withコロナでカラーの市場も変化

withコロナ生活の中で、

美容業界でも変化は生じてきている。

実際、この自粛中

他業種の仲間からの質問で一番多かったのが

「市販のカラー剤で、どれが1番良いの?」

これ。

コロナで美容室に行けないから、自宅で染めたい。

ということからの相談だった。

正直、市販のカラー剤に関しては

どれもドングリの背比べと思っている。(ダメージに関しては)

結果的にいうと、サロンカラーには

到底かなわないとおもっていた。

どれがいいと聞かれたときに

どれも微妙。としか答えられなかった。

しかし

正直、10代の子たちはコロナ関係なく

自宅でカラーをしている子が多いわけで

インスタや、実際に身近にいる子で市販カラーで染めている髪を見てみると

意外や意外に、発色も良いしダメージを感じないのが正直なところ。

見栄えに関しては、かなりのレベルまで来てるな、市販のカラー。

と思ってしまう。

見栄えに関してはね!

でもやはり

実際市販のカラーに使われている成分でアルカリ剤をみてみるとほとんどが

モノエタノールを使っている。

これは、揮発性がとても低いので、髪の中にとどまってしまうのだ。

髪の中に残留し

それが必ずダメージとなって出てきてしまう。

見た目はいいけど、確実にダメージは残る

というのが市販カラーの構造だ。

では、

整理してみると

若い世代 自宅カラーの子たちは一定数いる
コロナ影響で、仕方なしに自宅カラーをする人も増えた
色合いや、仕上がり具合はなかなか良い
髪に残留物によるダメージの蓄積される

こういうことだ。

だったら、サロンでは自宅カラーで傷んだ髪専用に

後処理剤の店販商品を用意するのをお薦めする。

コロナで仕方なく自分でカラーしてしまったお客様も中にはいらっしゃるかもしれない。


カタラーゼとリンゴ酸などのphコントロール剤が入っている処理剤がよい。

カタラーゼは、残留オキシを除去、リンゴ酸はアルカリコントロールのため。

私のお薦めの処理剤。

コタ アウターCMC 400ml(分割販売する)

ODP クリームズクリーム  (50gからサイズがある)

この3種類は、クリーム系でカタラーゼ、リンゴ酸も入っていて

カラーのケアにおすすめの商品になる。

市販のカラーは確かに格段に良くなってきているという事実

そこから目を背けず、相互補完していくという考え方もいいのではないかと。

だからこそ、ケアに関してフォローしてあげることが重要なのかなと。

多少なりともマシな状態でサロンに戻ってきてもらうための策として。

どうだろうか。





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