痔との付き合い

私は長く痔と付き合っていました。いつからというともう、30年近くか。排便後、お尻の穴からポッチリと柔らかいものが飛び出します。その突起が戻らなくなって、無理やり指で押し込む必要がでてきます。押し込まないととても痛くなってしまいます。

2020年3月1日、仕事がちょっと余裕が出たので、病院に行ってきました。まだ、新型コロナの騒ぎが大きくなる前、17番目という札を頂き、待合室のベンチに腰掛けます。順番が呼ばれて、看護婦さんの案内の元、ふたつある診察室のひとつにはいります。看護婦さんは部屋の壁に描かれている注意書きを指さします。何が書いてあるかというと、ズボンをずらして、横向きに寝ろということです。横になって寝ると、もっと、丸くとか、左にとか、注文がつきます。その後、毛布を掛けられて、その姿勢で待つこと10分あまり、先生が入ってきました。

先生が横に来ると、さりげなく看護婦さんが私のトランクスを下におろします。尻が丸出しになるが、毛布がかかっているので、恥ずかしさはありません。先生はビニールの手袋をして、私の尻に手を伸ばしました。

「失礼しますね」という声がして、何やら軟膏のようなジェルのようなものを肛門に塗られました。その後、息が止まりました。

指がぐぐっと肛門に中に押し込まれます。このなんとも言えない気分、何故か身構えてしまいます。
「もっとリラックスして、力を抜いて」
分かっているんだけど、これが難しい。
「軽く息を吐くような感じで、そうそう」
触診が続きます。その後、「これから肛門鏡を入れますね」と何か固いものが肛門に当たります。そして、ゆっくりと入る気配。先生が言います。
「うんこをする感じでお腹に力をいれて」
そうです。肛門に入れる時は逆にうんこをするつもりの方が括約筋が緩むんです。私としたことが、何をしていたんだろう。

さて、診察が終わりました。
なんと、痔核は3つもあるとのこと。そのひとつが大きくて排便後出てくるということです。病院の先生が絵を描いてくれました。治療としてはゴムで痔核の根本を絞ります。

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縛った後は、鈍痛というより、微かな痛みですが、何か気になります。ロキソニンを日に2回飲みました。本当に気になったのは最初の3日、その後、2日くらい続き増して、5日目からは全く気にならなくなりました。

何で、早く医者に行かなかったんだろう。ほんと悔やまれます。ほんと、排便した後も楽だもん。恐々、押し込む必要もないし。あの、ウオシュレットの後、ペーパで拭くのが楽。

でも、まだ、2つあるんですよね。「出てきたら、縛りましょう」と先生から言われております。

では、また。

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