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狩人という職業

朝から散歩していると、たくさんの鳥が枝から枝に移り、賑やかに鳴いています。 茂みからは、「ガサガサッ」という音。 神経を研ぎ澄ませて、音の正体を覗き込みました。 結果的に何も見つけきれませんでしたが。

昔は”狩人”(かりゅうど)という職業がありました。 動物を食べるために獲る人のことです。 狩りをして暮らしていた頃の人間は、生き物の気配をかぎ分け、逃げた獲物の体調までわかったようですね。

今でも、「マタギ」と呼ばれる職業の人はいますし、海では漁業が、「食べるために動物を獲る職業」ですね。 漁業の場合でも、魚のいる場所をかぎ分ける漁師もいるでしょうし、人の感覚の代わりに魚群探知機を使うことも多いでしょうね。 いずれにしても、五感を研ぎ澄まして、生きる糧を獲っていたということです。

テクノロジーが進んで、人間の本質はどこまで変わったのでしょう?  うまく生きていくための人間学のようなものは、1000年前のものでも今と変わらない知恵を感じます。 先人の知恵を受け継ぎ、そこに経験を足して行く。 その時に必要なのは、受け継ぐべき本質的な知恵は何なのか、見分ける目ですね。

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