見出し画像

料理本を愛でるサイトCOOKBOOK LAB.準備中です。

「料理本を愛でるラボCOOKBOOK LAB.」を制作しています。

いわゆる書評専門のオウンドメディアというものです。

扱うのは料理本だけと決めているけど、そこはゆるやかに考えています。
だから料理が主体の小説とかエッセイ本もあるし、主人公が料理人というどストライクなものもあるかもしれません。
日本の料理本、世界の料理本、写真がいっぱいあるやつ、文字しかないやつ、料理が主体の雑誌も、もう売ってないけど古本屋の片隅で眠っていたような中古の本も紹介したいと思っています。

料理本、好きなんです。
料理本愛はnoteのネタとして、これからじっくり語っていこうと思いますが、今日はサイトを作ろうと思った経緯を。


このサイトを作ろうと思い立ったのは、3年ぐらい前かな。

その頃は出版社で働くバリバリの編集者でした。
20代の前半にドイツから帰国してすぐ入った会社にずっと所属していて、

「編集部長」というタイトルをもらっていながらも1日のうち14時間ぐらいの時間を仕事に捧げていて、大好きな本と雑誌の世界で「作る」ことにひたすら没頭してて、

それこそ命をかけて作ったぐらいの本だから売りたくて、

きっとこの本を必要としてる人たちが世の中にるんだからちゃんと届けようと書店営業もSNSも、出版イベント開催もがんばっていて、

やったアマゾン総合ランキング1位を取れちゃったよ、
明日は〇〇TVで紹介されるよ、
いえーい! 

……みたいな嵐が一通りおさまった1年後ぐらいやってきた「祭りのあと」のような状態にぽつねんとしていた頃だったように記憶しています。
(今から考えたらあの時が仕事人生における最高レベル)

もちろん現役編集者ですから、次の本は複数冊進行中でしたから祭りの最中も祭りのあとも忙しいは忙しいんです。来月の撮影のために整えなきゃいけないことはたっぷりある。

けれど、ふと書店を見れば、人生最高値を記録した我が愛しのベストセラー本と同時期に出た本は書店の棚からほぼ消えてなくなり、
我が愛しのベストセラー本もとっくに平台から棚差しに移動になって。

それでもまだ大型書店であればたいてい在庫されていたので、全体から見たら大変にありがたい状況だったのだけれど、正直なところ、私の本よりずっと素敵でずっと手元に置いておきたいと思う他社本が棚から消えていってしまうことがとにかく悲しかった。

「いい本なのに」「知ってもらえたらきっと買ってもらえたのに」。

ならば、そういう本を紹介するオウンドメディアを作ればいい、と閃きました。
ちゃんとちゃんと紹介したサイトを。
だってライトノベルズや文芸書、ビジネス書を扱う書評サイトはあるけど料理本専門のサイトはないから。

料理本って実用書カテゴリだから、書評するほどでもないと思われてるっぽいけど、自分で言うのもなんだけど、料理本愛にあふれた私がやらなくて誰がやるっていうのさ!
と勢いでロゴをまず作りました。

サイトマップも組み立てて、あとは仕事の傍らコツコツと料理本書評を書き溜めつつ、料理本の写真を撮りつつ、書店でおっと思う本があったらすぐ買っちゃって自宅の本棚から早々に溢れ出して。

そんなこんなで時間がかかりましたが、もうすぐオープンできる、……かも?
がんばりまーす。

料理本を愛でるラボ COOKBOOK LAB.(準備中)
Facebook https://www.facebook.com/ryourinohonlab/
twitter   https://twitter.com/cookbook_lab


ありがとうございます。新しい本の購入に使わせていただきます。夢の本屋さんに向けてGO! GO!