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文章を書くから考える

考えてから文章を書くのではなくて、文章を書くから考えるようになる。そして書く文章の解像度は高ければ高いほど考える。

このことは前から薄々気づいていたものの、これまでは忙しさを理由に文章を外向けにあまり書いてこなかった。一方、時間をコントロールできるようになってからは文章を書く時間ができた。結果、明らかに前よりも考えるようになった気がする。

関連で、「文章を書く」を「行動する」に置き換えても同じことかもしれない。

ただ、前職の時も大量のメールや契約書のやり取りを通じて文章をそれなりに書いていたけど、今ほど「考えている」という感じはしなかった。なぜなのか。おそらく様式美を重視したことも多々あったので、しっかりと物事の本質を考えることが出来ていなかったように思う。

なお、上記の文章では「考えることは大事」という暗黙の前提がある。そもそも考えることは重要なのか。例えば、就職活動のグループディスカッションの時には私は初対面の人には「考えすぎですよ」とよく言われた。就活のGDでは、考えすぎる必要はなくて、人事の欲している答えを出すべきということだろう。会社における作業的な業務も同じかもしれない。

考えることは大事かどうかは置いておいて、少なくとも私にとっては考えることは楽しい。前職の送別会の挨拶時に私はこれまでの振り返りと会社の人達への感謝の意を表すため、30分の話をしたが、挨拶が終わった後に会社の人から「考えすぎて思いつめないようにね」と助言をもらった。私からしたら考えすぎているわけでは全くなくて、いつも通りの思考の延長だったので正直驚いたし、ある意味発見があった。

このように、文章を書くと色々と考えてしまうね。

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