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野生の生き物の嵐の避け方

森の中で暴風雨に見舞われることになりました。台風5号が接近する長崎は雨風共に強く、風雨の音は普通に会話できないほどです。 それでも、木に囲まれた森の中はいくらか静かではありますが、本来、こんな天気に森まで来るものではありませんね。安全優先で、いち早く森を出ることにしました。

かなりの風の中、カラスが風上に向かって一生懸命飛んでいる姿を発見。翼をできる限りたたみ、風の抵抗を最低限にして、必死に風に向かっています。 しかし、前に進むのは困難で、むしろ後退しているほどです。 わずかに体の向きを変えた途端、風に流され、ついには、風下に、すごいスピードで飛ばされて行きました。

きっと当のカラスは何やら風上に向かう理由があったのでしょう。これだけの風の中を命がけで風に向かうわけですから・・・。
僕らは、「家が壊れてないか気になって、慌てて仕事場から帰ってるんじゃ?」とか「天気予報聞かなかったんじゃない?」などとなどとバカげたことを話しましたが、当人は真剣です。

人間よりも、より自然に近いところで生きている野生の生き物。 こんな暴風雨はどのようにして身を守っているのでしょうね。 足もとの草や木は、それはそれはしなやかに、大きく揺さぶられながらもなかなか折れず、風をかわしていました。

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