抱負とまではいかないけど

明けましておめでとうございます。

前回からかなり空いてしまいました。

今回は、すこし前に買った『3月のライオン』14巻。やっと読めました。尊かった…

まずね…色んなことがあったひなちゃん達。今は日々楽しそうなんだけど、少し前まですごく辛いことが何度もあった。

そんな彼女たちの視線の先はまだ霧が晴れ切っていないかもしれないけど、一歩ずつ一歩ずつ進んでいる。その力強いけど、時々おぼつかない足元を見て、零くんは「僕が支えてあげなきゃ」と改めて思う。


自分の気持ちをちゃんと自覚して、その上で次々と周りの人達のために行動を起こす零くん。頼もしいけどちょっとズレているのが微笑ましい。

その彼の姿を見て、はじめの頃とずいぶん変わったなあとしみじみ思う大人たち。僕も同じ目線になりました。

自分の気持ちにまだ気づいていない。でも途端に色んな感情が込み上げて、最後の方で泣き出しちゃうひなちゃん。大切な人がみんな、ただずっと一緒にいられたら。それだけを願う彼女もまた、周りの人のことを一番に考えられる心優しい子。

そんな二人が最後、文化祭の最終日に会えたシーンで泣いてしまいました。零くんにとって最後の文化祭。その彼のために待っていたひなちゃん。彼女の優しさに応えるために将棋大会の会場から急いで駆けつける。彼の姿を見つけて大喜びするひなちゃんが階段で転んでしまう。それを受け止める零くん。「来てくれた〜」と泣いている彼女を見てつられて涙が…


眩しいよ…まぶしいよ…


一所懸命な人たちの周りには、優しい人がたくさんいるんだなあ

彼らのいる空間は、空気が色とりどりなんですね




僕もこんな風に、すこしは色を纏えるかな

たくさんじゃなくてもいいから



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