自殺について思うこと

自殺は悪いことではないと思う

よく
「あなたたちが生まれてきたのは奇跡だからその命を大事にしなさい。」
「自殺は殺人だ。そんなことをしてはいけない。」「産んでもらったことに感謝しなさい。」
と大人は言う。私はべつに自殺を推奨しているわけではない。ただ、人に自分の命についてとやかく言われる筋合いはないと思うのだ。

もちろん産んでくれてありがとうと親に感謝する人もいる。
しかし、生まれたくなかったと親を恨む人や死にたい、殺してくれと思う人も多いと思う。そういう人たちにがんばって生きていけというのは無理な話だ。私だって仲のいい友達や近くの人、会ったこともないような人さえ死ぬのは嫌だ。生きてほしいと思う。でも死ぬなとは言えない。死ねとも。生きるかどうかを決めるのはその人だから。


自殺を止めるよりその人がその選択をしなくていいような世の中にしたい

自殺しようとした人を止めれたとしても、根本的なものをどうにかしないと意味はない。その人ひとりを止めれたとしても、他の人が同じような理由で苦しんでいるかもしれない。

例えばいじめに耐えきれなくて自殺を選んだ人がいるとする。ではいじめを止めたらその人は自殺を辞めるだろうか。辞めるかもしれない。しかし、その人をいじめていた人たちはどうなるか。今までいじめることでごまかしていた気持ちや、ストレスがあるはずだ。親から虐待を受けているかもしれない。ずっと誰かと比べられていたかもしれない。前にいじめられていたかもしれない。そしてその親は……たどっていくときりがない。

何が言いたいかというと、

自殺しようとした人がいた→いじめが原因だった→いじめはだめだ。やめさせよう。

このような解決は果たして解決と言えるのかということ。私は言えないと思う。どうするのが1番いい方法なのかは私にはわからないがみつけていきたいと思う。

自殺は最後の逃げ道だと私は思っている。だから自殺という選択肢をなくしたいとは思わない。死んでほしくないのなら、その人が自殺を選択しないようにすればいい。けっして容易なことではないけれど。生きてほしくても、どうかその人から逃げ道を奪わないで欲しい。

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