男が料理教室にいくこと

男が料理教室にいくこと

インスタグラムでは70万件
料理教室について書きます。巷には料理教室がたくさんあります。ABCクッキングスタジオ、ベターホームといった大手から、こぢんまりと個人でやっているところまで、形態は様々です。インスタグラムで「#料理教室」で検索すると約70万ヒットします。これは例えば「#料理家」だと2.8万、「#料理研究家」は5.9万ですから膨大な数字です。大きなテーマなので、1回ではまとめきれません。今回は私の体験を通した料理教室のことから始めます。
以前、「男は料理をしているのか」の記事で、大昔に銀座の料理教室にいっていたことに触れました。そののち、いくつか料理教室にいきました。まず「ベターホーム」にいきました。何回か通ったと思いますが、三角巾を着用するルールなのが馴染めず、やめてしまいました。レス・アロラさんの料理教室にもいきました。正式には「アロラインド料理学院」というところです。もう20年以上前です。会社に近かったので、多分会社の女性に誘われたのではないかと思いますが、記憶は曖昧です。

料理教室にいく必要性は?
そもそもなぜ料理教室にいくようになったのか。自問自答してもよくわかりません(笑)。元々、料理好きだったことはありません。母親が料理をつくってくれず、自分で料理をしなくてはいけない、という状況でもありませんでした。大学をでるまで実家にいたので、上げ膳据え膳でした。料理をし始めたのは、大学をでて入った会社で、入社後すぐに福岡赴任になった時からです。休みの日には料理をつくりました。当時、週刊ポストの人気連載をまとめた『男の料理』なる本を買い込んで、やりました。例えばフライパンでパエリアをつくった記憶があります。今よりずっとしっかりやっていたな(笑)。
当時は料理の技術としては未熟だったでしょうが、本をみればつくれるレベルではあったのでしょう。福岡には2年いて東京に戻り、その後いくつか料理教室を渡り歩いたわけです。料理が苦手なので料理教室にいった、ということではありません。料理をつくるという作業に興味があったのということかな。

男の料理はひろがらないのか
しかし、同世代の男たちには、ほとんど料理ができない人もいます。とある美術館でたまにボランティアをやっているのですが、ご一緒する女性陣(シニア層)が、「主人の夕食をつくるので、帰らないといけない」と嘆き半分でおっしゃっているのをききます。以前、うちのキッチンでとある男性に、野菜炒め用カット野菜で野菜炒めをつくってもらったら、ベタベタで塩気が足りないのが出来上がりました。
こんな人たちには料理教室にいって欲しいところですが(奥さんが料理つくれなくなったらどうするのだろう)、いかないでしょうね。「男は料理をしているのか」で書きましたが、男性が参加できる料理教室は多くはないこともありますし、そもそも料理をやろうとはしないでしょう。
男と料理教室の関係は、難しいようです。

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