見出し画像

すべての女性はバーをやれ。飲食のセオリーではなく〇〇が当てはまるから。

まず説明する前に私のことを少し説明させてください。私は今まで小さな飲食店を7回開業しました。いずれもつぶれてしまいましたが、そのときいつも思っていました。

自分が女だったらなと。

どうしてこういうことを思うのかといいますと小さな飲食店ならではの問題があるからです。
ちなみにあなたは個人経営の飲食店に気軽には入れるタイプですか?
私はちょっと苦手です。入った瞬間に中にいる常連が「知らない人が来た」みたいな雰囲気を出しそうだからです。なんか窮屈な感じがありますよね。

でもその点、女性はいいですよね?女性店主の店だったら、女性のお客さんでさえも抵抗なく入ることができると思うんです。
それが女性がお店をやる一番のメリットです。

ではなぜバーなのか。ガールズバーやスナックとかのほうが稼げるんじゃないかと思うかもしれません。
確かに売り上げは上がるでしょう。しかし女性目当てに男性客が来るのでお客さんに拘束されるという側面があります。相手をしないとお客さんは拗ねてしまうかもしれないし、常に心理的駆け引きの要素が出てきます。そういうのはちょっと面倒くさいと思いませんか?

またお勧めするのは居酒屋とかカフェでもありません。今回提案しているのは飲食業ではないからです。何を提案しているかというと、それはコミュニティビジネスです。

コミュニティビジネスとは同じ目的を持った人たちが集まり、コミュニティを形成し、さらに、そのコミュニティから収益を得ることを目的としています。

飲食業とは異なる視点で経営をするというところが一番のポイントです。そうすることでバーの運営方法が通常のものと異なってきます。
たとえば立地戦略、一見のお客さんを狙っていないので人通りのあるいい立地である必要がありませんし、また店舗が広い必要もありません。狭い方が一体感が生まれます。
他社との差別化、コミュニティビジネスなので競合なんて考える必要はありません。
コストパフォーマンス、価値を上げるのは提供する商品の質ではありません。コミュニティの質です。

このように女性のバーをコミュニティビジネスととらえることで経営する方向性がわかるのではないでしょうか。やるべきことはコミュニティを作り、コミュニティを活性化しすることです。具体的にはイベントを企画して、お客さん同士の会話を促したりすることが重要となってきます。

そしてコミュニティ形成においても女性というメリットがあります。狭い店でも圧迫感を与えることも少ないでしょう。そのため男性に比べて、コミュニティメンバーを集めるのは難しくないと思われます。また女性ならではの気遣いでお客さん相互が会話をするような状況を作り出すことができます。このようにいろいろな形で女性というメリットが生きてきます。

そこで戻るのですがすべての女性がバーをやるべき理由はコミュニティビジネスだからという点にあります。飲食の経験は不要です、コミュニティを作り上げようとする熱意があれば大丈夫です。

私だったらどういう感じ、予算でやるかといえばスナックとか飲食店の居抜物件で8-12席程度で、外から中の様子が見えるようにドアの交換します。内装なんかもあまり手を入れず、什器も最低限でいいと思います。
そしてオーセンティックなバーと勘違いさせないようにおすすめはと聞かれると生ビールとか言いますね。そして1杯1000円程度で提供します。開業資金は200万もあれば十分かなと思います。

実際にこんな感じでうまくやっている店が以前私がやっていた店のそばにありました。8人くらいの席が5回転するくらいお客さんが来ていたようです。
すごいですよね。
コンセプトをコミュニティを作るということに重点を置けばこんなお店ができるのではないかと思います。

動画でも公開しています。
https://youtu.be/ekltgU7kAtw


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?