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【激辛超絶正直レビュー】メタル好きが本当に良いイヤホンを探す旅


前置き

ごきげんよう。全国のメタルファン、並びに音楽好きのみなさま。
どうもCORE TUBEくろちゃんです。
ところで、音楽好きのみなさんはイヤホンは何を使ってますか?
イヤホン選びって難しいですよね…
種類が多すぎますし、あっという間に新製品が展開され
選択肢が増えるばかりです。
今回は好みの音を探した旅の記録となっています。

というのも、私が長らく(5年ほど)愛用してきたAVIOT TE-D01dが限界を迎えており、そろそろ買い替えようと思ったからです。
バッテリーが劣化しているのか、長時間連続で再生出来なくなってしまいました。
AVIOT TE-D01dは、最高に気に入っており、ぶっちゃけこれで満足してしまっている自分がいます。
そもそもめちゃめちゃ好みの音なんですよね。
非常にバランスが良いフラット寄りな音で、
低音についてもメタルファンであっても満足できるレベルです。
音にトゲトゲしさが一切無い全体的に「丸め」なのもお気に入りポイントです。
それでいて、コスパモデル特有の音像がぼやける、こもったような印象はなくスーパークリアです。

AVIOT TE-D01

しかし、これを超える良音があるに越したことはないのも事実です。
求める音を探して試聴しまくってきました‼︎
今回は、主に秋葉原で試聴してきました。
案件でもアフィリエイトでも何でもないので超絶正直に、忖度なしでレビューして行きたいと思います。
激辛注意です。
無限の選択肢があるイヤホン探しの参考になれば幸いです!!

試聴してきた履歴が一部残っていたので一応🦐

前提条件

■ライトユーザーに向けた記事であることをご理解下さい
音楽は好きだけど、デバイスにはそんなに興味がない。でも新しいイヤホンを買いたいので、どうせなら良いものを買いたい。
そんな人にオススメの記事。
■今回の調査対象は完全ワイヤレスイヤホン
■再生デバイスはiPhone。コーデックはAAC。
aptX、aptX Adaptiveで再生しろよksというツッコミが聞こえそうですが。実際iPhone結構使ってるでしょ?という希望的観測です。
■ノイズキャンセル機能はそれほど重要視していない
■くろちゃんはメタル好きだが、メタル以外の音楽も良い音で楽しみたい。
特にEDMとインストが重要。
■くろちゃんはメタル好きだが、低音を強調しすぎたチューニングは好きでは無い
いわゆるドンシャリが特に苦手。
■今回探しているのは、フラットでバランスが良く低音も豊かな機体
音楽レビュー等をしているので、極端なチューニングは避けたい。出来るだけ解像度が高く、音源の本来の音に近いものが望ましい。
■くろちゃんは長い時で1日8時間くらい音楽を聴いている
聴き疲れしないかは最重要項目。
■意外とデザインも重視している
■くろちゃんはオーディオのオタクでもなければ、オーディオのプロではない
※素人の戯言だと思って読んで下さい。
■イコライザー、アプリ等は調査対象外
■イヤピースでも結構音が変わる
■このレビューはあくまでも参考に
ご自身の耳で試聴して決めるのが1番。
■悪い評価でも僕の耳に合わなかっただけなので、悪しから
■試聴の際に流していた曲はLinkin Parkの"Numb"です
この曲で試聴するのは昔からの自分のルールです。相当聴き込んでいるのと、ベース音を確かめるのに丁度良い曲です。
クソなイヤホンだとドアタマ0:04のベース音が聴こえません。

実機試聴レビュー

AirPods Pro (第1世代)

参考価格:3万円程度

「迷ったらコレ」と言わんばかりに各方面で絶賛されている高級機。
結論。自分には合いませんでした。
特にハイハットの音がデカすぎます。嫌な粒感・ザラザラ感出ていた印象でした。
全体的な印象としてブライトだけどハイ寄りな音が耳に痛い。突き刺さるようなレベルで…
これは長い時間は、聴けないなと思いました。
ノイズキャンセル機能は最高でした。ノイズキャンセルでよくある飛行機に乗って気圧が変わった時に感じるような耳への圧迫感も皆無で、静音の極み。
ただ、前述の通りノイズキャンセル機能は、それほど重要視していないので選択肢には入りませんでした。
第2世代も聴いてみたいなと思いました。あまんまり音のキャラクターは変わらないらしいですが…🤫
総合評価:2.8点

Bose QuietComfort Earbuds II

Boseと言えばスピーカーのイメージが強いですよね。
ノイキノン最強らしいですが、「本当にそうか?」と思ってしまいました。
店内のガヤガヤも聞こえていたし、なんかノイキノン発動する時の感覚が独特。というより慣れないと、ただただ不快かもしれません。
肝心の音は…リッチでした。ただこの値段と見合うほどの感動は有りませんでした。
ただ、個人的に好きなリッチ感ではありませんでした。
各パートの解像度はとても高くクリア、いい音だとは思います。
しかし、なーんか強いんだよなァ…もう少しマイルドな方が好みです。
あと前世代機よりかなり小型化に成功しているらしいですが、それでもやっぱりデカいです。
耳に付けてるとなかなかの重量感あります。別に落ちませんが、本体の重みで落ちそうな感覚、引っ張られるような感覚があります。
ちなみに僕の耳はクソデカいです。笑
なので安定するはずなんだけどな。
女性にはマジで向かなそうだなと思いました。
総合評価:2.7点

SONY WF-1000XM5

ノイズキャンセリングでは非常に評価の高いSONYのハイエンドモデル。
前機種から世間を騒がせていたように思います。
結論。自分には合いませんでした。
やっぱりハイが気になります。シャカシャカしてるんですよね…。
相当な期待を持っていましたが、このシャカつきにより候補外となりました。
総合評価:2.7点

SENNHEISER MOMENTUM True Wireless

ゼンハイザーといえばハイブランドマイクのイメージです。個人的には。
このイヤホンは数年前、圧倒的評価の高さだった記憶があります。
結論。自分には合いませんでした。
長時間にわたり聴き続けるのは、辛い感じを受けました。
僕はもしかしたら、解像度高すぎるのダメな人間なのかもしれません。苦笑
何というかシャキシャキしている感じでしたね。低音もなんか物足りない感じで…
総合評価:2.5点

SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3

結論。こちらも自分には合わず。
モデルチェンジしてもそんなに音は変わっていない印象でした。
なんだろう。なんか聴いててキツいんですよね…
音圧の質感が求めているものと違うといいますか。
パチンコ玉くらいの大きさの塊が「ズン!!パァァァァンッ!!」って
耳に直接来る感じなんですよ。
音質は当然最高レベルにクリアなんですけど、暖かみがあるというより無機質で冷たい感じ。そこも鉄感が強い。
特にバスドラムのアタック感がキチいです。
「好みが別れる音」って書いてよいのかな?みんなが絶賛してるイヤホンなので…
ただ、予想以上にクセがあり、確実に言えるのは万人受けする音ではないと思います。特に派手な音が好きじゃない人には向かないかもしれません。
いろいろな方のレビューを拝見させて頂きましたが、僕と真逆の感想なので多分僕の耳がバグってるんだと思います。笑
解像度っていう意味だと、ギターのピッキングの微妙なニュアンスまで聴こえてきたので、すごいんだと思います。
デザインは最高だと思いました。高級感もあり、個人的には前モデルのデザインより圧倒的に好きです。
黒一色で統一されていても、質感の違う黒がコントラストになっているのってよいですよねぇ。普段からマットな質感なものを選びがちです。
総合評価:2.6点

SENNHEISER SPORT True Wireless

結論。今回試聴した中で一番好みの音でした。
まさかの最上位モデルではなく、こちらが良かったです。
私の好きなフラットでマイルドな音でした。
低音も文句なし。
これなら無限に聴いていられそうな音質でした。
総合評価:3.9点

SENNHEISER CX True Wireless

ゼンハイザーのコスパモデル。それでも高いすけど。
結論。コストパフォーマンスは悪いと思いました。
このモデルがSPORT True Wirelessに近い音だったら良いなと思い、
試聴してみましたが、これが面白い事に全く違う音でした。
そもそも音作りの方向性が違うのではないかと思うほど、SPORT True Wirelessとは全く違うように聞こえました。
この価格帯であれば、他にもコスパの良いイヤホンがたくさんあるかと思います。
総合評価:2.5

AVIOT TE-Z1PNK

凛として時雨のピエール中野さんのチューニングモデル。今回の試聴の旅の本命です。
結論。なかなか良し!!
バランス良いクリアでフラットな音でした。
ただ、ほんの少し、低音の物足りなさがあるのは否めない。
装着感は最高でした。イヤホン本体が結構大きめなんですけど、特集な形状(謎の突起)が、良い仕事してました。耳に良く馴染んで引っかかってくれるし、安定感もすばらしい。
これはBMP300でヘッドバンギングしても大丈夫そう。
ボイスガイダンス(イヤホン起動時に「接続しました」とか「Connection Success」とか言ってくれるやつ)が
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」のキャラの声なんですけど、そもそもイヤホンの接続時の声ってみんなドミネーターみたいな声&テンションだからあまり感動しなかったです。(めっちゃ楽しみで期待してた)
あと個人的にはデザインがあまり好きではない…差し色が金じゃなければなァ…
一応ハイエンドモデルと言っても遜色ないと思いますが、
残念ながら値段に見合った良さを発見することが出来ず、購入する決め手はありませんでした。
総合評価:3.7

AVIOT TE-J1

結論。普通。
AVIOT TE-Z1PNKの直後に試聴したのも良くなかったかもしれません。
AVIOTらしいフラットな音作りなんですが、なんだかクリアではありませんでした。こもっていて、謎に「シャカシャカ」している感じです。
これはイメージですが、スマホのスピーカーを手で塞いだ時の音、
耐水スピーカーの振動部に水をかけて鳴らした時みたいな音でした。
個人的にデザインもよろしくない。ケースもiQOSみたいだし、イヤホン本体も個人的にNG。
AVIOT好きとしては、期待していただけに残念でした。
総合評価:2.5

AVIOT TE-D01v

結論。惜しい。
Dの意思を受け継ぐ、TE-D01dの後継機という扱いでよいのかな?
期待していたのですが…
TE-D01dに非常に近いんですけど、何かが違う…
少し籠っていてシャカシャカしてる印象でした。
ナチュラルでバランスが良い聴き心地はあるんですがね。
TE-D01dのような「まろやか」な音ではなく、少しシャープな音です。
シャープと言っても耳が痛くなるほどではないです。
トレンドな機能も盛りだくさんなので、僕からも迷った人はこれを買うべしと言っておきます。
総合評価:3.0

実は購入済みです。
ただ結局、TE-D01dを常用しています。笑

Audio-Technica ATH-CKS50TW

結論。めっちゃ良い。文句なし。
正直、重低音特化モデルは個人的に好きじゃないんですけど、
そんな先入観をもっている僕でも文句のつけようのない音でした。
ソリッドベースというだけあって低音はもちろん強調されていますが、とてもバランスが良い音でした。
いわゆる「ドンシャリ」ではないですね。というか僕の嫌いな「シャリ」が無い。Audio-Technicaの低音モデルの「ドンシャリ」は好きじゃないことが多いんですけどこちらは圧巻の仕上がり。
低音の質感も「ボワッ」と広がる感じではなく、まさにソリッドな引き締まった印象で好みでした。
最近のメタル・メタルコアって電子音が入って来るものが多いので、
EDM方面だけの低音に強くてもダメだし、
バンドサウンドだけの低音に強くてもダメなんですよね…
しかし、ATH-CKS50TWはバランスが最高で、弱いなと思うところがありませんでした。
デザインもATH-CKS5TWなどの旧モデルと比べると圧倒的に良いですよね。
ノイズキャンセルは弱かったです。
メタルファンは迷ったらコレを購入しておけば、裏切られる事はなさそうです。
チャンスがあれば、ハイエンドモデル含め他のモデルでも聴いてみたいです。
総合評価:4.3

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

結論。良い。
なかなかに良い音でした。
Soundcoreシリーズというと「ドンシャリ」推しで、低音を強調した音作りになっているイメージがありますが、嫌な所は特にありませんでした。
何というか音がブライトで元気よく生き生きしていて、聞いていて楽しい感じでした。るんるんスキップしたくなる音質。
Anker Soundcore Liberty 4と間違えて試聴したのは内緒。見た目似てんだもん。
総合評価:3.7

Anker Soundcore Liberty 4

結論。感動。
君に決めた。
各有識者たちが絶賛してる前評判は知っていましたが、疑り深い僕は「本当か〜⁉︎」と思っていました。
こいつマジでやります。
とにかくバランスが良いです。
Soundcoreシリーズらしいリッチでソリッドな低音と
キラキラしたブライトな中音〜高音が魅力的でした。
解像度も素晴らしくドラムのアップダウン奏法の弱が聴こえるレベルでした。
ドラムが分からない方に向けていうと聴こえない音が聴こえて来たという事です。
デザインも悪くないと思います。個人的にうどん型は好きじゃないんですけどね…
総合評価:4.2 ※記事の最後で評価が変わりますのでご注意ください。

スライド式のケースを開けると本体が光るのも良き。

JVC HA-XC72T

結論。自分には合わず。
黒と赤のコントラストとXXのロゴが厨ニ心をくすぐるデザイン。
デザインはとっても好き。笑
このXX(XTREME XPLOSIVES)シリーズ結構昔からあって、僕は有線イヤホンを7年ほど愛用してます。
タフボディーを謳っているだけあって、マジで全然断線しないんだな。コレが。

HA-FX77X

HA-XC72Tも重低音モデルです。僕の好みの低音ではありませんでした。
これも昔からですが、XXシリーズはEDM系は最強なんですけど
バンドサウンド、メタルには弱いイメージ。
総合評価:2.8

JVC HA-XC51T

結論。自分には合わず。
上記のHA-XC72Tでだいたいお察しかも知れませが、こちらもそれほど良くありませんでした。
音もHA-XC72Tとそれほど変わらなかったように思います。
総合評価:2.6

final ZE2000

結論。良い。
デザインがプログレッシヴメタルコアなので惹かれていました。
アクセサリーみたいなクールさです。
評判通りのフラットさとクリアさ。
フラットだからといって物足りないない事も無いです。
注意すべき点はZEシリーズにはノイズキャンセリング機能はありませんので、
重視する人はそもそも候補に入らないと思います。
総合評価:3.8

final ZE3000

結論。とても良し。
ZE3000はデザインもやっぱり秀逸です。
ZE3000の方が上位モデルの扱いなんでしょうけど、正直ZE2000との違いはそれほどわからなかったです。
ZE3000の方が、やや音質が良かったような…
値段もあんまり変わらないですね…。
結局、購入には至りませんでしたが、かなりおすすめのイヤホンです。
総合評価:4.0

final ZE8000

結論。値段の割に普通。
正直、かなりZEシリーズが好きになっていたので、これが良ければこれにしようと思っていましたがまさかの期待外れでした。
なかなかの値段に対して全てが普通という感想です。
良くも悪くもフラットです。フラットな音質が好きな人は一度試聴してみて下さい。
アップデートされたZE8000 MK2もいつか試聴したいです。
総合評価:3.6

イヤホン選びは果てなき旅

イヤホン選びは
香水や柔軟剤を選ぶ時に等しいと思います。
好みの問題。好みに左右されるって事ですね。
故に視聴は絶対に必要だなと再認識しました。
なかなか自分の好みに合ったイヤホンを探すのには、骨が折れます。
ただ、妥協すると絶対に後悔&買い替えが発生するので、とことん吟味するしかないですね。
僕もイヤホンを次から次へと視聴する変なおじさんでした。(みんなそうなので、本当はそこまで浮きません)
本当はJBLも聴きたかったですが、
これも香水のテイスティングとおなじで鼻が麻痺してくるならぬ
耳が麻痺して来たのでギブアップしました。
高ければ良いかといえばそうとは限らないですし
安ければ悪いかといえばそうでもありません。
本当に自分の好みを探すのが重要な事だと再確認しました。

音楽鑑賞の変化

それにしても5年くらい前まで"コスパモデル"なるものは、せいぜい5800円くらいのものを言っていた気がしますが、
今のベース、ボーダーラインは1万円くらいなんですね。
それだけイヤホンで音を楽しむ人、音質を重要視する人が増えたということでしょう。
それに伴ってベース音が音楽的に重要視されてるようになって来ていると考察しています。
10年前のJ-POPのベースとドラムの無さよ…。
もともとアメリカのように車や家のウーファーで低音をマシマシにして爆音で音楽を楽しむ文化から遠い国(日本)なので、
スマホの普及により音楽鑑賞がよりパーソナルなものになり、高品質で解像度の高いイヤホンが求められるのは必然の結果なのかもしれません。(それに伴って音源自体のベースも強くなっていると思う。)

結局何を買ったのか

Anker Soundcore Liberty 4を最初に購入してしばらく使っていたのですが、
長く使ってうちに聴き疲れ問題が発生しました。
音がブライトで華やかなのは良いんですけど、やはりハイがきつくなって来てしまいました。
イコライザーで我慢できる範囲ではありましたが、何か気に食わなくて
結局
今はAudio-Technica ATH-CKS50TWを愛用しています。
わりと古いモデルではありますが、間違いなく名機だと思います。
もう音にも慣れて聴き疲れもなく、半年近く使用していますが全く不満はありません。

これにてひとまずイヤホン探しの旅は終了となります。
良いイヤホンの噂を聞いたり、また何かきっかけがあればシリーズ化するかもしれません。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

written by 96CHANG


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