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英語教育・英語学習に関する独り言43 ー TOEFL講座雑感

久しぶり(4年ぶりくらい?)に某大学の課外講座で TOEFL iBT を教えてきた。パッセージ1つとリスニング2つを教えたが、やっぱり TOEIC や英検よりも圧倒的に楽しい。

受講生は皆、英検や TOEIC の経験はあっても、TOEFL iBT の受験経験者はほとんど無し。その中で、TOEFL のリスニングでは設問や選択肢の先読みはできないと伝えると「え~?」みたいな反応になるが、サインポスト(詳細はこちらの記事を参照のこと)を提示して、それを聞き取るように集中させると、正答率は結構上がった。仮に不正解でも、サインポストに注意を払って聞く、そしてメモを取ることで、その後の設問にかなり対応できることを実感してもらえたのが良かった。

リーディングでは、

① キーワード
➁ 逆接の後
③ 例示の前

に絞ってパッセージをスキャニングさせ、設問の内容語を特定、そしてそれはパッセージ中の表現がパラフレーズされたものであると教えた。そのうえで、その内容語と同一内容を指し示す箇所やセンテンスをパッセージ中で特定させることで、かなり正答率は上がった。今日のところは文挿入問題のコツ(代名詞や指示形容詞を探す)を行うことで、ほとんど全員が正解に至った。前の週の範囲や次週の範囲の文挿入問題も1分で解かせたが、いずれも正解。学生たちの「うわ、こんなに簡単に解けるんや」という表情を見てニヤリ。受講者のこういう表情を見るのが教育者の醍醐味なのだ。


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