民党も賛成するようになりました。多様性を尊重する世の中へ、いいほうに変わってきましたね。

―――自民党はやはり保守的というか、議会を傍聴しても、議席がほとんど全員男性で占められていてまだまだ画一的だと感じます。
立憲民主党のように、女性議員が増えてきたことで感じる変化はありますか?

まず、行儀が良くなるよね。やはり異性の目が入ってくるとね。
昔は議場で靴下を脱いだりする議員もいたりしてね…。

―――うわぁ。信じられません…。

そんなの見たら、いやな気持ちがするでしょう。本当に、そういうところからなんだよね。

僕が八女市長になった当時も、女性が活躍する場がなく、声が届く環境でなかった。それで、とにかく早く女性を管理職にと思って、課長になってもらいました。

それから、基本中の基本ですが、僕がいつも思うこと。
世の中の人口は女性のほうが多いのに、議会も審議会も、ほとんど女性がいないところで物事を決めている。これは絶対いけないことです。意思決定の場に女性を増やす。いろんな当事者を増やしていくことは本当に大切です。

インタビュー後は、衆議院議員の大河原まさこさん(上の写真右)・福岡県議の堤かなめさん(左)と一緒に天神スカイホールでトークセッション。お子さん連れの方を含め、たくさんの人が集まりました。来たる7月の参院選、立憲民主党の予定候補者は、
 選挙区・・・男性11名、女性11名
 比例区・・・男性11名、女性9名
と、ほぼ男女同数となる見込みです。他党と比べてみてください!


◆ いつまでも変わらず謙虚に誠実に


―――今回、立憲民主党の福岡県連の議員さんや職員さんに「野田さんってどんな人ですか?」と たずねてみると、ほとんどが「まじめ・誠実・実直」のような回答でした。ご自分でもそのような自負はありますか?

う~ん。おもしろみのない人間なのかもしれないね(笑)。

―――「良い意味で普通のおじさん。長年政治の世界にいるのに、いわゆる ” 狸おやじ ” 的なところが全くない」と答えてくれた方も…。

確かに「変わらないね」とはよく言われます。
長くこの世界にいると、どうしても勘違いする人がいるんですよね。
やはり、初心忘るべからず。むしろ「実るほど頭を垂れる稲穂かな」というように、ますます謙虚な気持ちで、当初の価値観を大事にしなければならないと自分を戒めています。
それがね、この世界では変人のように思われたりするんだよね(笑)。

◆ 同級生夫婦、今では議員夫婦。家庭もオープンに


―――それから、聞きとり調査では「ご夫婦が非常に仲睦まじい」という声もありました。

そうですか(笑)。どうでしょうね(笑)。

―――高校時代の同級生で、以来ずーーーっと仲が良いとうかがいました! 

まぁね、妻は大変だったと思います。政治家の妻って本当に大変なんですよ。ある意味、自分を抑えて抑えて…。彼女も、市長の妻だったころは化粧や服装、スカートの丈の長さまで気にしていました。今は違うかもしれませんが、当時はいろんな見方をする人がいましたから。

それで、市長の一期目の終わりに妻は体調を崩してね。半年間入院しました。子どももまだ小さくて、僕は下の子を幼稚園に送っていってから市役所に出勤する毎日でしたね。核家族でしたから。

―――その稔子さんは、今は福岡県議会議員でいらっしゃるのですね。

―――今、二期目に入られたのですね。

家の中でも男女共同参画です(笑)。

―――お互いに多忙な中で、夫婦の信頼関係を維持していく秘訣を教えてもらえませんか?

政治といっしょですよ。オープンにしていくこと(笑)。

―――大事ですね! 離れている時間も多いですよね。

だからまぁ、連絡はよく取り合っていますね。

―――そうなんですね~~~。
それまで内助の功に徹していた稔子さんが県議になって、ちょっと心理的抵抗感というか、「なんだか男の沽券が…」なんて思ったりしませんでしたか?

それはまったくないですよ。
政治家の妻でいたときとは、まったく違う能力を発揮できていると思います。政治に限らず、大切なことですよね。新たな環境で活躍できること。

妻の場合は「子育てが終わってひと段落していたからこそ挑戦できた」と言っていますが、どういう形であれ、チャレンジする気持ちや機会を持てること、能力を発揮できる場があることが大事です。そのために政治の力も重要です。


◆ 政治は生活そのもの。あなたの一票が変えていく

―――比較的若い世代は、仕事や子育てなど自分の生活で精一杯なこともあり、政治との距離感を感じている人も多いです。そういう人々を含め、最後にみなさんへのメッセージをお願いします。

最初に言ったとおり、政治は生活そのものです。教育も就労も何もかも政治が関わっています。政治に無関心であっても、無関係ではいられないんですよね。
ですから、ぜひとも関心をもって一緒に考えてほしいですね。みなさんの一票で変わりますから。

―――変わりますか?

変わります! 一票の積み重ねで必ず変わっていきます。
ぜひ、投票に行かれるよう、お願いいたします。

参議院議員 野田くによし さんの情報はこちらで更新中です!
●オフィシャル WEBサイト https://nodakuniyoshi.net/
●facebook  https://www.facebook.com/nodakuniyoshi
●instagram https://www.instagram.com/kuniyoshinoda_offical/
●立憲民主党 福岡県連合 https://cdp-fukuoka.jp/

編集後記

街頭演説での力強さとはまた違った一面が感じられ、議員さんと身近に話す機会の大切さを思いました。野田さんのナチュラルな雰囲気をみなさんにお伝えできていたらうれしいです。
若くして市長になり、保守的な空気の中で困難にぶつかりながら新しいことを実行してきた野田さん。こういう方が国会にいることで、さまざまな立場の当事者を理解し、後押ししてくれるはずだと感じました。
市民として一票を大切にします。ふだんから政治のことも考えていきたいですね。  (イノウエエミ)


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