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出し切ったよ、私。2022年

2022年が終わろうとしている。
今年のことを振り返るなら今だ。明日じゃない。いろいろなことを好き放題にしてきたこの一年をぜひとも振り返りたい。

今年の2月、私は周囲の勧めもあってnoteを始めた。
思ったよりもずっと気軽で気さくで、構えなくてもいいところがとても気に入った。記録に残しておきたい昔の旅エッセイも、noteに投稿しマガジンにまとめることで、自分自身にとっていい整理になると思った。そして、このSNSを通して思いがけなく素敵な人達との出会いがあった。noteを始める前は、こういったオンライン上でのやり取りはまったく期待していなかったので、日々noterの皆さんとささやかにやり取りできることがとても楽しい。

そう。楽しいことが一番なのだ。
私は今年、やりたいこと好きなことを優先的にやってきた。

まず、今年はCDをリリースすることが決まっていたので、その内容にずいぶん時間をかけた。今年の初めの頃にはプロジェクトが始動し、内容についての話し合いを重ねてきた。春にはオリジナル曲の制作に入り、それと並行して収録曲の譜面作成、各曲の取り組み、その他リリースに向けての煩雑な作業に追われた。気がついたらもう季節は夏だった。

この頃に私は「もう何もかも思いっきり全力で楽しもう」と腹を括った。

秋にはイベント出演が重なり、それも後にも先にも歌わないであろうR&Bの曲や聞いたこともない名曲を頭に叩き込む毎日を送った。その合間に、イベント向けの書き下ろしの短編小説を仕上げ、資料を作成し、翻訳し、オリジナル曲の歌詞を書き…とまぁ夏以降はnoteどころではないくらいに忙しく過ごすことになった。もちろん、これらの作業の先には”歌う”というパフォーマンスがある。そしてこの間も、生徒さんへのレッスンやライブプロデュースなどに全力で向き合った。更にレコーディングが待っていた。

本当に忙しかった。

私は、歌うこともピアノを弾くことも、教えることも彼らを引き立てることも、料理をすることも、文章を書くことも絵を描くことも、翻訳をすることも、音楽や文章の創作をすることも、全部全部大好きだ。

今年は、これらの私の大好きなことを余すことなく全てに手を出し、成果物を出せたと自負している。

これまでの私は、歌ったり教えたりしているだけだった。そうではないと言われるかもしれないけど、だいたいそんなものだった。今年の自分を経験してしまうと、これまでの自分がその程度だったように思える。

レコーディングが終わり、忙しさのピークを超えたと思ったのは気のせいだった。その後も私はちょっとした短い文章やキャッチコピーなどの作成に追われ、撮影が数度に渡って行われ、そうこうしているうちにプレリリースライブの準備に追われることになった。でも、私はこれまでのように忙しさを言い訳に細かい作業をおざなりにはしたくなかった。準備不足というバカバカしいストレスなど、1mgも負いたくなかった。私は合間を見つけて衣装や髪型などの準備にもきちんと向き合った。いつもは衣装など軽視しがちな私だったが、今回私は精一杯頑張った。おしゃれも化粧も苦手なのに、すごく頑張った。

お陰様で、CDプレリリースライブは大成功に終わった。

ところで、私は料理がとても好きなのだ。これまで、これを仕事にしようと考えたことは一度もない。ただ好きなことを折を見てしてきただけである。それなのに、今年はなぜか料理の依頼を立て続けに受けることになった。料理依頼のピークは”結婚式の料理”だった。内輪でのパーティではあったものの、招待客は40名、そのうちの半分が20代男子という鬼設定だった。20名程度ならいざしらず、その倍の人数だなんて。そんな大人数分の料理など経験したことがない。

私は頑張った。
出しても出しても瞬殺で食べ尽くす男子達に負けなかった。これでもか、これでもかと料理を出し続けた。7kgあった肉が全部なくなった。最終的には中華風の土鍋肉ご飯を出してやった。どうだ、まいったか!とばかりにバーンと出した。客席から

「お母さんの料理と同じくらい美味しい!」

という男子の声が聞こえた。

準備した食材は気持ちが良いくらい全部なくなった。清々しかった。そして私は白い灰になった。あしたのジョーの最終回さながらだった。

大好きなことをやり尽くした2022年。とっても充実した一年だった。私は毎年、前年の秋くらいに、遅くとも年始にはその一年の目標を立てる。今年の目標は「満足のいくCDをリリースする」だった。それ以上の成果があった一年だった。この時期、私は一年の目標だけでなく、短期、中期、長期の目標も見直すようにしている。今年は中期の目標も達成出来た。

中期の目標、それは「自分が中心となって仕事を循環し、豊かさをシェアする」というものだ。

ただ演奏依頼をするだけの仕事の循環ではない。
私が仕事を生み出し、収益を上げるということが出来たのだ。私のアイデアで、私にしか出来ないオリジナリティのある内容のものを、その仕事に携わるすべての人に利益がある形で回すことが出来た。

振り返れば、一年を通してこの中期目標が出来ていたように思う。これは私にとって大きな一歩だった。

来年の計画はまだふんわりとしか立ててない。唯一「来年は遊ぶ!」ということだけは確実に決まっている。来年は遊ぶ。遊ぶのだ。


さて、この記事のサムネは私のニューアルバム『Baby in Jazz』のジャケットです。私は顔がアレなので、被り物をしました。

アルバムは既に全国リリースを開始し、ストリーミング配信も開始しております。ストリーミング配信は、リンゴ、密林、線、点特定、等その他だいたいのところから配信されております。ご興味がある方はぜひ聴いてみてください。

また、CDリリース記念ライブが2023年2月10日(金)に目黒で行われます。こちらもレコーディングメンバーが揃っての貴重な機会ですので、ぜひ足をお運びいただければと思います。
※ 当日、CD販売もございます。この日は消費税サービスの価格で販売いたします。

◎『Baby in Jazz』3rdアルバムリリース記念ライブ
     
2023年2月10日㈮ 目黒 Blues Alley Japan
Open 18:00 Play 19:00~
メンバー:小池修(ts)青柳誠(p)納浩一(b)大坂昌彦(dm)

BLUES ALLEY JAPAN Restaurant Bar & Live

【ご予約はこちらから】
Schedule | BLUES ALLEY JAPAN

#2022年のわたしと仕事 #皆さん私と一緒に遊びませんか

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