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結果かプロセスか

父親が3人の息子にケーキを分ける状況を考えてみます。
以下の1と2のうち、どちらを支持しますか。

1父親が裁量でケーキを3等分して。子供に一切れづつ分ける。
2子供たちが十分に相談し、分割方法を決める。子供達の相談の結果、3等分することになったので、父親が3等分する。

結果は同じ3等分(平等)です。でも、プロセスは全く違います。上記1は中央集権的な決め方であり、そして2は分権的に決まった分け方とも言えます。

人々にとっての「平等」を「公正」とともに論じるならば、もたらされた結果のみを問題にするのではなく、それがもたらされたプロセスや選択肢も問題にすることが重要であることは、上記のケーキの分け方という簡単な例でもわかります。

「結果が全て」という考え方もありますが、そのような考え方の場合、公正性といった観点をどう捉えているのか気になるところです。

ちなみに、数学の知識を使わずにケーキを3等分するのは結構難しいと思います。

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