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#H2Hnow #SPEEDA 【オンラインH2Hセミナー】 伝統企業発イントレプレナーが語る新規事業立ち上げのリアルVol.2 - 新規事業のカンパニーフィットを考える - に参加したよ

TL;DR

こちらの勉強会に参加しましたよーというお話です。

Disclaimer

本記事の内容は、勉強会をオンラインで聴講しながら、筆者本人の個人的な理解に基づいてまとめたものです。よって、以後に記載されている内容は、勉強会の内容と齟齬があったり、話が脱線したりしていますが、予めご容赦ください。

イントロダクション

SPEEDAを開発しているユーザベースさんの主催

今日のスピーカー

キリン→リープスイン 日置さん

キリンから社内企業を経てスピンアウト
食品メーカーと食品工場の空き稼働をつなぐマッチングプラットフォームを運営されている。

JR東日本 菊池さん
鉄道会社に就職したが、現業以外の仕事が殆ど。駅ビルや沿線開発のお仕事を長く経験されている。現在は社内で以下の新規事業開発プログラムを運営されている。

既存の延長線上でない”非連続な事業であること”
事業スコープを社会全体に広げる
30年後の未来からバックキャスティングで考える
個人や生活者としての価値観で発想する(⇔JRの価値観は外す)
ゼロから生み出すのがこの事業⇔スタートアップと協業・支援するのがJR東日本スタートアップ

本日のテーマ:カンパニーフィットを考える

ディスカッション

カンパニーフィットとは=その企業でその事業を取り組む意義を検討すること

既存事業のブラッシュアップであれば、既に考えている人はたくさんいる
鉄道事業・・・地方に集客、送客するための観光地キャンペーン
なんで、うちでやるのか?うちでやる意味はあるのか?をかみ砕いてしっかり考え抜く
経営陣や決裁者の指摘をロジカルにブレークダウンして、意図を読み解く
既存のリソースは、最初は考えなくて良い
組織能力=自社の技術、営業力、カルチャー

既存事業とのシナジーは考慮すべきか

日置さん:
立ち上げ時には不要。スケールするときに必要。
着想して立ち上げる段階では、大企業のロジックとは反する場面もある。最初からシナジーを念頭に置いてしまうと、行き詰ってしまう。
却って、経営層からシナジーがあるかを求められると… (ロジカルだけではなく思いや熱量を伝えるのも大事)

菊池さん:
既存事業とのシナジーを考えるのは、通常業務の範疇でやるべき=既存の事業部門がやるべきこと
JR東日本における新規事業開発は、駅に閉じたサービスにしたくない。街中にも展開できるサービスにしたい

人の調達が困難
既存事業部門から人をかき集めるだけでは、組織はスケールしない。
自分たちが出来ることは限られていることを認識する。全部自社でやるつもりはなく、WinWinで動ける他社とアライアンスを組んで事業開発を進めている

新規事業あるあるを超えるには

あえて期限を設ける。
いつまでもダラダラやるのではなく、期限を設けて必ず次のフェーズへ進める。

カンパニーフィットを考える

カンパニーフィットは必要か?
必要。
しかし、シナジーは後から考えればよい

スケールするには、社内人材の確保など、人への投資が必要
大企業は、人への投資や制度変更など、覚悟を持つことが必要

とにかく数多くやる
最初の立ち上げの時は、あえてシナジーのことは考えない。あとから考えればいいし、会社との接点は事業開発を進める中で必ず見つかる。

新規事業の趣旨は、丁寧に経営陣へ説明する
立ち上げの際に「なんで?」としつこく聞かれるけれど、一旦了解が取れれば後から聞かれることは無い

新規事業を立ち上げるメリット
メリットというよりも、やらないと会社がシュリンクしてしまう
With/After COVID-19を考えると、既存事業だけではそのうち成り立たなくなるのではないか

適切に危機感を持って、事業領域を広げていく

SPEEDAさんのセミナー

今後も定期的にセミナーを開催されるようです。セミナーの予定は、こちらで確認できます。


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