横隔膜とは

 横隔膜とは、胸腔と腹腔を隔てるドーム状の、厚さ2ミリ強の薄い筋肉であり、腰椎と、第7~10肋軟骨内面と、胸骨剣状突起と、から始まり、横隔膜の中心にある腱中心に停止します。胸腔と腹腔は、食道裂孔を通る食道、大動脈裂孔を通る腹大動脈と胸管、大静脈孔を通る下大静脈、により連絡されています。

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 横隔膜が緊張すると、腱中心が腰椎、肋軟骨、腱状突起から引き下げられ、ドーム状の横隔膜は平たくなり、胸腔を拡げ、肺を拡張して吸気動作となります。また、腹腔を押し下げ、腹圧を高めます。

 横隔膜による呼吸は腹式呼吸となります。横隔膜は感覚が乏しく、腹式呼吸を意識的に行うには、ある程度の訓練が必要です。

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