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アンプを買った話

こんにちは。
機材オタク、瀬田コルネです。

今回はタイトル通り、遂にマイアンプを買ったっていうお話です。


アンプと言えばエレキギターには必要不可欠ですが、かと言って個人所有にはある種の覚悟が必要ですよね。

デッカいとか、真空管は管理が大変そうとか、シンプルに置く場所がないとか、あと高いとか。

分かります。


高いもん。デカいもん。あと熱い。
個人所有ではだいぶ持て余しますね。

でもそれはそれとして、ギターを弾いてて楽しくなります。

これは最大のメリットかなと思います。
もっと小さいのでもよかったんちゃうかとは思います。

では早速、買ったアンプの紹介です。

こちらです。


買ったお店で撮らせてもらいました

MAGNATONEのSUPER FIFTEENです。

名前の通り、15W出力ですわ。
ただし真空管だけあって、かなりデカい音が出ます。激しい音楽でなければ普通にドラムと一緒に鳴らせるくらいの音量は出ますわ。賃貸なら壁ドンされます。
また、音量に伴って結構振動するので、そういう意味でも賃貸では普通に使うのはやめた方がいいかもですね。

と、ここだけ書くととても家では使えないんじゃねえの?という代物なのですが、このアンプはなんとヘッドフォンアウトとラインアウトの端子があります。
つまり、アンプのスピーカーからは音を出さずに使う(説明書を読むと分かるのですが、スピーカーケーブルは抜かないと音は出ます。また、ちゃんとダミーロードが内蔵されてるので、スピーカーと接続しないで稼働しても平気です)、という事が出来るのです。便利。
それぞれのアウトにはキャビシミュまで内蔵してるので、オーディオインターフェースとかに繋げばそのまま録音出来ますわ。

また、スピーカーケーブルを買い足せば、別のキャビも追加で鳴らせます。
つまり、単体で使う時よりも更にデカい音が出せます。

こういう…「いろんな場面で使える」っていう現代的な仕様が決め手になりました。

メインのツマミは
ボリューム
ゲイン
ベース
ミッド
トレブル
プレゼンス
ですね。お馴染みですね。

あ、そうそう。
このアンプにはリバーブは付いてません。
ついでに1チャンネルです。

でもまあ、どうせエフェクター繋ぐしな〜、と気にしないで買いましたが。
アンプに繋ぐのは歪みペダルばっかり試していましたが、あんまり歪んでなければ、DD-8をインプットに繋いでも違和感はなかったですわ。
そのへんも現代的な使い勝手ですわね。

して、このアンプはMarshallをイメージしたもの、という触れ込みです。
ただ、個人的には、「そんなにMarshallっぽくはなくない?」と思ってます。
もしかしたら設定次第ではそうなるのかもしれません。
ただ、私の体感ですが、Marshallほど突き刺さるような、耳に痛くなりがちな音にはならないように思えますね。

Marshallのフェンダー風味、と感じました。

なので、「Marshallの音が欲しい!!!」という方は素直にMarshallのアンプ買った方がいいです、これは間違いない。
最近はMarshallの真空管の20Wくらいのコンボアンプありますしね。

どんな設定でも結構「様になってしまう」アンプですね。
ツマミによって劇的に変わる!みたいなものではないように感じていますが、逆にそれが音の良さを担保してくれてるとも感じられますね。

して、反応の良さは「本物の真空管アンプ」ですね。
音質的には昨今の高品質なデジタルものと大差ないとは思いますが、反応の速さ・繊細さは本物ならでは、と感じました。なんかこう…「音が出るまで」がすごい速いんですよね。
アンシミュを使ってた時は「弾いたと同時」みたいな感覚でしたが、アンプだと「弾こうと思った瞬間」みたいな。なんなら弾くよりも早く音出てね?と感じるくらいです。
「真空管アンプで弾かないと上手くならない」と言われているのはそういう事なんでしょうね。知らんけど。


あと特筆すべきは、やはり「機材の選ばなさ」ですね。
家にある4本のギター全部繋いでみましたが、どれでも「おお、ええやん…」という音になりました。
アンプにこだわる人はこだわる理由が分かりますわね。

また、やはりファズとの相性はかなり高いように思えます。
真空管アンプ特有なんでしょうかね?
それは分かりませんが、何を使っても「使いやすい感じにまとまってくれる」感覚がありました。懐の深さ。
世の中のお店の試奏用アンプが全てこれになったら、どんなエフェクターでも買ってしまいそうです。
個人的にはそれぐらい気に入ってます。

エフェクト用のセンドリターンもありますわ。
やはりこういうところも現代的な使い勝手が考えられている、良いものですね。


遂にアンプを買ってしまいましたね。
なんで買ったんですかね。
狭い私の部屋に持ち込む時、とても苦労しました。
余程の事がない限り、マジで持ち出したくない。
部屋の掃除をせねば。

でも弾いてて楽しい。音が良い。
あと、各種ペダルを試すのもすごい楽しくなります。
エフェクターのレビュー動画で真空管アンプ使ってたら「そらええ音になるやろなあ!!」って思いますよ。
あと、お外で少々やな事があっても「家に帰れば真空管アンプがあるんだぞこっちには」みたいな気分になれます。精神安定。

目下困ってる事といえば……そうですねえ、何繋いでも良くなるから、ボード組む時の参考になりにくいってとこですかね……。

また、上でも書きましたが、Marshallの音!とはなりません。
まあそれはそう、そもそも別もんやしな。

注意点といえばそんなもんですかね。
それを差し引いても、個人的にはオススメ機材ですわ。


それでは、今回は以上です。
That's all for today、ですわ。

それでは、これを読んだ皆様がより良い機材に出会えますように。

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