"環り渡る自己"から発する新倫理 - 包括と連環の倫理
新しい形而上学としての”環り渡る自己”の哲学から新しい倫理の在り方を考察します。”環り渡る自己”の哲学の概要はこちらの記事を参照してください。
包括と連環の倫理"環り渡る自己"の哲学は、自己を動的で矛盾に満ちた運動体として捉えなおすものです。この思想から、倫理の領域にも新たな視座が示されます。 従来の倫理観は、個人の自由や権利を最優先する個人主義的なものと、集団や全体の規範を重んじる全体主義的なものに二分されがちでした。しかし、こうした二元論を超えた次元から、「包括と連環の