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ほねじゅう July 19

『骨と十字架』観劇。
とにかく本が面白い!
「自分の地平が揺るがされることはツライよね」ということを語るのにこの設定・状況を使った妙。
野木萌葱さんの劇作は、先に史実への着目があってそこから発してるみたいだけどね。

知恵の実をすすんで食べる。
ヒトは歩いたからこそ跪くことを知ったのかもしれない。
探求することは神が与えてくださったこと。
地平線…怖れ。
Keep Walking.

抑制の効いた口調で交わされる会話の中に、登場人物(全員神父)其々の情熱や渦巻く想いがビシビシ感じられて熱い。
背中から腰のラインやドレープが美しいキャソックに包まれているものは…。
あ、この設定って「武士」と同じようなグッとくる効果があるのかも。制約がある設定。言葉遣いも丁寧で。

イエズス会のS.J.たち…大学の神父さまたちの印象、シスターに世界史を教わってた時の記憶…
自然科学を探求すると神の存在を感じる気持ち、なんかわかる。畏怖。


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