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LINEやメールが苦手過ぎて支障をきたし始めたので理由を探ってみた。演劇業界におすすめしたいチャットツールも。

タイトルの、そのまま。LINEやメールが苦手です。こわい。

最近「ちょっとこれはさすがに……」というレベルに発展してきたので理由を探ってみることにしました。で、どんなレベルかというと、LINEの通知音が鳴ると不安と恐怖を感じてビクっとし、いやしかし早めにチェックせねば……と憂鬱な気持ちを抑えて恐る恐るスマホに手を伸ばすという。

うん、知ってる。LINEってもっとこう……手軽に気軽に楽しむチャットアプリだっていうことは知ってる。知っているけど私にとってはそんな甘やかな話じゃないんだっ。

というワケで、私にとってLINEがどういう存在でありどんなところをこわいと思うのか・なぜそう感じるのかを記しつつ、「仕事まわりのコミュニケーションがこっちになったら取り回しが良いのだけれどな」なんてことも書いてみようと思います。

LINEを使わないという選択について

文字でのコミュニケーションが苦手であり、メールはともかく「LINEを使わない」という選択を検討したことはこれまでに幾度となくあるのですが、結果から言うと使い続けています。私の活動する内容・業界(演劇)からすると「LINEを使わずに仕事をする」ということが現実的じゃないのだよね。それくらい演劇関係のコミュニケーション・進行はLINEでのやり取りが主というのが現状です。

LINE以外のチャットツール

チャットが出来るという意味では、「話題・テーマからの広がり方・枝分かれ」や「原稿などデータ類の取り回し」の面もあり個人的にはChatwork(チャットワーク)やSlack(スラック)の方がありがたいんですが、んまあ演劇業界でここをメインに使おうって話にはなりにくい。なんら難しいことはないし、むしろトークの内容はこれらの方が管理しやすいと思うんだけど「馴染みがない」という理由で採用されない・普及しない。

WSなどの「プライバシーに配慮しつつ連絡はマメに取らなきゃいけない」みたいな場合にも使えるしさあ、ねえねえ、これからはこっち推していこうよー。LINEはプライバシー・プライベートに近い分、仕事の範疇を越えた部分で問題が起きやすくて嫌だな、面倒臭いなと感じてしまうのだよなあ。

ナーバスになった先の展開

でね、問題はこれなのですよ。これまでは「苦手だな」と思いつつもどうにか使っていたのですよね。ところがこのところ、通知音が鳴る度に息が詰まって胃も痛くなるという、LINEの通知音ごときにまさかの身体症状が出現!

まじかー。

って。思うよね、これはちょっと想定していなかった事態。あまりのできごとに変な笑いが出た。で、自分の心理状態と共にちょいと探ってみることにしたのです。「なぜそんなにも違和感を感じるのか」というところと、「なぜそんなにも不安や恐怖を感じるのか」というところ。

なぜそんなにも違和感を感じるのか

これはもう単純な話で、普段、ビジネスシーンでLINEを使う機会がないから。厳密に言えば同僚とやり取りをすることもあるのだけれど、それはオフレコや直接連絡とか時間外の話だったりと限られた範囲なのだよね。社内外、基本のコミュニケーションは対面・電話・書面・メール。チャットツールを使うこともあるけれど、それだって公的なもの。この辺りは特筆する程のことでもないですね。

なぜそんなにも不安や恐怖を感じるのか

最近個人的に問題になっているのは主にこちら。「わざわざ言うことでもないよね?」って思うんだけど「あれ?もしかすると一般的にはそんなに神経質になることではないの?」とも思うから書いてみる。

文字だけ、特に短文コミュニケーションだと感情が伝わり難いからこわくない?

せめても電話なら抑揚や間がわかるけれど、超短文が基本になるLINEでは行間も読めなくない?ニュアンスわからなくない?Twitterなどもそうだけど、文字だけのコミュニケーションは受信にせよ発信にせよ内心ドキドキするしビクビクするし。

それは塩対応なの?怒っているの?

たとえばですよ?たとえば「べつにいいよ」なんて言われても、単なる塩対応なのか怒っているのかわからなくない?前後の文脈から推測する?基本超短文でのコミュニケーション、推測できるほど文脈らしい文脈ある?推測できる程度の文章量を書こうものなら今度は「重っ!キモっ!こわっ!」ってならない?

ちなみにこの例で言うと私は「べつにいいよ☆」とか絵文字でもついていない限り「怒らせてしまった」と捉えがちです。そうなると「装飾で誤魔化している場合ではないし、余計なことも言えない!」と思って今度はこちらがガッチガチの文面・文言・塩対応になってしまうという悪循環。で、最終的には何も言えなくなってしまい、モヤモヤしたまま曖昧な終わり方になってしまう。

重苦しく考えすぎですか。

それは重々承知しています。でも、「顔が見えないやりとり」というのは私にとってそれ程にプレッシャーを感じるものなんです。長文が書けるnoteは最高、ある程度のボリュームが綴れるメールやTwitterはまだよい、LINEはヤバい。

●●●傾向ゆえLINEが苦手というケース

はい。私のツイートやnoteに度々出てくるアレです、HSP。

文字だけのコミュニケーションを苦手とする人も少なくないらしい。「無意識に行間を読もうとする」「無意識に真意を探ってしまう」「無意識に意味を追おうとする」などの性質が顕著なところへ来て、顔や声のトーンがわからないツールだもんね、行間読めないもんね。そりゃあ思考と感情、こんがらがる筈だ。

ざっくりと雑な分類だけど、非HSPとHSPに分けた場合の話。少数派であるところのHSPは幼少期からのコミュニケーションの中で「諦め」や「抑圧」という類のものが身についてしまったり、学校や集団などのコミュニティにおいて否定されることが多かったり、賛同を得られないというような機会も多く、自己肯定感や自尊心を十分に育てることができないまま大人になるケースが少なくない。

そうすると、前述のような「単なる塩対応」であったとしても、「怒らせてしまった」など深刻な方向の解釈に向くことがあるのだそうだ。我ながら面倒臭い。

せめて改善したいと思うので

こわいのはこわいままだし、できることなら電話や対面で乗り切りたいところではありますがそればかり言ってはいられないので、どうにか改善しようと心掛けています。

たかだかLINEごときになぜこんなに振り回され、解釈するために骨を折らにゃならんのだ?という不満はあれど、現状それが主なコミュニケーションツールになってしまっているのだからどうしようもない。それも仕事ならば個人の都合や事情は後回しってことで。

なるべくやわらかく届くような言葉を選ぼうと努力したり、失礼や誤解のないように気をつけたり、使える時には絵文字やスタンプを使ったりするんですけどね。業務連絡的なやり取りだと装飾のしようもないですし、細心の注意を払ってメッセージを送ったとしても、「ガン!」「ズバッ!」「バサッ!」みたいな感じでレスが来ると心は簡単に折れます。そうなると「ごめんなさい!私の言い方の何が悪かったのか教えてください!ごめんなさい!ごめんなさい!」って泣きそうになるんだけど、それだってたぶんお相手はそんなつもりで言ってないんだろうな。うーん。

知ってる、知ってるんだ!

LINEがそんな重苦しいツールでないことは知ってるんだ!誰が悪いってものでもないことも知ってる!明確な悪意をもってのメッセージでもないのならばそれは相手も悪くないし自分だって悪くない!それもわかってる!たのしい時はたのしい、その感覚も知ってる!

だけど。

無精者という意味ではなくて、本質・性質という意味でLINEやメールが苦手だという人間がいるということも知って欲しい。互いに悪意のない内容や表現、言葉によっても大きな刺激となり、時にショックを受ける人間もいるということを知っておいて欲しい。

そんな思いがあって書きました。案の定とっ散らかってしまったけれどね。だけどまとまらないことわかっていて、それでも書きたかったんだ。あとは自分の気持ちと思考の整理。誰が悪いってこともない話は本当に難しい。

とにかく、少しずつ改善してゆきたいと思っています。

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