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検索ユーザーの要求は漠然としている|エンジニア的ブログSEO論

このnoteは、検索ユーザーニーズの把握を少しエンジニア的な手法で分析してみようという内容です。

具体例を用いたステップ形式で紹介しますので、ブログ初心者の方でも理解できると思います。
ブログ論は感情論が多くていやだ、ロジカルな考え方が好きという方におすすめです。


要求定義とは

システム開発における要求定義とは、そのシステムで何ができるかを定義することです。
多くの場合、業務フローがシステムにより自動化されます。

課題解決のプロセス
①課題の分析
②解決策の方針決定
③解決方法の取捨選択
④解決策の実行


この、①~③までが要求定義、要求分析のフェースとなります。

ユースケース図

ユースケース図とは、簡単に言うと人とシステムの関係を設計するものです。
ブログ運営者と検索ユーザ、検索エンジンの関係をユースケース図にしてみました。検索ユーザから検索結果に矢印が必要な気もしますが直すのが面倒なのでこのまま載せます。plantumlで作成しましたので興味があれば調べてみてください。

@startuml
left to right direction

actor 検索ユーザ
actor ブログ運営者

package "google先生" <<検索エンジン>> {
検索ユーザ <-- (検索結果)
ブログ運営者 --> (記事1)
ブログ運営者 --> (記事2)
ブログ運営者 --> (記事3)
(記事1) <--> (検索結果)
(記事2) <--> (検索結果)
(記事3) <--> (検索結果)
}
@enduml

機能要求と非機能要求

機能要求とは、システムに求められる機能で、非機能要求は兼ね備えるべき条件のことです。ブログにおけるSEOにおいては、機能要求が検索キーワードに表れる直接的な情報、非機能要求が検索キーワードに表れない潜在的なニーズを指します。

たとえば、「ブログ PV 平均」という検索キーワードは、平均値の情報を得ることで要求を満たします。しかし、その情報を得ればニーズが全て満たされるかというと、そうではありません。検索キーワードに表れてこない、PVの上げ方やPVの収益目安、収益の上げ方などが潜在的なニーズとして隠れているはずです。そのニーズを満たすよう記事の設計をしていくことがユーザーの要求に応える情報提供となります。

ブログにおける要求定義


ブログにおいての要求定義は、読者がどんな情報を求めているか整理することです。ユーザーは検索キーワードがはっきりしている人と求めているものが漠然としている人に分かれます。
狙うべきなのは、要求がはっきりしていないユーザーです。

アドセンスのリンクユニットが収益性が高いのも、検索キーワードを言語化出来ていない層がかなりいるということです。検索キーワードに適した情報を提供することが、SEOの最重要項目となります。

また、ただなんとなくタイムラインに流れてきた記事を読むこともあるでしょう。
このようなSNSや広告、スマニュー砲についての戦略はこのnoteでは取扱いませんのでよろしくお願いいたします。

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