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S30最終25位 オボンコスモパワームゲンダイナ+メタモン

1.構築経緯

ムゲンダイナ@くろいヘドロ
247(252)-×-144(228)-166(4)-116(4)-168(20+)
マジカルフレイム どくどく コスモパワー じこさいせい
を使ってみた&ダメージ計算してみたところ、ザシアン対面でコスモパワーを積もうとしても、A244ザシアンのきょじゅうざん×2は50%ほどでしか耐えないことや、C194サンダー@いのちのたまのダイジェット(140)×2に対しても10%ほどの低確率を引いてしまうと耐えないことが分かりました。くろいヘドロでは瞬間的に回復量が間に合ってないので、アッキタラプオボンが必要になってきます。コスモパワーでBDを上昇させる都合上、最も効率がいいのはオボンだったのでそれに合わせた配分を考えることにしました。そして、A244ザシアンのきょじゅうざんを含め、この環境でありがちな火力に合わせて耐久調整を行ったオボンコスモパワームゲンダイナから構築を組み始めました。
 次にメタモンを採用しました。環境的に通りがいいのはもちろんですが、コスモパワームゲンダイナのような要塞型に対してつるぎのまいザシアンやランドロスのような積み技で突破を狙ってくるパターンは多いので、それを逆に崩しの起点にできます。要塞型+メタモンはかわりものが解禁された5世代以降私が強いと思っている並びの一つです。
 3番目に数的優位を取った際、ムゲンダイナで詰ませられる状況を狙えるダイマックス特化の禁止伝説を採用しようと思いました。沢山の候補がありますが、ムゲンダイナでは厳しい黒バドレックスに強いという理由でイベルタルにしました。
 4番目に、コスモパワームゲンダイナに対応してくるカバルドンを起点にしてしまうふうせんゴチルゼルを採用しました。
 基本的にムゲンダイナメタモン+イベルタルorゴチルゼルで戦えそうだったのと、対戦数をまだ重ねられていないので、残りの2体は考察途中です。

2.個体解説


イベルタル@いのちのたま
特性:ダークオーラ
性格:いじっぱり
実数値:201-201(252+)-116(4)-135-118-151(252)
イカサマ ゴッドバード はがねのつばさ ねっぷう

ダイジェット+ダイバーンがBD4振りザシアンに204~

 ダイマックスカイオーガやホウオウとの打ち合いに強く、使用率が上がったバンギラスで受けられない物理型で採用しました。悪技はダイマックス後にザシアンへの最大火力になるイカサマ、飛行技はダイジェット媒体で最も威力が出るゴッドバード、ラスト1枠の技は後出しザシアンに刺さるねっぷうです。ムゲンダイナ+メタモン@1で最も選出します。


ムゲンダイナ@オボンのみ
特性:プレッシャー
性格:おくびょう
実数値:247(252)-×-133(140)-166(4)-127(92)-168(20+)
マジカルフレイム どくどく コスモパワー じこさいせい

B:A244ザシアンの+1きょじゅうざんが156~184(63.1%~74.4%)
D:C194サンダー@いのちのたまのダイジェット(140)が157~187(63.5%~75.7%) C222カイオーガ@いのちのたまのダイアイス(130)が221~263(89.4%~106.4%)
S:最速サンダー抜き

 オボンとコスモパワーの性質上、相手が先制で攻撃してきた場合は75%、自分が先制した場合は相手が物理だと100%、特殊だとコスモパワー後にマジカルフレイムを打つことで112%未満のダメージまでなら起点にすることができます。Aをある程度確保したつるぎのまいザシアンだと受けられませんが、HSのようなザシアンは受け切ることができます。また、こういうポケモンに付きまとうのは急所の問題です。よくあるザシアンはきょじゅうざんとじゃれつくがムゲンダイナへの打点になるので、基本的に(8+16)/2=12回しかまともに攻撃できません。12回の試行回数で急所が当たらない確率は(23/24)^12≒60%です。

マンムー@きあいのタスキ
特性:どんかん
性格:いじっぱり
実数値:185-200(252+)-103(20)-81-80-130(236)
ゆきなだれ じしん がんせきふうじ こおりのつぶて

S:準速ネクロズマ抜き 準速マンムー-2

 ドラパルト、ゼクロム、キュレムあたりと打ち合えると思い採用しました。要検討の枠です。

ヌケニン@あつぞこブーツ
特性:ふしぎなまもり
性格:さみしがり
実数値:1-156(252+)-49-50-50-92(252)
ポルターガイスト かげうち おにび こらえる

 カバルドンを誘うことができ、カイオーガに圧力をかけられると思い採用しました。しかし、カイオーガに対しては他のポケモンで十分戦うことができ、この構築で重い高火力ドラゴンや氷に対応できないので最初に変更するならこの枠です。

ゴチルゼル@ふうせん
特性:かげふみ
性格:ずぶとい
実数値:175(236)-×-161(252+)-115-133(20)-85
アシストパワー コスモパワー ちょうはつ ねむる

H:16n-1 カバルドン入りに選出するため

 初手ムゲンダイナとカバルドン対面ができるとこのゴチルゼルに引きたくなりますが、ザシアン引きケアでコスモパワーを押してました。相手がムゲンダイナを突破するためには結局ふきとばしをするしかないので、運次第ですがゴチルゼルが場に出ると嵌め展開に持ち込むことができます。ちなみに、じしんワンウェポンカバルドンに挑発を打っているとPPがなくなってわるあがきで退場されるので、TODに持ち込むのは不可能です。ふうせんを割ってくるこおりのキバ等を採用している場合はふきとばしを採用していないので、ちょうはつを打たずにコスモパワーで起点にします。

メタモン@こだわりスカーフ
特性:かわりもの
性格:れいせい
実数値:155(252)-68-68-110(252+)-69(4)-47
へんしん

C:みらいよち意識
S:最遅
B<D

 メタモンは基本的にこの配分でいいと思っています。ザシアン入りに対しては、きあいだめやサイコファングといった使用率の低い技を採用している場合や、A振りつるぎのまいザシアン+ヌオーの並びでもない限りメタモンが刺さらない対戦はないはずです。

3.選出パターン

ムゲンダイナ+メタモン+イベルタルorゴチルゼル

 初手はムゲンダイナでコスモパワーしかしていません。マッチングも実際の対戦も運が良かったのでこれでなんとかなりました。このままだとゴチルゼルや火力の高いドラゴン、氷あたりにはほぼ勝てないので残りの2枠をもっと考察するべきです。

4.感想

 この結果で終わることができた一番の要因は、マッチングと実際の対戦も運が良かったことだと思っています。ただ、S30で私が使用した構築の軸はムゲンダイナ+メタモン(イベルタルorゴチルゼル)でほぼ完結しているので、残りの枠にこれからも開拓の余地があります。イベルタル+ムゲンダイナ+メタモンという並びはもともとランクマッチで存在するもので、ムゲンダイナはコスモパワー型に限らず、アタッカー型も見られます。その並び自体もっと考察されるかもしれません。そうしてムゲンダイナが増えるとその対策もより開拓されるでしょう。
 ここからは私事になりますが、S29の途中から数か月ぶりに復帰して、毎日の1、2時間程度のポケモンをやる時間≒配信をする時間になっています。S29は最終日の夜に1800位スタートから111位で終わることができました。S30も全ての対戦を配信で行い、5/30の夜に最終レート2032を達成しました。これからもこのスタイルを続けていこうと思っているので、配信を見ていただけるとうれしいです。



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