中学生になるころ先輩に借りて聴いた、アルバムTHE BLUE HEARTSに収録されている【パンク・ロック】。ブルーハーツの中でも好きな曲。レコーディング時のアレンジでメンバーが大喧嘩した曲。


吐き気がするだろう
みんな嫌いだろ
まじめに考えた
まじめに考えた
僕 パンク・ロックが好きだ
中途ハンパな気持ちじゃなくて
本当に心から好きなんだ
僕 パンク・ロックが好きだ

こんな歌詞なんだけど、めちゃくちゃ衝撃受けて、そこからパンク・ロックなるものを好きになった。普通ならそこから目覚めて楽器にのめり込むんだろうけど、僕も楽器にチャレンジしたけど、いまいちハマらなかった。もう聴く専門で、そこから色々なパンク・ロックバンドを聴き始めた。

THE BLUE HEARTS、THE STALIN、AUGHIN NOSE、Hi-STANDARD、NOFX、RANCID、GREEN DAY...などなど、CDなんて買う金ないから、近所のお兄ちゃんとこいって、ダビングしてもらって聴いてた。英語の曲なんて何一つ意味が分からない。甲本ヒロトさんも言ってたけど、音を楽しむで『音楽』、歌詞なんてそんなに関係ないって。楽しい時も悲しい時も、フラれた時も母ちゃんに叱られた時も、どんな時も同じ曲を聴いて元気もらってたし、いつも身近にあったのがパンク・ロックだった。まさに『僕、パンク・ロックが好きだ』


やっと長い間苦戦した仕事が、やっと明日で終わる...長かった。今までで作ってて一番しんどかったかも、というのも気持ちがついて来なくて、なかなかいつも通りに手が動かなかった。仕事中もイヤホンでYouTubeで色々と聴くんだけど、よくよく考えたら、この仕事中は音楽聴いてなかったなって、今日ふと思った。もう削り作業最終日の今日、久しぶりにガンガンとパンク・ロックを聴いた。


やっぱりテンション上がるわ！


やっぱり音楽の力って凄いな。人それぞれで、あの曲はあの時、この曲はあんな思い出みたいに、自分の過去のシーンにも音楽がある。あの時に戻れるんだよな、それって本当に凄いことだと思っていて、音楽ってある意味タイムマシーンなのかも知れないな。


過去の歌ばかりじゃなくて、新しい歌も探して聴くんだけど、ここ数年ガールズバンドが熱いなと思っていて、そのなかでもHump Backが好きかも。今日は【番狂わせ】を聴いた。『こんなカッコいい曲リリースしてたんだ！』と繰り返し聴いてしまった。今回の仕事はこの先、この曲聴いたら思い出すんだろうな。アートこけしクリエイターを名乗って８年目の春、やっとクリエイトの世界の土俵に立てたのかなと思う。僕もいつか番狂わせを起こせるように、もっともっと頑張ろうって思った。


ああ 優しいから好きなんだ

僕、パンク・ロックが好きだ