意見の仕方が変わった。
主張の仕方、声の通し方が変わった。

「大人だと思っていた」頃は臆することもなく自身の考えを披露、それはそれは声高に。第三者の注意・視線を集める力はあるし、自分の考えを持っているからこそできること。共感も反感も買って、それこそが影響力かのように思っていた。

それはけして「意見」ではない。
それは真の「主張」ではない。

意見の仕方が変わった。
主張の仕方、声の通し方が変わった。

自分の意見や主張に耳を傾けてもらえるように、なんら関係の無いように見えることを一所懸命にやってみたり、一見自分の意見など持っていないようにのらりくらりとしてみたり。「こちらの方がよい」と思えば、まるでプライドなんて無いかのように簡単に考えを改める。

大人になったものか？

あの頃よりは。
だけどまだまだ。

来年になればきっと「青かったなぁ」って今のことを笑ってる。

大人になったものだ。
来年はもっと大人になっているものだ。

たぶん、きっとね。