きょねんコピーを変えた1冊。

小霜和也さんの本、
『ここらで広告コピーの本当の話をします。』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883353168/

発売直後に読んで、

ブログにまとめようとしたまま放置してたので、

自分の整理のためにカンタンに書いておきます。

中身については読んでいただきたいので書きませんが笑、

じつは、この本を読んだとき、

ちょうど日産販売会社グループさんの

採用の仕事をしていて、実際にコピーが変わりました。

まず最初に持っていたコピーの中に、

こういう案がありました。


「本田さんも、鈴木さんも、大歓迎!」


お客さんをリラックスさせる意味で

ボツ案として見せて、お客さんも笑ってたんですけど、

その日の夜に、本を読んで、

とても叱られた気がして、ヘコみました。


何でもかんでも、バズればいいというわけではない。

お客さんの声を聴いて、再提案した言葉が、


「あなたの顔が、NISSANの顔になる。」


というコピーです。採用のコピーなので、

応募者に向けて「あなた」と言っているのですが、

お客さんと話しながら、すでに働いている社員の方が、

自分たちを誇れるようなコピーになることを

意識してつくりました。


あんまり長く説明するとアレですが、

日産販売会社グループの社員の方たちは、

名刺交換では「日産」と名乗りますが、

日産本社ではなく「日産販売会社グループ」の社員です。

このことをネガティブに感じる人もいると伺いました。


でも、日産販売会社グループの社員は、

日産本社の社員がしない大切な仕事があります。

それは、販売店で、お客さんと顔を合わせて

クルマを売るという仕事です。


「あなただから買ったんだよ」

「そうか、◯◯さん、辞めちゃうんだ。

 やっと他のメーカーのクルマが買えるよ笑」


そんな言葉をかけられる方もいるようです。

クルマを買わない人からすると、

企業イメージというのは、

CMとかでつくられると思うんですけど、

クルマを買う人からすると、

販売店のスタッフの印象が、

そのまま企業イメージになります。


だから、日産販売会社グループの社員は、

「日産の顔」というふうに書いたのです。


バズるだけじゃないコピーも

もっと本気で書いていかなきゃなと

背筋を伸ばしてくれる本でした。


ちなみにこの本、たまたま、友達に送ったり、

お客さんにもオススメしたりしたところ、

超好評で、なぜか本を勧めた

自分のカブが上がりました笑

血となり、骨となる本です。感謝感謝。


こちら、小霜さんの記事です。
http://www.advertimes.com/20150220/article183115/

個人的なサポートはいりません! 日本一のコピーライターサークルのメンバー募集中です! メンバーとしてサポートしてくださいませ🙇 https://note.com/copy/circle