見出し画像

人生初のFenderの話

こんにちは。
機材オタク、瀬田コルネです。

今回はタイトルの通りですね。
……うん、すまない、またお察しの通りなんだ。
舌の根も乾かぬうちに、とはよく言ったもんですね。

ギターを生やしました。
より正確に言うならば「クソ高い」ギターを生やしました。

買ったものの紹介


これですね。

中身はこちら。

万年床みたいなベッドが高級に見えてくる不思議

初のFenderにして初のカスタムショップです。
多分もっと前段階があったと思うんですけど。

2022 collectionのTime Machineシリーズ、1964 Stratcaster Journeyman Relicです。

なんで買ったんや

これはですね…字に起こすと「頭がおかしい」以外の感想がないんですけども…仕事が嫌過ぎまして、「簡単にやめられないようにしよう」と思ってローンを組みました。
や、勿論興味があったんですよ、Fenderのギター。
機材オタクを名乗ってはいますけど、Fenderのギターを持った事がなかったんです、今まで。
日本製ギターばっかり持ってましてね。
それらも言うまでもなく大好きなんですけども、それはそれとして好奇心がありました。

で、ちょいと渋谷に行く用事があったので、ついでになんかあらへんかな〜と楽器屋さんを覗き。

渋谷のクロサワ楽器さんに入ったらこれが壁にかかってまして。
初めてですよ、値札のまだついてないギター指差して「これって……いくらですかね……」って聞いたの。
ちなみにこの時聞いたお値段、予算普通に超えてました。20弱ぐらい超えてました。

でも、試奏してみよ!と思っちゃったんですよ。
第一の感想に「あ、なんか馴染みがあるな」って感じでした。
「うおーーー!!!」ってテンションが上がるようなものじゃないんですけど、その分「落ち着いて弾ける」というか。
そして、メチャクチャ反応が良かったです。弱く弾けば弱く、というのは当然ですが、逆に頭打ちになるまでも、これまでのギターよりも強く弾いても反映される感覚がありました。
高えだけあるわ、と感心しました。

うわっ、やべえこれ欲しい。
と思ったらもう…ダメでした。
分割手数料無料キャンペーンとかやってるのが悪いですね。
まあ大して珍しい!って仕様でもないギターなんですけどね。
諸々の事情で輸入品ってどんどん値上がりしてますからね。今が底値、と思って買いました。
うーん、貧乏性。


弾いてみての感想


そういえば、この日合計で5本ぐらいカスタムショップ製のストラトを弾いていたのですが、共通していたのは「ネックの形に関わらず、一定ラインの弾きやすさは担保されている」「ネックの形は好み次第」という点ですね。
なので、恐らくはこのレベルになると「ネックの握りやすさ」についてそんなに神経質に選ばなくても大丈夫だと思います。
もちろん、こだわっても構いませんが。

肝心の音ですが、こう…良くも悪くも「普通の音」がします。
「ギターの音ってこうだよね」ってイメージした音が出る、そういう印象ですね。
なので、気に入ってはいますが、特別音が良い!みたいな気に入り方ではないですね。
概念的なものです。
ギターの概念。

しかし、「弾いていて楽しい」という感覚は強くあります。
やはり右手への反応の良さ、軽さ、個人的には好きなネックの握り心地など、好きな要素は多かったですからね。

個人的には…………「凄え水」って感覚ですね。
飲んだら凄えのは分かるんだけど、どこまで行っても水、みたいな。
でも実際美味しいし、飲むと気分が良い、と。

派手さはないけど堅実、という感じですね(とは言え、これは仕様によるでしょうけども)。
有名メーカーだけあって、「間違いない音」という感覚になりました。

そう考えると逆に、「もっと個性のある音がいい」という人にはオススメできませんわ。
どうしても、というのであれば、恐らくはもっと尖った仕様のものを選ぶ必要がありますね。

試しに家にあるファズを繋いでみましたが、かなり良い感じでした。
なんというか…「安心感」がありました。
特別変わった特性のないギターとはつまり、万能、と言い換えられるのだな、と思いました。
自分はコレ好きです。
「普通のギター」が欲しかったので、大満足ですね。自分の中の基準になり得るようなクオリティです。

締め

いやー、しかしまあ、カッコいい。
ようやくサンバーストのカッコよさが分かりました。
良いです。好き。
あとこのギター、レリックが入っていて貫禄が凄いんですよね。なんで、持ってると自分のクソガキ感が増します。嫌な若見えですね。まあそのうち追いつくでしょう。

して、当初の目的であった「ローンを組んで仕事を辞めないようにする」という目標は達成しました。よかったよかった。

……ただ今度は、弾きたくなっちゃって仕事に手が付かないですね……困りました……。


それでは、以上です。
これを読んだ皆様が、より良い機材に会えますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?