クーの物語。③
「クー。クー。」
「クー。クー。クー。」
「クー。クー。」
「こんにちは。わたしはシエナ。
お名前はなんていうの?」
「わかんないー。こっちは スミカー。」
「じゃあ、クーにしましょ。
お気に入りみたいだし。」
「クー!おきにいりー!」
「まあ、泥だらけね。
お風呂に入ってキレイにしましょ。」
「おふろきもちいー。
あわあわー。
めに はいったー。」
「おふろでたー。」
「そこにある、青い洋服着てみて。
赤ちゃんの時に着てた服なの。」
「よかった。
やっぱり似合ってる。
サイズもちょうどいいみたい。
この服もらってくれる?」
「もらうー。」
「いかなきゃ。」
「どこへ?」
「わかんないー。でもいかなきゃ。」
「また来てね。」
「おふろ ありがとー。
このふく おきにいりよー。」
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