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0.1秒を削れ!Twitterでイラレ動画配信の制作手順

僕がTwitterで配信する理由

Twitter上でIllustrator(以下、イラレ)のチュートリアル動画を配信するにあたり、主に2つの制限があります。

・動画の時間は2分20秒まで。(2019年7月現在)
・おおよその人はスマホで視聴する。

時間の制限はTwitterの仕様なので、どうしようもありません。実際にやってみるとわかると思いますが、人に何かをわかりやすく説明するのに2分はとても短いです。
そしてPCの画面を無理やりスマホで見るので、当然文字やアイコンの判別が難しくなります。
そんな状況でチュートリアル動画を配信しようだなんて、改めて考えるとそりゃ今までやろうとする人が少ないわけだと今勝手に納得しています。

ではなぜ僕がYouTubeではなくTwitterをフィールドに選んだかと言えば、ターゲットであるグラフィックデザイナーやイラストレーターは基本的に多忙で、じっくり腰を据えてインプットをするのがなかなかに難しいと思ったからです。
事実僕もYouTubeに様々なチュートリアル動画があるのは知っていますが、今まで見たことはほぼありません。
一方でTwitterは呼吸をするように開く。Twitterで流れてきたテクニックや記事はそれなりに読む。まとまった時間を取るのは難しくても、スキマ時間の息抜きにインプットする方が現実的かなという狙いがあります。


なぜ動画で配信するのか

ぶっちゃけ人はTLの文字や画像をちゃんと見ていません。大体が流し読みで、長文なんか頭に入りません。
僕はかなり前からイラレ関係のツイートをしてきましたが、文字や画像だけではフォロワーさんは300人が限度でした。
ところが動画に切り替えた途端に爆発的にフォロワーが膨れ上がり、あっという間に万単位に到達したのです。

文字や静止画と比べて動画は情報量が圧倒的に多く、知識がなくとも伝わるものが多いです。脳内イラレを実装している人間であれば文字情報だけでも十分に理解できますが、慣れていない人たちはそれがどんなツールで、どこにあって、どういった効果があるのか想像できないのです。
また、TLに表示されたら自動的に再生が始まるというのも大きいのでしょう。動くものに人の目は吸い寄せられますし、それがイラレの画面であれば関係者はなんだなんだと見続けてしまいます。

動画制作の工程とポイント

僕の動画制作は、主に以下の5つの工程に分かれています。

(1)ネタ作り
(2)下準備
(3)撮影
(4)表紙制作
(5)編集

全ての工程に共通する最重要なポイントは、無駄を徹底的に排除することです。
2分という短さに納めるため、0.1秒を削るためにあらゆる工夫をします。
それでは順番にポイントを解説していきましょう。

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