昨日日記 2023.2.5

 日記をサボると次の日書くことになる!
 何も無い平日よりも色々なことがあった土日の方が書くことに困ることが多い。一応はネット上に公開している日記なのだから内輪すぎることは避けて、なおかつ面白かったことと考えていくとだんだん面倒になってくる。
 一日のうちの瞬間を切り出すか、結局全く関係ないことを書くことになるのが多い。今日は後者。

 トリコが期間限定で15巻まで読み放題だった。当初はトミーロッド戦だけ読もうと思ってたんけどフグ鯨から読み始めてしまいもう止まらん。小松がフグ鯨の顎の骨をパキっと外すシーンを何故だかすごく覚えていた。

 トリコってこんなに面白かったっけ?昔は家にあったけど何かのタイミングで売っちゃってやや後悔。断捨離好きの母の圧に負けてあらゆる所有物を手放してきたが、今でも全然部屋をきれいにするクセは身についていない。むしろ母があまりそれに執着しなくなった今になって少しずつ物を捨てることに躊躇がなくなってきた。子どもの頃は親と子の力関係によって無理にやらされていた感覚の断捨離が、力関係の近まりに伴って初めて自分の選択肢として出てきたのだろう。

 読んでいるとトリコ(漫画の方)はかなり断捨離が上手い。
 ジャンプ漫画に必要な盛り上げと設定の盛り込みを要所要所で差し込みながら、躊躇なくそれを捨てて話をシンプルにしていく。
 丁寧にキャラの描写をしながら、それを引きずらない。少年漫画が上手い。30巻以降はゴチャつき始めるけど。
 サニー(髪より細い触角を使って戦うキャラ)の触角の有効範囲をサニーゾーンと呼ぶのは本当に最初だけ。でもそれでいいんだなと思わせてくれる。その場だけの設定は不誠実な作劇に感じる人もいるかもしれないが、それが全て面白いのだから仕方ない。

 トリコを初めて読んだ時は捕獲レベルのシステムにワクワクしながら読んだ。あっこの動物は前に出てきたあいつより弱いんだ、逆にこいつはこんな見た目なのにあれより手強いのか……みたいに何度も戻って楽しめる要素で、キャラ同士の格付けを勝手にして遊んでいたのを覚えている。
 ただ今完結後に改めてトリコを読む人たちはコメント欄でずっとこれから起こるインフレの話ばかりしてて、あの楽しみ方ができないのはかわいそうだなと思う。
 そもそも電子書籍が他の巻を同時に開くような楽しみ方をしづらいか。

2/15までジャンププラスで無料みたいだから読んだことない人も今こそぜひ。

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